326話 ベリアとキャンディー大砲
*****************出て来る魔物と魔法、魔道具の紹介**********
〔テレポート〕:
行ったことが無くても、念話で場所のイメージと、
座標が判れば飛ぶ(テレポート)出来る。
〔テレポート〕できる者同士が念話で場所を共有すれば一緒に飛べる。
〔ライトアロー〕:
光の魔力が凝縮した矢を飛ばす。込める魔力量や、習熟度により威力が変化。
手数が多く出せる(連続発射)初級魔法
〔ファイヤーアロー〕
炎の魔力が凝縮した矢を放つ。込める魔力量や、習熟度により威力が変化。
手数が多く出せる(連続発射)初級魔法
〔グフォウ〕:
ベリアのファイヤーアロー発動呪文
〔キャン〕:
キャン砲とも言う、ライトアローとファイヤーアローを同時に発射し、途中でねじって
ネジネジキャンディーの様にする。貫通力が高く、標的の中で大爆発を起こす。
二つのアローのひねりを強く、きつく撚り合わせると威力が上がる。
〔グガァー!〕:
ベリアのキャン砲発動呪文、[大]。
白色破壊光線と同じ威力。神界に被害が出た。
〔グガゥ〕:
ベリアのキャン砲発動呪文、[大]
〔グァ!〕:
ベリアのキャン砲発動呪文、[中]
〔グ〕:
ベリアのキャン砲発動呪文、[小]
〔グ〕〔グ〕〔グ〕:
ベリアのキャン砲発動呪文、[小連続]
〔バリアー〕:
物理、魔法、両方の攻撃を防ぐ、球形にする事も、盾にする事も出来る。
他の者を守る事も可能。眷属や、魔力の繋がりが有る者は視界から外れても
守る事が出来る、但し、魔力消費が激しい為、少数に限る。
ベリアとキャンディー大砲-------------
ベリア、待たせて、ごめんね、
(『いいえ、私も楽しませて頂きました。
ララ様、私も空を飛べるのでしょうか。?』)
「出来ない事は無いと思うけど、戦闘には向かないかも」
「的が大きいと狙われ易い、俊敏に動くには魔力量が大きすぎる、
テレポートの方が経済効果が高い。ただし、子供たちを乗せて
移動、遊び、それと威嚇には良いかもしれない。」
「さて、訓練所、草原の方に、行こうか。」
(『はい』)
ベリアの背中に乗って、イメージを共有して、〔テレポート〕。
「さて、この前は、魔力の手の扱いですが、剣は持てます。」
(『はい』)剣を二振りだします。
「一つを持って振ってみてください。」
受けて切る、払って突く、動作が出来ました。
「すごい。短い間によくここまで出来ました。」
「剣二本は持てますか?」『はい』「振ってみてください。」
二本の剣が同じ動きをします。
「打ち合う事は出来ますか?」
(『まだそこまでは、』)
「判りました、いいですよ。」
(AIマスター、ベリアにファイアーアロー下さい。)
《承知致しました。》
「ベリア、今、貴方にファイヤーアローを打てるようにしました」
「試しに撃ってみましょう。私から打ちますよ、」
〔ファイヤーアロー〕!
