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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
325/969

325話 狼の〔ムービング〕と革鎧

*****************出て来る魔法、魔道具の紹介**********

革鎧:

  ワイバーンの強靭な革で出来ている。マジックバック機能があり、

  魔力タンクを装備、各種収納は勿論、緊急脱出装置、転移機能も付属。

  ようとに合わせスペックの変更も可能。


精魔石の粉:

  賢者の石を作る為、魔石を精製した時に出る粉(不純物)

  空中に霧散する所をララが絡めて、粉状に纏めた物。

  触れて吸収と念じると自身の魔力に変換される。


〔ムービング〕:

  魔力ハンド。魔力で腕を作って物理的、魔力的な干渉を行う。

  念力に近い。習熟度により、腕の数が増える。現在4本が限界。

  ムービングハンドの先から攻撃魔法が出来るか訓練中。


〔ライトアロー〕:

  光の魔力が凝縮した矢を飛ばす。込める魔力量や、習熟度により威力が変化。

  手数が多く出せる(連続発射)初級魔法


狼の〔ムービング〕と革鎧-----------


「パニエル居る?」のっそりと出て来ました。

様子が変です。パニエルの頭を撫でながら、

「どうしたのかな?、疲れ気味?」


(『あの、ちょっと・・・、うちの宿六の事が・・・』)

「あいつなら大丈夫だよ、王都の向こうのキロの街で、

 カイとマチとクロスと一緒に警備の仕事しているよ。」


(『えっ、本当ですか。』)

「ああ、相変わらず、怒られた餓鬼大将みたいだよ」

(『あははは、良かった。』)


「今日は、みんなにムービング教えるよ。皆出ておいで。」

子犬も出て来ました。


「子犬はまだ覚えない方が良いな、手に負えなくなる。」

モスとクスが子犬を家に入れます。


「良いかい、今日は魔力で魔法を手を造って、

 物を動かす練習をします。

 これを覚えると、ものすごい事が出来ます。」


「まずは見てください。」

剣を一振り出し、振って見せます。

次にもう一振りだし、打ち合って見せます。


みんな、唖然としてます。

「これは全て私一人で行ってます。

 一人の戦力が何倍にも成ります。」


「もっと上達すると空を駆ける事が出来ます。

 伝説のフェンリルの様に。」


狼達にフェンリルを引き合いに出すと、効果てきめんです。

みんながぜんやる気です。

「さあ、始めましょう。」


ボスたちの時と同じように、輪に成って、教えます。

出来なかったのはモスとクスですか、

小さい子は仕方がないですね。


ボスの時は、あいつは人の言う事聞きませんから。損しますね。

「モス、クス、おいで、そんな顔しないの、

 あのボスだって最初は出来なかったんだから。」


モスがクス驚いた様に此方を見ます。

ボスが出来なかったと言う事が、驚きだったようです。


「みんなできる様に成るから大丈夫。」

ボスの時と同じように、イメージを造らせて、魔力を送って、

魔力の動かし方を教えて行けば、ほら出来た。


出来ない子が出来た時の顔って、

狼も人も同じ顔しますね。面白いです。


皆にスプーンを上げたので、

最初はくるくる回したりしていましたが、

出来る子どうしスプーンで打ち合う事も出来る様です。


楽しみですね。


次です。

「ここに居るみんなに、革鎧を与えます。」

革鎧を6個出します。


「この革鎧を足で踏むか、鼻先を付けてください。」

みんな、鼻先を付けました。

足を使わなかったのはなんとなく、判ります。


「この鎧を着る事で、沢山の利点が生まれます。」

「まず、一つ目は防御、矢は勿論、

 槍もワイバーンの爪も通りません。」


「二つ目はマジックバック中が付いてます。

 一辺50mの部屋だと思ってください。

 ただし、生き物は入りません。」


「三つ目、これがメインです。魔力タンクが付いてます。

 出し入れする方法は、方法は、

 ここに付いてますプレートに鼻先で触れてください。


「引出すときは、吸収とか、戻れとか念じてください。

 貯める時は、貯めると念じてください。」


「容量は魔力が空の時、10回満タンに出来るくらい入ります。

夜寝る時や、今日はもう使わないと思ったときに溜めてください。

引出すとき、必要以上には戻りませんから、無駄に成りません。」


「したがって、この革鎧は、個人専用に成ります。

 〔ライトアロー〕や今回教えた〔ムービング〕を沢山使う時に

 絶対必要に成ります。みんなの魔力量が10倍に成るんです。」


「最期に胸の赤いボタンは緊急脱出装置、これを押すか、

 気を失ったときは、強制的に転送されます。

 そこは秘密の場所にある、病院では判りませんか、治療室、です。」


「今度みんなで行ってみましょう。」

「次に、近い内に、戦闘が有るかもしれません。

 その為、魔力タンクをいっぱいにする必要が有ります。」


「そこで、これを使います。」

マジックBOXから出すとき、青い猫のテーマソングが

聞こえてきたような・・・テレテレッテレー・・・。


瓶為入った、精魔石粉を出します。

「まず、みんな、残り20%位に成るまで魔力をためてみてください。」

「みんな、きつそうですね。大丈夫、すぐに戻ります。

 この粉を掛けますので、絶対落とさないでください。」


皆に、精魔石粉を掛けました。

「では、吸収と念じてください」

『『『『『『グフォゥ。』』』』』』


「どんと来ましたね、みんな、どれ位増えました?」

一振りで20~30%増える様です。

「今回のドンで、増えた量が25%までの子は3回振ります。」


「それ以上の子は2回振ります。

 では、もう一回残り20%まで魔力タンクに魔力を入れます。

 居れたら粉を掛けますが、今度は自分で掛けます。


魔力の手で瓶を持って、お腹の上でもいいですよ、こぼさないでね。

1回、2回、さっき25%以上の子はここまで、それ以外は、もう一振り。

はい吸収。」『『『『『『グゥ。』』』』』』


「此れの繰り返しです。頑張って溜めてください。

 こぼしたり、無駄に使わないでください。

 これひと瓶でみんなの、群れの食事一年分は買えますよ。」


みんな、かなりびっくりしています。


ムービングを練習してください。

上手に成った人には新しい魔法を教えます。


次話:ベリアとキャンディー大砲

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