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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
364/969

364話 変装解除

変装解除-----------


フランと二人、〔テレポート〕で門の前に飛び、門を抜け、

 (この門重たいね。何とか成らないかなぁ。)出口に急ぎます。


(AIマスター、洞窟の中走ってくぐらなくても、門を出た所で

 テレポートしゃあ駄目なの?)


《問題は無いと思いますが、確実性を求めるならば、

 洞窟を抜けてからの方が宜しいかと思います。》

(わかった。)


出口を出ると、キロの街の拠点に〔テレポート〕。

此方はもうう真っ暗です。


(AIマスター、魔国と此方は少し時間がずれています?)

《魔国の方が4時間ほど遅い様です。》


なる程、念話が通じるのが不思議な程ですね。

まぁ、ダンジョン自体が異次元みたいなものだからね。


ノックをすると、オストがドアを開けてくれました。

「ただいま~。疲れたよ。みんな、ご飯食べた?」

『これからです。』


「よかった、食事しながら、スタンから、今日の話を聞いて。

 明日は休みね、活動は明後日から。」


「私は、リナの所に行くから。食事はいらない。」

『じゃあ、みんな、お休み。』リナの所に向います。


(AIマスター、リナに情報渡して、)《承知致しました。》

ノックをして、『はい?』「ララだよ、入るね。」

中に入ると、リナが私が出て行った時と同じ格好で居ます。


まぁ、動く必要は無いからね。

「リナ、一緒にラボに戻りましょう。」

「私も変装を解くから。」『畏まりました』


(AIマスター、リナは回収?私は〔テレポート〕?)

《そのようにお願い致します。》じゃあ、〔テレポート〕!


「この変装も、これはこれで良かったけどね。でもやっぱり、元に戻してね。」

《では、眠ってください。》コトンと、スイッチが切れます。


スイッチが入り、目が覚めます。

昔テレビで見たロボット警察官の修理の場面を思い出します。

修理される側の視点で見ているのは面白かったなぁ。


「グラン、私の体に何か仕掛けた?」

《滅相もございません。何もしておりません。》

「滅相も、とは何ぞや、私は魔王では無いよ。」


「それはともかく、魔国でアクセルを見つけた時、

 位置情報、監視、盗聴機能の付いた超小型の物を

 付けたいんだけど、出来る?)


(送信はせず、超小型のマイクロチップを落とし、

 黄金虫が回収する様にすれば感づかれないと思う。」


「見つかった時の自爆装置も」

《承知致しました。相手はゲネメですので、少しお時間を下さい》


じゃあ、私はオト様の所に行くね、

ネズミ達の様子も見たいし、このまま屋敷に泊まると思う。

《承知致しました。》〔テレポート〕


直接ポウの空間にテレポートしてみましたけど、出来るみたいです。

『あっ。ララしゃまだ』マニが飛び付いて来ます。

「どっせい!」ムービングハンド二本出して、体を支えます。


最近はこうでもしないとマニと一緒に飛んで行ってしまいます。

力と言うか、パワーが有るんですんよね、この娘。

最近はムービングと言わなくても魔法が発動出来る様に成りましたよ。


本当に、窮すれば通ずですね。

ポウが私の傍に来て、ララ様、向こうの様子は如何でした?


「うん、ダンジョンの門が生きていたので、

 起動して、向こうの様子を見に行ったんだけど、警戒はしていないね。」


『やはりそうですか。』

ここで、何故やはりと来る?。ま、いいでしょう。


「簡単に入れたので、様子見がてら、ラグジュの捕まっている屋敷に

 行ったんだけど、ここも警備はゆるゆる。

 あえて、出直す必要も無いので。救出してきました。」


「ついでに、一緒につかまっていた九尾属の娘を助けて来たよ。」

オト様が、びっくりしています。

『今何と?、聞き間違えで無ければ、・・・』


「はい九尾属の娘を救出してきました。」

『・・・・』「どうか致しましたか?」


『ララ、九尾属と言うのはどの様な存在か知らない様だね。』

「はい?、何か不味い事に成っていますか?」


『まずくはないが、面倒臭くなりそうですねぇ。

 九尾属に付いて説明しましょう。』


『九尾属は豊穣神、の直属の眷属で、色々と神事に拘る事を行っている、

 白狐の上位種に成ります。地位も能力も高く、あまり数は居ません。』


『昔、ぐれて、悪さをして、神に封じられた有名な者が居たので、

人間界には良い印象がない様ですが、

本来は人間界とは接点があまりない所で生活をしています。』


次話:九尾属

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