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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
356/970

356話 魔国入り口

*****************出て来る魔物と魔法、魔道具の紹介**********


魔力探査〔ピチョーン〕:

  探査魔法。魔力を薄く広く、水面移落とした水滴で広がる波紋の様に。

  反射して来た魔力を解析する事で、何が居るのかがわかる。

  なれると、個人の特定も出来る。


ブラッディバット:吸血蝙蝠体調30㎝位。超音波で惑わせる。

魔国入り口-----------


「さて、みんな、お腹減ったでしょう。

 少し遅くなったけど、お昼にしましょう。」


みんな、嬉しそうです。

「この前、熊食堂の親父さんに作ってもらったお弁当だよ。」


みんなの前に、テーブルとお弁当、果実水を出します。

今回はヌームのステーキ弁当です。


パンはバスケットごと、テーブルに。

「じゃあ、いただきまーす。みんな、食べ過ぎないでね。」


ボスはあっという間にペロリです。他の者の食べるのを見ています。

「ボス、駄目だよ。」(『わかってます。』)

ちょっとかわいそうですね、では、サービスで串焼き3本。


「ボス、おまけね。」(『宜しいんですか?』)

「いいよ、皆はあれでお腹いっぱいだから」。

ちゅーたDも一生懸命食べてます。


「チュー太D、余ったらマジックバックの中に入れておいて後からおたべ。」

(『はい、有難うございます。』)


「少し休憩にします。」

『『『『はい』』』』。

ルチア、高い所から警戒しておいて、私は周りをちょっと調べます。


変わった薬草生えてないかな~。少し見回りましたが、何もありません。

仕方が無いので、AIマスターと門の調査です。


(AIマスター、何か判ります。?)《魔力切れで死んでますね。》

(じゃあ、魔力を入れると動くの?その魔力は魔石?)


《そうですね、オーガクラスの魔石が必用だと思います。

 右側に魔石を入れる所が有ります。》

右側を見てみると、引き出しみたいなところが少し開いてます。


(起動方法は分るの?)

《簡単な、システムなので、動作可能です。》


(動かすと、感知されるよね。)

《果たして、警報システムが生きているかも疑問です。》


(あちこち、壊れているの?)

《いいえ、警報装置は後付けですし、メンテナンスもされていないので、

 動かないでしょう。》


《転送機、門としての機能は、

 このダンジョンが出来た時の物でしょうから、問題無いと思います。》


(聞いた事が有る、ダンジョンの中の異空間を

 ルシファーが見つけて魔物の国としたとか。)

《その通りです。》


(問題は何処に繋がっているかだね。

 非常用、脱出用ルートは確保したい所です。)


「ライナ、ちょっと来て」

【はい、何でしょう。】魔国にカラスや狼は居る?

【首都の中には居ません。】


「私とスタンがローブを頭からかぶって居れば、目立たない?」

【ええ、魔法使いは同じ格好をしています。】


「ムウとマウはまだ眠って居るね。」

【はい、気持ち良さそうに寝ています。】

「これから、魔国入ってみようと思います。案内頼みます。」


【ふぇ!?。こ、これから行くんですか、】

「ここへ通じるルートを確保するだけです。」

「ボスとルチアはキロの拠点に戻って」


ボスが心配そうに、(『ララ様・・・・』)

言い違えていますけど、何も言いませんよ。


「大丈夫ですよ、ちょっと鼻先出して帰って来るだけですから。」

(『いつもそれで済まないから・・・。』)


ボスがぼやいています。無視します。

「二人ともテレポートで戻ってね。ここの場所はよく覚えておいて。」

(『『解りました。』』)


「フラン、行きますよ。」

オーガの魔石を取り出し、ひきだしに入れます。

ブ~ンと言う音がして、起動したようです。


(AIマスター、これからどうするの?)

《後は、こちらでしか出来ませんので、任せてください。はいPOEN》

ゲートが開きます。岩が無くなり、岩をくりぬいた様な洞窟が現れました。


向こうまで、結構長そうです。

暫く歩いて、振り向くと曲がった様子もないのに入った所、

入り口の光が見えません。


出口も見えません。薄っすら周りが見えますが、

「こりゃ知らないと恐怖だわ。」


何か気配がします。〔ピチョーン〕

「ブラッディバット、が一杯居ます。此方に気が付いた様です。」


〔麻酔〕

天上から、みんな落ちて来て、ものすごい事に成ってます。


「此れだけの量を一匹ずつ仕留めて行く訳にも行きませんね。

 う~ん、あれを使ってみましょう。」


〔バリアー〕平たく床に沿って広げて、風呂敷で包むように、丸めます。

〔シールド〕蝙蝠を包んだバリアーを〔シールド〕で覆います。

〔シールド〕の中の酸素を抜きます。みんなすぐに死んでしまいました。


マジックバックにポイッとな。


さて、先に進みます。

500m程も進みましたか、大きな木の扉が見えます。

取っ手が有りませんが、こう言うのは押すんですね。


スタンと二人で押します。ぐぐぎぎ、重い。

〔ムービング〕〔ムービング〕〔ムービング〕

人一人が通れる大きさに開きました。


扉につっかえ棒をして、閉まらない様にしようかと思いましたが、止めます。

見つかった事を考えるとね。それに、帰る時は、何とかなりますよ。


(AIマスター、連絡が、私との通信は可能ですか?)《問題有りません。》

(この念話が妨害や、盗聴される可能性は?)《ありません。》

(言い切りましたねぇ。ま、いいでしょう。)


次話:魔国潜入

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