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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
336/967

336話 ライナの尋問

*****************出て来る魔道具の紹介**********


ラグジュの赤い精製魔石

  精製魔石の中に異空間を作り、ラグジュがその中に部屋を作り、

  生活している。


魔眼

  AIの研究所で装着した。<魅惑の魔眼>で、魅了の下位互換。

  常時発動型、効果は誰からも嫌われる事が無い。

  強く念じるとヒュプノ効果が発動。尋問が出来る。

  行動を操作できるが殺人などの強力な強制は不可

  対象を眠らせる〔麻酔〕が使える。20m先の半径20m位までは有効。

  対象の数に左右されない、効果は距離に反比例する。

ライナの尋問--------


尋問に取り掛かります。オト様が魔眼を発動してます。

『猫娘、起きなさい。』魔眼の力で寝ていたので、すぐ起きます。


【ここは?あたいわ・・・失敗したの・・。

 うわ~~ん。ラグジュさま~~~!!】

突然ラグジュの名前を叫んで大泣きします。これは面白い展開です。


念話:(「オト様、何でラグジュの名前を知っているか聞いてください。」)

『娘よ、お前は何者なのだ?何故ラグジュの名前を知っている?』


【貴方様はララ様ですか?】

『ララは知り合いだ、私はオトと言う、さぁ、質問に答えよ。』


【はい、ずうと昔、あたいは、ラグジュ様に救われ、そて以来ず~と、

ラグジュ様のお屋敷でメイドをしておりました。

でも、千ねん以上前にラグジュ様が突然いなくなり、


お帰りに成らなかった為、お屋敷に他の悪魔が住み着居てしまい、

私はそこで働く事に成りました。所が、数日前、突然連絡が有りました。

ラグジュ様がくれた、このペンダントに信号が入ったのです。】


見せてくれたのは、ロザリオです。悪魔がロザリオですか、ラグジュらしいです。

【急いで部屋に戻り、昔言われた通り、ペンダントを外して、

床に置き、魔力を送ると。ラグジュ様が現れました。】


【びっくりして、嬉しくて、大泣きしてしまいました。

その時に、ラグジュ様がララ様と言うご主人様にお仕え出来て。

お名前も頂いた、今後、私はラグジュだと申されました。


お元気そうで、嬉しくて、私も連れて行って下さいと必死でお願いして、

許可を頂いたのです。ただし、ラグジュさまの任務が終わったら、

迎えに来て頂けると言うお約束して頂きました。】


【何日かすると、兵士の様な方が来て、私を縛って、連れて行こうとします。

 理由を聞いても、何も言いません。不安で、ガタガタ震えていると、


 兵士の方の一人が、言う事を聞けば無下な事はされない。

 と言ったので、少し安心しました。】


【連れていかれた所は、マッド博士の研究所です。】

マッド博士?聞きたいのを我慢して話の続きを待ちます。


【そこの、研究室みたいなところに連れて行かれると、

 ラグジュ様がうわ~~ん!!】

また、泣き出しました。


『そうか、大変だったな、でも頑張って話をしてくれないと、

 ラグジュを助ける事も出来ないぞ。』


【助けてくれるんですか?】

『ララからもラグジュを見つけたら助けてくれと言われている』


【はい、ラグジュ様が太い透明な柱みたいな中でプカプカ浮いてました。

 博士が、ラグジュ様を付けたければ、言う通りの仕事をしろ、と言い、

 あたいの目と耳に何かして、この街で魔道具を動かすように言いました。】


【そして、冒険者が連れて来た者を研究所に連れてくる様に言われました、

 キロの街を出ると、迎えが来るから、一緒に来いと。

 そうすればラグジュ様は解放すると言われました。】


【ラグジュ様を助けて頂けるんですか?】

『うむ、今その方向で動いている。その為にもう少し話を聞かせてくれ。』


『冒険者が連れて来た者を、何処で受け取って、

 どうやってキロの街を出るんだ?』

【宿の外に馬車が置いて有って、それに乗せて出ます。】


一旦、シールドの外に出て、

(「サンチェス、馬車を確保。持ってきて。」)

念話で場所を指示します。シールドに戻って、話を聞きます。


(AIマスター、こいつの外部送信システムを外すか、壊すことは出来ますか?)

《承知致しました。》《装置の送信システムに障害を起こしました。》

(ありがと。何処まで向こうに送信されているか判る?)


《送信システムの仕様から、オト様が声をかけた所までと判断できます。》

(分かった、予定通り、魔眼で眠らされる手前までだね。)

《はい。》


「オト様、この子の送信システムを破壊いたしましたので、

 シールドを解除致します。」


【えっ!】シールドが切れたので、びっくりしている様です。

『大丈夫ですよ、貴方に仕掛けられた通信装置、壊れました。』


『さて、街を出た時合流する者たちは、貴方と同じ魔族ですか?何人?

 待ち合わせ時間は?顔は知っています?』


【三人の魔族で、最初にお屋敷であたいを縛った兵隊さんです。

 もう直ぐ合流の時間です。】


念話、カラス達、暗視モード起動。街を出た所に三人の魔族。確認して。

カラス達が〔テレポート〕で街の外に出ます。


(『ラナ様、確認出来ました。』)

「私がまいります。」〔テレポート〕目標を確認して、

〔麻酔〕


「サンチェス、魔物三体、街の外に居る、宿の所にあった馬車で迎えに来て。

カラスに見張りをさせている。載せたら拠点に戻る事。」


「カラス達、サンチェス、が来るまで見張っていて」

(『承知。』)


「オト様の所に戻ります。」

『質問の続きだ、研究所の有る所は魔族の国で間違いないのか?』

【はい、魔国です。】


『それは何処にある?』

【人の社会では魔国と呼ばれるダンジョンの隠し階層です。】

『その隠し階層に行く方法は知っているのか』


【はい、知っております。】

『今回、お前達は馬車でそこへ向かう積りだったのか?

 テレポートは使わないのか?』


【私たちは使えますが、今回、人間を連れていくので、

 馬車で向かう予定でした。】


【ご存知の通り、〔テレポート〕は生きた者は運べませんので】

よし、これで少し時間の余裕が出来る。こっちにはロシが居るからな。


(AIマスター、この娘に魔道具や暗示系の物は仕掛けられていないか?

 さっき、送信機能に障害と言っていたけど、受信機能も付いているのかい?)


《仕掛けられておりません。受信機能も付いていますが、

 最初から役に立っておりません。壊れてますね。》


(修理して、受信器のだけのレシーバーに出来る?)

《畏まりました。》情報はいくらあってもいいからね。


『貴方に仮の名前を与えます。

 後でララにでも新しい名前を授けてもらいなさい。

 あなたの名前はライナ。今後その名前を使う事を許します。』


【有難うございます。インプの私は以後ライナを名乗ります。】

『さて、取りあえず、貴方柄の尋問は終わったので、ラナの持っている、

 そのロザリオの中にでも入って休みなさい。』


【はい、あれ、そのロザリオからラグジュ様の気配が・・・】

赤い精魔石に吸込まれました。ラグジュの留守中に精魔石の中に入って居た

レミとのどたばたはまた後程。


次話:魔族兵士の尋問(1)

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