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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
314/969

314話 ベリアのムービング

*****************出て来る魔法、魔道具の紹介**********

〔ムービング〕:

  魔力ハンド。魔力で腕を作って物理的な干渉を行う。念力に近い。

  習熟度により、腕の数が増える。現在4本が限界。

  ムービングハンドの先から攻撃魔法が出来るか訓練中。


〔カー散Ten〕:

  ベリアが行う〔ラ散Ten〕。

  ライトアローを散弾の様に一度に10発撃ちます。

  

〔カー散Handlet〕:

  ベリアが行う〔ラ散Handlet〕。

  ライトアローを散弾の様に一度に100発撃ちます。


〔スラッシュクロー〕:

  魔力を込めて前足でブッ叩く。

  スキル効果10割増しの威力に成る。


精魔石の粉:

  賢者の石を作る為、魔石を精製した時に出る粉(不純物)

  空中に霧散する所をララが絡めて、粉状に纏めた物。

  触れて吸収と念じると自身の魔力に変換される。


マジックBOX:

  ララが自身のマジックBOX空間を切り分け、眷属に分け与える権能。

  容量はララが指定する。あまり大きくはない。

ベリアのムービング----------


ベリアの所へテレポート。

「ベリア、居る~?」

(『ご主人様、如何なされました。』)


「うん、今日はベリアの戦闘能力確認と、

 新しい魔法を覚えて欲しいんだ。」


ベリアが嬉しそうな、感情を寄こします。

(『私もお役に立てると気が近いのですか?』)


「するどいなぁ。確かに、

 眷属の一人が拉致されている事が予想されるから、

 救出に行かなければ成らないんだ、」


「その時、大きな戦闘になれば、

 ベリアの助けが必要に成る。」


「その時、役に立ちそうな魔法を教えるよ。」

(『有難うございます、その魔法とは?』)


「うん、ムービングと言って、魔法の手を作って、

 物を自在に動かす事と、その手を魔法の発動先

 にする事が出来るんだ。」


「テレポートで上空に飛んでもいいけれど、

 無防備な状態で空中に身をされす事に成るかえらね、

 これが使えればその心配はなく成る。」


「複合魔法でもっとすごい事も出来る」

ベリアのお目目がキラキラしてます。


「じゃあ、訓練場に行こうか、一緒に飛ぶよ」

場所のイメージをベリアに送って、

「1.2の3〔テレポート〕」


「よし。まずは、見ていて、剣とレイピアを置いて、

 〔ムービング〕〔ムービング〕」


二本の剣を扱って見せます。

ベリアがびっくりして目を見開いています。


「剣を振るだけでは無いよ、慣れれば、

 人の手と同じ動きが出来る。

 コップで水を飲んだり、針仕事も出来るよ。」


「それに、この手から、ライトアローが打てる。」

「取りあえず、一緒にやってみよう。」

地面にスプーンを置いて、


「いいかい、魔力の手を作るイメージだよ」

と言って自分の手を見せる。

熊の手を作ってもスプーンは持てないからね。


「1.2の3〔ムービング〕」

スプーンが持ち上がります。

「じゃあ、ベリアやってみて」


ベリアが頷くと『ガゥ!』

スプーンが浮きました。

「さすがだね。その感覚だよ。」


大剣をマジックバックから出して、

地面に置きます。「これを持ち上げる事は?」


『ガゥ!』持ち上がります。

「振ってみて。」振れてますね。


「じゃあ、今からやる動きを覚えてね。」

〔ムービング〕大剣を持ち、受けて切る、

払って突く、動作を見せます。


「今度は小さい物を操ります」

精魔石の粉の瓶を取り出し、ベリアの手に一振り

「この粉を吸い込むと念じて。」


ベリアがビクンと成ります。

(『ご主人様、これは、、、』)


「そうだよ、魔力を回復させる粉だよ、

 ムービングが出来れば、これを扱う事が出来る。

 最初はスプーンでやってみよう」


スプーンをムービングで持ち

先から粉を出すような動きをします。


「この動きをムービングでやってみて。」

『ガウ!』上手に出来ます。


「じゃあ、これを預けるね。

 高価な物だから、普段は使わないでね。」


「ただし、今回は作戦が有るから、

 満タンにして置く必要が有ります。

 使ってください。」


「試しにやってみましょう。

 魔力タンクに残り10%に成るまで魔力を注入して。」


「出来たら、瓶の蓋を開けて、一振り、二振り。

 手のひらに乗せて、さっきみたいに吸収して。」


ベリアがビクンと成ります。

「魔力、どれ位に成った?」

(『40%、位ですね。』)


「じゃあ、もう二振りして、吸収してみて」

(『はい』)


「今度はどれ位?」

(『70%位です。』)


「ひと振り15%増えますね。この粉は沢山使っても

 100%以上は増えません。 空中に霧散します。

 特別な場合を除き、粉で100%にはしないでください。」


「その粉は上げますので、後で魔力タンクをいっぱいに

 して置いてください。」


今までの所で、練習する所は、魔力の手の先から、

ライトアローを出す訓練です。


出来ますか?『ガゥ!』『ガ』出ません。

「これは練習してください。」


「今日は、もう一つ、以前〔カー散Ten〕は教えましたね、

 今度は100発です〔カー散Handlet〕100本の光の矢が飛びます。

 これを魔力の手の先から、出せる様にしましょう。」


「近い内に、もう一つ強力な魔法を覚えてもらいます。」

「最期に、今のベリアの戦闘能力、固有魔法も含めて見せて。」


「目標はあの朽木・始め!」

吠えるとスラッシュクローで朽木を砕き上空に転移


〔ガッ!〕 〔ガッ!〕 〔ガッ!〕 〔ガッ!〕

〔ガ〕〔ガ〕・・・〔ガ〕〔ガ〕


〔カ〕〔カ〕・・・〔カ〕〔カ〕

〔カー散Ten〕、〔カー散Handlet〕


「パチパチパチパチ。流石ですね。すごいです。」

ベリアは少し得意そうです。


「スラッシュクローを魔力の手から出せれば、

 強力な武器に成ります。それも練習してみてください。」

「マジックBOXにシーサーペント入れて置くね。」


(『有難うございます。』)

「近い内にまた来るよ。」

(『はい』)


ベリアが嬉しそうです。


さて、そろそろ、スプーン回しの準備をしましょうか。


次話:スプーン回し決勝

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