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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
340/968

340話 下見

*****************出て来る魔物と魔法、魔道具の紹介**********

道具

黒いステルスローブ

  このローブを着ると、着ている人が誰だか判らなくなる、

  認識障害を誘発するローブ


魔力吸収装置「ステルス」

  魔法を使った際に外に漏れる魔力を吸収して、魔法を使った事を

  感知されない様にする。隠密行動を助ける。

下見---------


庭でみんなを呼びます。

「サンチェス、ボス、ルチア、ちゅー太D。おいで、」


「サンチェス、これ着て。」

黒いローブを渡します。


「このローブを着ると、着ている人が誰だか判らなくなる、

認識障害を誘発するローブだよ」


「魔物の森ダンジョンはオクタの街に近いから、知り合いも多いだろうしね。」

『お気遣いありがとうございます。』


「お前達にはこっちね」

ボス、ルチア、ちゅー太Dには黒いバンダナを渡します。

「下見から帰ったら、革鎧に、仕込むけど、今はこれを使って。」


みんな、ムービングで上手に首に巻きます。

カッコいいですね、特にちゅー太Dは最高です。


「ライナ、出入り口はダンジョンの何階?」

【馬車ごと入るのでダンジョンの外、少し離れた岩山に有ります】

「そこは馬車だけ?人の出入りは?」


【基本的に貴族が出入りする所なので、

 歩きは、馬車に付いている奴隷程度です。

  歩きだけは聞いた事が有りません。】


「不可能ではないが、居ないと言う事だね。」

【はい】

「他に出入口は無いの?」


【古い出入り口で、5階層フオルンの森の中の巨大トレント、

 世界樹の成りそこないの根元の巨岩に有ると言う話ですが、

  行った事が有り有ません。】


「ずいぶんと嫌らしい感じがするところだね。」

【はい、あまり近づきたいと思いません。】


う~~ん第一候補の通行証を使って収入した場合、

逃走時は、馬車に乗って、出口近くでジャマーを使い、

そのまま突っ切る方法に成りますね。


第二候補は5階層ですか、そこも確認しておかなければ成りませんね。

「では、5階層に向いたいのですが、

 それを使うと、魔国側は何処に出ます?」


【昔は近衛とは異なる魔王直属の部隊が管理していた様ですが、

今は、その上に魔王の別邸が立てられ、封印されています。


以前、門を描いた絵を見た事が有ります。

小高い丘の上に古びた、木の扉の有る絵でした。】


「取りあえず、5階層の侵入口の前に行って、使用出来るか確認したい。」

みんなに魔力吸収装置「ステルス」を配ります。


「最初に馬車の出入り口の近くに飛びます。」

「ライナ、〔テレポート〕は出来る?」

【出来ましぇーん】


「仕方がない、その入り口の近くに岩みたいな、隠れる所有る?」

【1Km位離れて所に小高い丘が有ります。】


「そこのイメージ送って。」

【ん~と、こうなってって、ここに石が有って。・・・】

「ストップ、かなりあいまい。」


(AIマスター、今のイメージで座標判る?)

《おそらく、ここだと思われます。》

座標が送られてきたので。


「一旦、私が飛んでみるから、皆は、待機」

〔テレポート〕なる程、ピクニックでもしたい所だわ。戻ります。

〔テレポート〕。キロの街の拠点に戻ります。


「さて、行ってみましょうか。みんな、ステルスONにして。」

「チュー太D、私のローブの中」


「ルチア、肩に止まって、ボスは私の横にくっ付いて。

 サンチェス、私の左手取って。イメージ送るからね。」



はい、1.2の3」〔テレポート〕。無事到着です。

「伏せて、早速、馬車が走ってきました。」

切り取ったような岩肌の前で止まり、上の方に、巻物広げてかざしてます。


あれが通行証ですね。ん?岩肌がゆらりと揺れたような。

カーテン見たいに見えます。馬車が構わず入っていきます。

何か次元転換船みたいです。


(AIマスター、確認出来ました?。)

《はい、転移ゲートですね。岩の表面に被せて有ります。》


(と言う事は、移動可能?)

《そう言う事に成ります。ただ、エネルギーの補給は不明です。》


(あの程度の事、そんなに消費エネルギーが高いと思えないですけど?。)

《一回の消費量が小さくても、使用回数を重ねると、交換は頻繁に成ります。

 魔力タンクなど無いでしょうから、魔石を使っていると思います。》


《Cクラス以上の魔石だと思いますが、

 おそらく、数日に一度は交換が必用だと思います。》


(交換は、外からだろうね。それよりも面白い事が判った。

 検査は、ほとんど無い、通行証が有れば、何でもOK、

 ざるチェックですね。)


(馬車で向って来るものを襲撃して、通行証を奪えば、

 それで入れると言う事ですね。まぁ、すぐばれるでしょうけど。


 何期間なら何とかなりますかねぇ。

 緊急で魔国に入る必要が有る時に使えるかも、ですね。」


次話:魔の森ダンジョンの下見

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