361話 グラッセ男爵邸
*****************出て来る魔物と魔法、魔道具の紹介**********
魔眼
AIの研究所で装着した。<魅惑の魔眼>魅了の下位互換で常時発動型。
誰からも嫌われる事が無い。強く念じるとヒュプノ効果が発動。
尋問が出来る。行動を操作できる。
グラッセ男爵邸--------
グラッセの屋敷の近くに来ると、フランと二人、フードを深くかぶって進みます。
衛兵が一人門の前に立っています。衛兵の前まで行っても気が付かれません。
脛をけるく蹴ります。びっくりして私を見ます。
〔魔眼〕
「門を開けなさい、私達が通ったあとは門をもとどうり閉めてください。」
フランと二人が門を通った後、閉まります。」
兵士たちを見、、「誰も来なかった、貴方も門は開けなかった。良いですね。」
衛兵は頷きます。「フラン、行きます。」
フランが頷いてついて来ます。真っすぐ研究棟に向います。
中に入るといくつかの部屋と、階段が有ります。
「ライナ、出て。」ライナが出ました。
少し、びっくりしています。
【何でこんなに簡単に・・・】
「さぁ、ラグジュの所に案内して。」
【はい、こっちです。】
階段を降りて、すぐ右に半開きのドアが、有ります。
そこに誰かいる様です。ぶつぶつ何か言っている様です。
【博士が居ます。】
「ちょうどよいわ、色々と聞いてみましょう。」
ライナがびっくりしています。でも見つかって・・・。
無視して、部屋に入ります。
フランがライナに、気にするなとでもいう様に手を振ります。
「博士は、気が付かない様なので、前に回って、デコピンします。
【おっ!】〔魔眼〕
「あなたの名前は?」
【モンブラン博士じゃ!】
「お前は・・・」
魔眼の危機が悪い様です。
〔魔眼〕〔魔眼〕〔魔眼〕!三倍濃縮!これでどうです。
「あなたの名前は?」
【モンブラン博士】
「何をしているのです」
【スタンビートを起こしたダーククリスタルが消えたのじゃ。
何処にもない。】
「急激な魔力放出の余波で蒸発か異次元へ転送したのでしょう。」
「その様に思いなさい」
【分かった、異次元転移した。】
「あのクリスタルは魔物を何処から呼んでいるのですか?」
【ダンジョン核に誤認させて、
指定の、もう一つのクリスタルの有る所に魔物を大量に作らせるのじゃ。】
「では、指令を出す魔石はダンジョン核の傍ですか?」
【いや、今は回収して、そこに有る。】
指をさす所を見ると、もやもや水晶玉より二回りほど
大きい、物が置いて有ります。
「これを造るのは大変そうですね。」
【そうよ、5年かかった。金もかかった。もう一回作るのは難しいだろう。】
やった、これは絶対もらっていきます。
博士が何やら話し出します。
【よいか、今までは、スタンビートは国選級の魔導士が、
その命と引き換えに超す秘術で、絶対の禁呪とされていた物じゃった。
所が、これを使えば、始動時に多少魔力は食うが、命の危険が無く、
発生可能なのじゃ。これが完成すれば最終兵器にも成りうる発明じゃぞ】
博士は、自分の説明に酔っている様ですね。取らぬ狸の皮算用ってね。
「そうですか、では、持ってきてください」黙って持って来ます。
そのままマジックポシェットに入れて。
AIマスター、解析お願い《承知致しました》嬉しそうです。
「この結晶を作る材料は何処ですか」
【そこの棚に入っておるわ、】
フランが指さす棚を開けると、何やらいっぱい入ってます。
「フラン、全部仕舞って」、フランがマジックポバックに全部入れます。
「博士、ラグジュは何処?」
次話:クキとラグジュの救助