〔グフォウ〕(ファイヤーアロー)
「では、此れから新しい攻撃魔法を見せますね。
右手でライトアロー、左手でファイヤーアローを同時に撃ちますが、
二つの矢が、捻って合わさったように、飛ばします。この飴の様に。」
ネジネジキャンディーを見せます。
「詠唱は
〔光と炎のねじねじキャンディーお腹の中ではじけなさい。キャンディー〕
発動詠唱は〔キャン〕」
「まず、詠唱で行きますよ、」
〔光と炎のねじねじキャンディーお腹の中ではじけなさい。キャン!〕
左右の手が光り、二つの矢が飛び出し、
ねじれて、一本に成って飛んで行きます。
丘に当たり、めり込んでドカーン。
ララが入る位の穴が掘れてます。
ベリアが、驚いて、こちらを見ます。
「ベリアが、使えたら、
使い所を考えなければ成らないほど、強力な魔法に成るはずです。」
「でも、もしもの時に、強力な魔法は絶対必要です。
ベリアには、必ず覚えて欲しい。」
(『はい、ララ様、頑張ります。』)
「ベリア、上に乗せて、一緒に撃とう」『はい』
「ベリアは右利き?」
(『右手の方がよく使います。』)
「じゃあ、良く使う右手でファイヤーアロー、
左手で慣れているライトアローを撃とう。
発射した先で二つを捻るんだよ。」
(『はい。』)「じゃあ、詠唱するよ。」
〔光と炎のねじねじキャンディーお腹の中ではじけなさい。キャン!〕
二つの矢が飛び出し、ねじれて、一本に成って飛んで行きます。
ドッグァーーン!!小山が無くなり、クレーターが出来ました。
「魔力の消費はどうだい」
(『ほとんど減りません。』)
「1割ぐらい使うとどれ位の威力に成るか、見てみようか」
「それにしても、一回で出来るなんてすごいね。」
(『二本の矢を撚り合わせるムービングの使い方が、肝だと思います。』)
「そうか、ねじるんではなく、撚り合わせるのか。」
「ちょっと、撚り合わせるイメージでやってみる」
10m位上空〔テレポート〕〔キャン〕
ドッカーン!最初の時より大きい穴が空きました。
「本当だ、きつく巻いた方が威力が上がる。
小さい魔力で大きい力が出せる。」
「ベリア、〔キャン〕で出せる様に成って。」
(『はい』)
「もう少し遠くあの向こうの山の方へ行こか」
イメージを同調させて〔テレポート〕
「ここだと結構涼しいね。」
「じゃあ、始めよう。」
「さっきより、魔力を押さえて、私が後で撃ったくらいのでいいよ、
詠唱なしでいいね。」
(『はい』)
『〔グァ!〕』ドグァーーン。
「もう少し小さく」(『〔グ〕』)ドッカーン!
「これを連射出来る?向こうに3連射してみて」
『〔グ〕〔グ〕〔グ〕』ドッガガガーン!
「こんなのもらったら、ドラゴンでも堪りません。ね」
「今度は、ベリアの総魔力の一割くらい込めてあの山に撃ってみようか。」
(『はい』)『ぐぅ~~・・・〔グガァー!〕』ドウン!発射音まで、違います。
うわぁ、とんでもない物が飛んで行きました。
「やばい!」〔ムービング〕
横からキック!ゴキン!
「うわぁ、間に合ったか?」
山の間を抜けて飛んで行きました。
「思いっきり〔ムービング〕の蹴り入れたけど、よく曲がったね。」
(AIマスター、あれどうなりました?)
《とんでも無い事、しますね、あれは白色破壊光線ですね。》
いえ、違います。そんな御大層な物では有りません。
完全、にきっぱり否定しておかないとまずいです
地上に被害は無かったですか?
《地上は大丈夫でしょうが、天上が騒ぎに成って居るかもしれません。》
(ならいいゃ。)《え、良いんですか、》
「地上に被害が無ければ、じいさんの所が多少どうなろうと構やしないよ。」
《あのお方も、嫌われたもんですね。》
(ん?あのお方?よくご存じの様ですね。ゆっくり聞かせてもらいましょうか、ねぇ。)
《え?、何か勘違いをされているのでは?》
必死に胡麻かしているのが見え見えなんですけど。
今は忙しいので、後でゆっくり、お聞きしましよぅ。
「ベリア、ごめん。今のは封印。でも、本当に必要な時はお願いするかも、
名前は白色破壊光線ですって。」
『はい、私もあれ程とんでもないとは思いませんでした。』
「でも、あれほどでは無くても、貯めが無い奴なら、いいと思う、撃ってみよう。」
(『はい』『〔グガゥ〕』これも結構でかいです。
ドガーン〔バリアー〕「でっかい、石、いや、岩です。飛んで来ました」
「御山がえぐれてます。これ位いならいいでしょう」さて、
「ベリア、帰ろ。」
『はい、ララ様』熊の御家に〔テレポート〕。
「ベリア、後は、忘れない様練習しておくのと、魔力の手の先からの魔法発動ね。」
「ムービングは、色々役に立つから練習しておいて。」
『はい、頑張ります。』
次話:魔力風船水族館




