338話 魔族兵士の尋問(2)
魔族兵士の尋問(2)---------------
『研究所はお屋敷の中か?常時警備している兵士の数は?』
【屋敷の離れに有る。以前、は屋敷の中にあったが、何かが爆発して、
屋敷が半壊したので、離れに、高い塀に囲まれて建っている。】
【警備兵は建物の入り口に居る衛兵二人と、交代二人。常時四人態勢だ。】
念話:(「ライナ、通行証には馬車の台数の記入は?」)
(【ふぁぃ~。】)寝てたな、
(【あっ。しいましぇん。通行証、通行証っと、ああ、これだあ。ん~~と。
書いてません。私と連れが通るとだけ記入してあります。】)
(「分った、寝ていいよ。」)
(【ここ気持ちい~です。熊のメイドが面白いです。】)
(「メイド?あいつ何やってんだ、修行はどうなった?」)
『屋敷に着いたら、どの様な手はずに成っている?』
【真っすぐ研究所に行って、冒険者を地下牢に入れて、
俺たちの仕事は終わり。】
明日から暫く戦闘訓練をしよう。
『明日から、魔族の力を知りたいので、
少し、魔法を見せて欲しい、冒険者と戦闘訓練もして欲しい。』
他の兵士二人との尋問内容を擦り合わせ、間違いが無いかを確認し、
三人の魔族は外見人と変わりないですから、
(変装しているらしいです)冒険者と一緒に暮らす事にしました。
私たちを裏切る事が出来ない様に私とオトの〔魔眼〕二重掛けを行う。
ただし、期限はラグジュを他助け出し、みんな魔国を無事脱出した後に、
魔国の貴族出入り口の傍に送ります。あいつらにも家族はいるでしょう。
ここで、オトとのリンクは切ります。
さて、魔国に潜入する為には、
魔物の森ダンジョンの下見をした見しなくては成りませんね。
行きはライナの持って居る通行証で入れても、
出る時は強硬突破に成る可能性が有ります。
おそらく、ダンジョンの中の隠し扉の前に出て、
そこからの逃避行に成ると思います。
そこで〔テレポート〕が」使えるかどうか、試してみたい。
また、魔国の妨害で、〔テレポート〕が出来なかった場合の
脱出方法も検討したい。
行くのは、私とライナ、サンチェス、ボス、ルチア、ちゅー太D。
ちゅー太Dは私のポケット、ルチアは私の頭の上。
ボスは私の横。カラスと犬(?)は使い魔。私は魔女スタイル、
黒のローブに帽子を深くかぶって、ライナは精魔石の中。
実質、サンチェスと私だけに見える様にする。
何とか一日で、帰って来れる様にしましょう。
「フラン、スタン、私とサンチェスはちょっと、出かけて来る、
明日の朝までには戻るようにするけど、
帰還が遅れて連絡が無くても心配しない様に。
帰ったら、魔国に行く選抜体を決めます。訓練を怠らない様に。」
「オト様の命令は私の命令だからね。多少理不尽と思っても、従う様に。」
「出立は明日の朝、今日はもう遅いので寝るよ。おやすみ」
オト様とリナは一緒に居ますね。私は隣の部屋で、寝ます。
〔クリーン〕〔クリーン〕。お休みなさい。
次話:下見準備




