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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
354/970

354話 5階層入り口

*****************出て来る魔物と魔法、魔道具の紹介**********


ロックゴーレム:岩のゴーレム、硬い。


〔スキヌソー〕:

  エアーカッターを丸鋸状に変形させて飛ばす。

  〔ムービング〕で自在にあやつることができる。

5階層入り口-------


(「ライナ、出て。これからどうするの?」)

【ふぁ~い。】

「あんた、寝てたの?」


【と、とんでもございません、

 ラナ様が御仕事中に私が眠るなんて、居眠り位は・・・。】

嘘がばれて、睨まれてしまったので、言い訳が尻つぼみです。


「とにかく、次、この魔石どうするの。」

【はい、それぞれの魔石を決まった場所に、同時に入れます。その場所は、

 文字が書かれた岩が、泉の三方に有るはずですが、何処でしょう?】


「頼りないわね。みんなで探すよ。」

「泉の周りを回って、それらしき物を探すよ。

ここはダンジョン魔の森を忘れないで、何が出て来るか分からないからね。


スタンとボスは一緒に行動。右回りに、

ルチアは私と一緒左回りに、ツーマンセルで行くよ。」

ライナを持ち上げて飛びます。直ぐに、


【ラナ様、あれだと思います。】

言われた所に降りてみると、高さ1m程の岩が有り、

一部の表面が平らに成っていて、そこに水と言う文字が掘られています。


その下には魔石を入れるほど良い大きさの穴が空いてます。

「ここに間違いないね。他を探そう。」

しばらく飛ぶと、同じ様な岩が有ります。ここは土と書いて有ります。


「ここで二人が来るのを待って居ましょう。」

程無く、ボスとスタンが来ました。

(『ラナ様、火と書いてある岩が有りました。』)


土と書いてある岩を触り念話で映像を送って、

(「これとおんなじだね。」)

(『『はい』』)


「ライナ、三つの魔石を同時に入れるんだね。」

【はい、そうです。】


(「じゃあ、私とライナがここで、ルチアとチュー太Dが最初の水の所、

 スタンとボスが火の所で、念話で号令したら、同時に入れるで、いいね。」)

(『『『『はい』』』』)


「ライナ、注意する事は?」

【特に有りませんが、魔石を入れると泉の中央に島が現れます。】


【入口を守っているゴーレムを倒して、

 その魔石をこれと同じような所に入れると、扉が開くそうです。】


「また、ゴーレムかい、好きだね、ここのダンジョンマスター。

 で、何のゴーレムだい?」

【決まってないそうです。ランダムに現れるそうです。何が来ても面倒です。】


「しょうが無い、行こうか。魔石を渡すね。マジックバックに入れてね。」

それぞれに魔石を渡して、各自〔テレポート〕で位置に着きます。


(「用意は良いかい」)

(『『『『はい、準備OKです。』』』』)じゃあ行くよ、

  1.2の3!ゴロリンコと。」


みんな、すぐにテレポート出戻ってきました。

お決まりのゴゴゴゴゴゴゴと言う地鳴りがします。

泉の中央が泡立ち、島がせり上がってきます。


「いいね、定番のロマンだね。」周りの皆は????

「あそこに飛ぶけど、すぐ下りないで、相手を確認して、策を考えるから。」

〔ムービング〕島の上空に飛びます。


「上空に待機」

(『私に行かせてください。』)チュー太Dが、タイミングよく、名乗り出ます。

「良いよ、視界共有するよ」(『はい、行ってきます。』)すぐに飛び出します。


らせんを描くようにおりていきます。見えてきたのは。

「大きな扉の前に座っているのはロックゴーレムですね、

 島の地面は水草が付いて滑りそうです。」


念話で作戦を伝ます。

(「みんながキャンディー砲で手足吹き飛ばして、

  ゴーレムが再生している隙に私が額の文字一字を消す。これで行きます。」)


(「スタンはゴーレムに向って右手。ボスは左手。ルチアは右足。

 チュー太Dは壊せなくてもいいから、左足の膝関節を狙って撃って。」)

(『『『『はい!』』』』)


「ライナ、ラグジュの部屋に。」

【へいっ】

「へい、ってなんじゃそれ。」


【いししし】と言いながらラグジュの部屋に飛び込みます。

(「行くよ。GO!」)最初に私がゴーレムの前に飛び出します。


ゴーレムがもっさりと立ちあがた所でみんな、

それぞれ受け持ちの場所にキャンディー砲を連続で打ち込みます。


〔キャン〕〔キャン〕〔キャン〕〔キャン〕・・・・・・・・。

四肢が破壊され、転がります。


壊れた手足が、ゴロゴロと体の方へ戻っていき、繋がろうとします。

私も〔転〕〔ラ〕〔ラ〕〔ラ〕〔ラ〕〔ラ〕〔ラ〕・・・・。

「硬ったいな。」でも削れました。


「emeth(truth/真理)」が「meth(death/死)」となり、壊れました。

「ちゅーたDすごいね、ロックゴーレムだよ、

 ちゅー達みんなに、キャンディー砲の威力、教えてあげてね。」


ちゅーたDはとても嬉しそうです。さて、ロックゴーレムはと、

頭が付いていた所から、体の中を覗くと、核が見えました。


〔ムービング〕で取り出して。〔スキヌソー〕でガリガリと削ります。

パカリと割れて出てきたのが黄色い魔石ですね。

(「ライナ、出て。」)


【呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ~ン】

「お前本当に。ネジ緩んでるね。」頭押さえてます

「ここに入れればいいんだね。」


【はい、御願いします。】

ゴロリと入れると、ゴゴゴゴゴゴゴ。

「良いですね、また定番の地鳴りです。」


「おや、今度は扉が下がります。頑張って趣向を凝らしてますね。関心関心。」

みんなで中に入ると、直径10m程も有る竪穴の壁面に階段が掘られています。

らせん状に回って降りる様です。下の方に光が見えますが、深いですね。


手すり何か有りませんから、飛べない人には恐怖でしょう。

〔ムービング〕飛ぶように、下に降りると、熱帯ジャングルです。


「あ~、もしかして、ここにマンドラゴラとか、生えているんだっけ。

 欲しいけど、今回は我慢。場所が分かったから、テレポートで来れるしね。」

一人でぶつぶつ言っていると、みんなが此方を見ています。


次話:5階層

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