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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
312/967

312話 マニとポウのムービング

*****************出て来る魔法の紹介**********

〔ムービング〕:

   魔力ハンド。魔力で腕を作って物理的な干渉を行う。念力に近い。

   習熟度により、腕の数が増える。現在4本が限界。

   ムービングハンドの先から攻撃魔法が出来るか訓練中。


〔ライトアロー〕:

  光の魔力が凝縮した矢を飛ばす。込める魔力量や、習熟度により威力が変化。

  手数が多く出せる(連続発射)初級魔法



マニとポウのムービング----------


『ララ様、8時です、おはようございます。』

「おあひょ^~。」

「ふひぇ~~。ねみゅ~ぃ~。」


ベットからずるずる落ちて、

四つん這いでお顔を洗いに行きます。


お顔を洗って、歯を磨いて。

服を着て、鏡の前に座ると、

お目目がぼてぼてです。


「金リリ、お願い、手伝ってぇ。」

金髪リリちゃんが転送されました。


「暖かいお湯にタオル浸して

きつく絞って持ってきて。」


温かい きつ絞りタオルを受け取ると目に当て、

上からマッサージしながら、

「今度は冷たいかた絞りタオル。」


これを繰り返して。

「ん、こんなもんかなぁ」

金リリに髪もすいてもらい準備整いました。


ポウの所に行きます。

「おや、まだ寝てますね。」


(『あっ、ご主人しゃまだ。

違った、ららしゃまだ。』)


「マニ、凄いね、すぐ覚えてくれたんだね。」

(『えへへ。ポウねえちゃん、

ララしゃまに褒められちった。』)


(『はい、はい、良かったですね。』)

ポウがマニの頭を撫でているイメージが来ます。

「ポウ、マニのスプーン回しはどうだい。」


(『完全マスターに近い様です。

頭の周りをくるくる回せます。』)


「ポウ、このムービングは戦う時に

すごく有効なんだ、 魔力に応じて重い物、

遠くの物、小さい物までも扱う事が出来る。」


「私は、ムービングで四つの手を出し剣を持たせて

 四刀+自分の腕の剣で戦う事が出来る。」


「試した事は無いけど、

 相手の体の中に手を発生させれば、

 それだけで、倒す事も出来る」


「もし、ムービングの手の先からライトアローが打てたら、

 これが相手の体の中なら、おそらく無敵に成る。」


(『うっ、』)

「驚いたようだね。

 だから、ポウにもマニにも練習して欲しい。」


「普段は使わない、

 必殺の秘密兵器にしても良いよ。」


(AIマスター、お手玉と綾取り、

 レイピアの普通サイズと小さいサイズ、

 あと、中くらいのボアのはく製。頂戴。)


AIマスターに頼んだ品を、

取り出し、ベットの上に並べます。


「ポウ、今の話を聞いたら、

 此方の物をどの様に使うか、判るね。」


(『はい』)

「これらを中に取り込んで、練習できる?」


(『承知致しました。』))

「ポウ、マニは一般常識的な

 道徳概念は理解している?」


(『と、申しますと?』)

「人に怪我をさせてはいけない。

 怒って剣を振りまわしてはいけない、的な事、」


(『問題ありません。』)

「ごめんね、マニの魔力が強そうなので、

 心と力のバランスが取れないと怖いと思ったんだよ。」


(『あの子の精神年齢はかなり高いですし、

 現在も急上昇しています。一種の天才です。』)


「ポウ、その子を指導するのも

 大変だと思うけど、頼むね。」


(『ララ様、私は苦労だとは思っていません。

 楽しいですよ。』)


「そう思ってもらうのが一番うれしいですよ。

 欲しい物があったら言ってね。」


「さて、魔力の時間です。」


「そーれ、どんどコドン、どんどコドン、

 どんどコドン、どんどコドン、


 どどんこドン、どこドンドン、

 どんどコドン・・・・・」

マニがいつも通り、きゃっきゃきゃっきゃ言ってます。


「ポウにも行くよ、小さい波、さわわ~~ん。

 中くらいの波、ざば~~~ん。

 大きい波、どっぱ~~ン・・・・・・・・・」


ララ様の魔力、とっても気持ちがいいんです。

 暖かくって、やさしくて。」

「じゃあ、また後でね。」


次話:サンチェスとちゅーのムービング

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