369話 アルバ族誕生
*****************出て来る魔物と魔法、魔道具の紹介**********
革鎧:
ワイバーンの強靭な革で出来ている。マジックバック機能があり、
魔力タンクを装備、各種収納は勿論、緊急脱出装置、転移機能も付属。
用途に合わせスペックの変更も可能。
〔テレポート〕:
行ったことが無くても、念話で場所のイメージと、
座標が判れば飛ぶ(テレポート)出来る。
移動距離は、ボスでも、オクタの街からキロの街まで余裕で移動可能。
〔テレポート〕できる者同士が念話で場所を共有すれば一緒に飛べる。
〔ムービング〕:
魔力ハンド。魔力で腕を作って物理的、魔力的な干渉を行う。
念力に近い。習熟度により、腕の数が増える。現在4本が限界。
ムービングハンドの先から攻撃魔法が出来るか訓練中。
エレンの特性首輪:
必要以上に放出される魔力を、AIの魔力タンクに転送。
アルバ族誕生----------
「さて、早速ですが、狼に二つの属、アルバ属とボス属を造ります。
編成はアルバが連れて来た者たちはアルバ属、今まで居た者がボス属。
それぞれの頭をアルバとケンにやってもらいます。」
ケンがびっくりした様に、私とパニエルを見ます。
「パニエルには二つの狼族を束ねるマーシャル|(元帥)に成ってもらいます。
私はマーシャルであるパニエルを通して、命を伝えます。
パニエルはアルバとケン二人と相談して
私の命をどの様に遂行するか決めてください。
ただし、急を要する時、まとまらない時の決定権はパニエルが持ちます。」
「カレン、今のケンの様子を見て分かったと思うけど、
ケンを助けてあげてね。」
『はい、判りました。』
「ケン、貴方は偉くなった訳では無いですよ、
面倒な仕事が増えただけです。頑張ってください。」
『はい』
「おそらく、16頭の名づけを行うと、私は魔力が少なく成って、
少し休まなければ成らないので、今のうちに、話して置きます。」
「まずは、家、今の家を拡張するのか、近くにもう一つ作るのか、
決めてください。決まればすぐにでも工事が入ります。
子育てもどうするか考えてね。別々?一緒?」
「革鎧の使い方、テレポート、ムービングはボス属が総出で行ってください。
革鎧は人数分パニエルのマジックバックに入れて置きます。」
(AIマスター、狼の革鎧、16個パニエルのマジックバックに送っておいて)
《承知致しました。》
「パニエル、食料はまだある?」
(『有りますが、少し補充お願い致します。』)
「シーサーペントとユニコーンどっちが良い?」
『ユニコーンでお願い致します。』
ユニコーン100匹をパニエルのバックに移します。
「さて、名づけを遣ろう。」
「性別を分けて、並ばせて頂戴。子供も一緒にね。」
「我が名はルビ・ヴラド、親愛の証として名を授ける、汝の名は
バート、ディック、ヴァン、ダイク、ドース、シニア、ジョージ、ジュリー、、
アンリ、ドリス、ジェーン、キャロライン、ドリス、ブリル、リタ」
一匹ずつ頭を触り名を告げて行きます。
「今後はそれぞれ、
バート、ディック、ヴァン、ダイク、ドース、シニア、ジョージ、ジュリー、
アンリ、ドリス、ジェーン、キャロライン、エレン、ブリル、リタ
と名乗るが良い」
「生涯、お前達と共に生き、お前達にとって不名誉な命令はしない。
友として一緒に歩んで欲しい。」
(了承しなさい。)((((((・・・・ウォン)))))・・・・・
(一匹とんでもなく魔力が高い者が居ます。やばい、魔力タンクから補充!。)
みんな一瞬ビクンとし、体が少し大きく、毛色も白く成った様なです。
目にも光が宿り、知性を持ちます。
はぁはぁ、危なかった。こいつベリアより魔力高い。
どの子・・・。子犬のエレンだわ。
(AIマスター、発動魔力の制限あるいは、
人並み以上の魔力を吸収する物頂戴、子犬に付ける。)
《承知致しました魔力を吸収、私の所の魔力タンクに転送します。
革鎧が使える様に成ればそこの魔力タンクに転送。首輪タイプにします。》
(ん?AIの所の魔力タンクを使って、魔力の出し入れが出来るん?・・・)
AIマスターが慌てています。
《いえ、入れる事が出来ても出すのは結構手間がかかります・・・・・。》
(じゃあ、出来るんだね。まぁ、これについては後から考えます。)
念話で、
(「パニエル、魔力がとても大きい子が居ます、このままだと危険なので、
私が、特別な首輪を付けます。」)(『承知致しました。』)
エレンの傍に行って、抱っこして、皆の前に戻ります。
(『あの、御主人さま、私は・・・』)
「大丈夫よ、私の事はララと呼んでね。」
(『はい、ララ様。』)
「これから、説明しますからね。」
足元にエレンを降ろし、みんなに向って説明します。
「この娘、エレンは、私の魔力の影響を受けて、魔力がとても大きく成りました。
このままでは危険ですので、魔力を制御出来る様に成るまで、
特製の首輪を付けます。」
マジックバックから首輪を取り出し、エレンに付けます。
「この子は魔力が多い事でとても苦労するでしょう、
みんなで温かく見守って上げてください。
優しく育てばきっとみんなの助けに成ってくれる娘です。」
「パニエル、アルバ、ケン、頼みますよ。」(『『『承知致しました。』』』)
不安そうに見上げているエレンに、
「エレン、恐がることは無いよ、今まで通り、みんなと仲良く遊んでおいで、」
と言って、お尻をポンと押してあげると、
トコトコと子犬たちの所に戻ります。
つ、疲れました~~。
「さて、説明についてはアルバとパニエル、話してあげてね。
私は部屋に行って、寝ます〔テレポート〕」ちょっと寝ます。
「ぐぅ~~」
次話:カラスの名づけとアンネの覚醒




