327話 魔力風船水族館
*****************出て来る魔物と魔法の紹介**********
魔物
ユニコーン:馬の体をした一角魔獣。群れる。
魔法
〔シールド〕:
強度は無いが、隠匿性が高い。中に居れば、音、魔力当全ての情報が漏れない。
勿論見えなくすることも可能。酸素も遮断する為、長時間の滞在は不可。
魔力も漏れないので、中で精製魔石を作り、精製魔石の粉を作る。
魔力風船水族館-----
疲れたけど、まだ午後2時ですね。
今日はお部屋に帰って精製魔石を造ります。
ファテポーション飲んで頑張ります。
〔シールド〕張って、タライを置いて、
ユニコーンの魔石を8個浮かせて、回して砕いて、砕いて、粉にして、
綺麗な所を抽出して魔力を混ぜてギュッと固めて、もっと固く。っと。出来た。
さて、続けていきます。・・・2個目、・・・9個目、・・・10個目、
タライの中のくずを浮かせて、シールドで密閉された空間に
融け込んでいる間精製のくず粉を、吸着させるように、
回しながら誘導して行きます。
大体できたとこで、少し摘まんで、魔力を戻して。
マジックポシェットに仕舞って、AIマスターに瓶づめお願い。と。
さて、どんどん行きます。・・・・20個目、・・・・60個目、・・・65個目、
オワタ~~~!!
ちょっと休憩。
さて、ポウとマニの所に行きますか。
こっそりと、卵のお部屋のはいります。
卵がぽわぽわ光ってます。起きてますね。
近づくと、(『ララしゃま~~~!』)大きな念話が飛んで来ました。
(『ララ様今朝は、有難うございました。
大きな魔力風船、マニと二人で堪能致しました。』)
「楽しんでもらえて、嬉しいよ。」
(『ららしゃま、こっちへ来てでしゅ。一緒に遊びたいでしゅ。』)
「はい、はい、じゃぁ、行くよ。よいしょっと。」マニが飛びついてきます。
「もう、生まれてるの?卵の意味が判んないね。」
『ララ様、ここは思念が実体を持つ世界、
マニはまだ、小さな子蛇ですよ。』
「そうだね、分かって居るつもりでも・・・、不思議だね。」
「今日で、最後に成るかな、精製魔石、持って来たよ。」
『有難うございます。少々お待ちください。』
この前とは違い、大き目のボウルを持って来ました。
ガラガラと入れていきます。
『ララ様、一体。幾つあるのですか?』
「今回は65個くらいだよ」
またまたびっくり顔が可愛いですね。
『長い歴史の中でも再誕生の時にこれだけ沢山の
精魔石、精製魔石、賢者の石を頂いた龍は私だけでしょうね。』
『どれだけの力が私に宿るのでしょう。
期待と恐ろしさ、嬉しさで体が震えます。』
「そうだね、おじいさんの爪が使えるくらいの力が有るといいね。」
『ララ様。おじいさまの爪が魔法杖と成りましたので、
先ほど、御爺様に使って良いか聞いてみました。』
『おじいさまが、私に、力を使う許可を与えてくれました。
そして、ララ様をお助けする様にと、言われました。』
「え?大海王様は、私をご存じで・・・?」
『ララ様は神界でも有名らしいですよ』
「心当たりは、精霊神達だな・・・。」
「ところで、精製魔石は、誕生してからでも、効果は有るの?」
『ララ様、これは魔法の力の源でございます。
精製魔石、賢者の石が、無尽蔵に持てるのなら、
魔王を倒す事も、神界に至る事も可能かと思います。』
「じゃあ、ポウに預ければ有効利用出来るね、
私じゃ使い分かんないもんね、そうだ、
今度、大海王様にお会いする時に差し上げるのにいいね。
また、たくさん作っておくよ。」
ポウが呆れて言葉が出ない様です。
『ララ様、そんな、賢者の石をクッキーでも焼くみたいに仰っては・・・。』
ポウも混乱している様です。
「じゃぁ、魔力風船膨らますよ。それ~~~~。」
ただの風船では面白くありません、
外側、表面に映像で、御魚一杯泳がせます。
イワシの大群、ニシンの大群、鯨もイルカもマンタもいっぱい、
カメさん、甚平さん、マニが大興奮です。ポウが呆れてます。
大きな風船が出来ました。ポウがドブンと飛び込みました、
マニは困ってます。ポウが手を出して、マニを誘います。
マニが嬉しそうに、手を取って、ポウに抱き着きます。「お休み。」
外の出てみると、もう、11時です。
マニとポウが、疲れを癒してくれたのか、先ほどの疲れがあまり感じません。
次話:対策




