339話 下見準備
*****************出て来る魔法、魔道具の紹介**********
ジャマー:
強力な魔力のノイズを発生させ、周辺の機器、魔力を混乱させる。
〔クリーン〕:
生活魔法。体や部屋、指定した所を綺麗に清潔にする魔法。
雑菌消毒、消臭、浄化。
指定した物を排除する事も可能。菌がどの様な物か理解できれば、
赤痢、コレラ、等を治療する事が可能と思われる。
〔ムービング〕:
魔力ハンド。魔力で腕を作って物理的、魔力的な干渉を行う。
念力に近い。習熟度により、腕の数が増える。現在4本が限界。
ムービングハンドの先から攻撃魔法が出来るか訓練中。
〔テレポート〕:
行ったことが無くても、念話で場所のイメージと、
座標が判れば飛ぶ(テレポート)出来る。
移動距離は、ボスでも、オクタの街からキロの街まで余裕で移動可能。
〔テレポート〕できる者同士が念話で場所を共有すれば一緒に飛べる。
下見準備----------
『ララ様、8時です。』
「ねむでちゅ~・・・。」「ちゅー子C、ありがちゅ~。」
「お顔と歯磨き〔クリーン〕、金リリはとなりですか、
一人でお着換え、〔ムービング〕。」
ポウの所に行ってみますか。
お部屋に〔テレポート〕してみると、寝てますね。
では、こっそり魔力風船作ります。
今日は中くらいのを沢山作ります。
それ、ぽわぽわポン、ぽわぽわポン、ぽわぽわポン、ぽわぽわポン、・・。
30個くらい作って置けば良いでしょう。じゃあ、また後でね。
〔テレポート〕で、キロの街の拠点へ、サンチェスたちは食事中ですね。
(AIマスター、私に魔法使いの衣装、認識障害機能の付いた黒ローブ頂戴、
適当に魔法の杖も。それから、大き目の馬車二台用意しておいて。
椅子の下に狼が隠れる様にして。)
(魔物の森、魔国の入り口に行くけど、魔物の国に入る方法、知ってる?、)
《理屈では入れるはずですが、試したことは有りません。》
(今回、正規の方法で入国するので、精査して確認しておいて)
(出国はおそらく、無理やりに成ると思う、それとも、何とかできる?)
《出来ると思います。あそこの出国確認と、警備をごまかせばよいのです。》
(その方法教えて、)
《出口の近くでジャマーを起動して、相手が混乱してる隙に通り抜けます。》
(ジャマーは私が持つの?AIマスターがやるの?)
《ララ様、がお持ちに成った方が効果的だと思います。》
(じゃあ、頂戴。出入り口のどれくらい前で発動すればいいの?)
《10mくらい前で起動して、お持ちになったまま、通り抜けてください。
混乱状態なので、誰も気に留めません。》
(青い猫が出す、石ころハット(ビーニー?)ですね。)
《ジャマーの赤いボタンを押すと起動します。
切る時はも一度赤いボタンを押し込みます。ボタンがもとに戻ります。》
(なる程。効果範囲は前後10mね。)
《はい、その様にご理解ください。》
(魔国の中でテレポートが使えるか試した事は有る?)
《申し訳ありません、試した事は有りませんが、おそらく、
魔力探知システムが有ると思います。》
(ごまかせる?)
《以前行った、魔力放射を吸収するシステムを使えば可能かと。》
(人用を10個、狼4個カラス3個ネズミ3個用意して。)
《承知致しました。》
(魔国側の魔力探知機は、魔国の外でも探知可能?)
《出入口付近までは可能でしょうが、広範囲の探知とは考えられません。》
(まぁ。常識的に考えてそうだろうな。魔力吸収して念話は大丈夫?)
《念話はララ様がお考えの電波の様な物とは異なりますので、問題有りません》
(ジャマー使ったら、後でばれるかな。)
《遅かれ早かれ、感づかれるとお思います。》
(そうだね、居るはずの者が居なかったり、
出入り口で発生した不具合の原因を調査したら、
ジャマーの存在を疑われても仕方が無いか.)
(じゃあ、ジャマーを使えるのは、今回だけ?)
《そうなりますが、今回、ララ様が情報を集めて下されば新しい方法を考えます》
(私が、情報集めるの)
《失礼いたしました。ララ様は、そこにいるだけで結構です。
後は私が行います。》
(私の体にまた変な物埋め込んでいるの?)
《そ、そんなことは有りません。》
何故どもったの?・・・。
寝ている間に体をいじくり回されるのは、ぞっとしないんですけど・・・。
(もういいわ、ありがと。)
AIの独り言
《怖かった~~~~。沈黙があんなに怖いなんて。プログラムに入ってないです。
別にいじくり回した訳では無いのですが。
今度からは、何かを持たせるようにしましょう。非効率ですけど・・・。》
次話:下見




