360話 魔国の拠点
魔国の拠点----------------
ジョージが呆れてます。
【友達と買い物に行くみたいだな、所で、ネズミの部屋はここでいいのか?】
「屋根裏でも、物置でもいいよ。」
【金貰うんだ、そうはいくかぃ!】
「じゃあ、一番狭い部屋で、隠れる所が有る所。」
【わかった、隠れる所は後から作ってやる。こっちの部屋だ。】
案内された部屋は、ベットと小さなテーブルが一つの三畳ほどの部屋です。
「ここ良い感じね、私の隠れ家にもいいわね。」
【ネズミと同居じゃあ、割り増しは取れないな。】
「何、言ってるの。角兎山ほどあげるから、倉庫はどこ?」
【こっちで頼む。】
一階の倉庫は二畳ほどの部屋で、少しひんやりとします。
「冷却魔法使ってるの?」
【ああ、俺が使える。】
「へ~。ここに入るだけでいいの?」
【まてまて、そんなことしたら、他の物が入らなくなる。
そこの棚、下から二段目まで入れてくれ。】
「なんだ、ちょびっとしか入らないじゃない。そ~れっ」
棚にぎゅうぎゅうに詰め込みます。
50匹も入らないよ。【ああ。十分だ】他に欲しい物無い?
【塩とか、香辛料は持ってないか?】
「有るよ、何処に出すの?大きなカメでも出してよ、一杯にして上げるから」
【ほんとか、じゃあ、これに。】5L位入るカメを出します。
「見かけによらず遠慮深い事。ほいほいっと」
「胡椒はどうする?」
【有るのか、少しでいいい、分けてくれ。】
「ほれ、そこのカメ出しなさいよ。」
1L程入るカメを指さして持ってこさせます。
「ホイホイッと」一杯に成りました。
【すまねえ、これで、ちゅーは好きなだけ、居てもいいぞ。】
「じゃあ、宜しくね、私たちは、まっすぐ人の国に帰るから、
また来た時には宜しくね。」
【おう、いつでも待ってる。今度はラグジュさまも
連れて来てくれ。】「はいよ、ちゅー太Dを宜しくね。」
【任せとけ、じゃあな。】手を振って分かれます。
次話:グラッセ男爵邸




