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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
306/968

306話 エスメとラルダ

*****************出て来る魔道具の紹介**********


マジックポシェット:AIマスターが作る異空間収納バック。容量は大、中、小、有り

           最大で一辺1000m。通常は一辺10m~100m。

           AIマスターやララと中身の受け渡し、共有ができる。

エスメとラルダ----------


「さぁ、中に入って、荷物開けよう。」


とドアに手を掛けるとマミーが

『向こうから、オルタが馬に乗って、

 もう一頭連れてきます。誰か乗ってます。』


ま、いいゃ、ドアを開けて、中に入ります。

「モリエール、ここに出していいの?

 この前の二倍だよ」


「せっかく畳んだ物が崩れては、二度手間だよ。

 全部を一か所じゃなくて、う~ん、

 やっぱりマジックポシェットだね。」


(AIマスター、マジックポシェット、

 熊さんの顔、一つ。)

《し、承知致しました》なぜ どもった?


「モリエールこれ貸すから、一旦全部入れて、

 出しながら、整理して、畳んで綺麗にしたら、

 少しまとめて仕舞っておけば、整理が楽だよ。」


<こんな高価な物宜しいんですか?>


「大事にしてくれればいいよ。」

<有難うございます、お借りいたします。>

「外には持ち出さない方がいいかもね。」


<はい、わかりました。>

「荷物は、移しておいたから、宜しくね。」


オルタが娘二人を連れて、入ってきました。

『ララ様、すまない、頼みが有る。』


わあ^~い、お芝居だ!


『この子達だが、ここで雇ってもらえないか?』

「どこの娘さんかな?」


『孤児院に居たんだが、年齢制限で、

 出なきゃならんのだ。』


『今までは、俺の知り合いの道場で雑用をして、

 小遣い程度をもらっていたんだが、


 その道場も人を雇えるほど裕福では無いんで、

 俺に相談しに来たんだ。』

「その道場って何を教えていたの?」


『護身術、が主だが、

 刃物以外の武器を使った戦闘術も教えていたな、

 希望者はこの二人だけだったみたいだが。』


「名前と扱える武器をおしえて。」

『私はエスメ、ベンガンと棍を使います。』

『私はラルダ、トンファーを使います。』


「二人で簡単な型取り、

 打ち合い、みたいな事出来る?」

『『はい。』』


「良ければ、後で見せてね。」

『『はい』』


「モリエール、マミー、サンサ、

 この子達と二階でちょっと、お茶しよう。」


『<<はい。>>』モリエールが先に立って。

お茶の用意をしてくれます。


お茶菓子は、チョコレート、あの時、

小金貨位のを沢山作っておいたのです。


貴重なので、一つずつね。

モリエール達は喜んでいますが、


エスメとラルダは黒い塊に、

食べれる物なのか、困った顔をしています。


マミーが早速チョコを口に入れ、

とろける様な顔をしています。


それを見た二人が恐る恐る口の運び、

端っこをコリッと噛むと、

お目目が落ちるほどまん丸に成りました。


『『これは何なのですか?』』

「チョコレートと言うお菓子だよ、

 王都で買って来たんだ」


モリエール、マミー、サンサが、

こっちを見てますが、無視して続けます。


「二人は姉妹では無いんだね。」

『『はい。』』


「年は15歳で良いのかな?」

『私は15歳に成りました、

 ラルダは来月15歳に成ります。』


エスメがお姉さんタイプで、

ラルダは少し大人しい、妹タイプですね。


「孤児院は15歳まで?」

『院長先生の計らいで、

 今年いっぱいは居ていいと言って頂けました。』


「読み書きは?」

『出来ます。』

「計算は?」


『お買い物に行って困る事は有りません。』

「勤め先はこの街で無くてもいい?

 勿論二人一緒でけど」


『『はい、大丈夫です。』』

「サンサ、貴方の意見を聞きたい。

 ペンタの街で手伝ってもらうのはどうだろ?」


サンサがにこりと笑って、

<良い子達ですね>


<ペンタの街は少し荒っぽい所が有るので、

 護身術が使えるのは助かります。>

『『雇って頂けるんですか!』』


「新しいお店の店員さんだから、

 最初は大変かもしれないけど、

 食べる事、寝泊まりする所は保証するよ。」


『『有難うございます、!』』

「ここでしっかり、お店の仕事を覚えてね。

 ここで頑張らないと後で困るから。」


『『頑張ります。』』なんだかんだ言って、

チョコは全部無くなってます。

「外でベンガンとトンファー打合い見せて。」


『『はい』』外に出て、

『『ハッ!』』と言う掛け声と共に、

激しい打合いが始まりました。


3分程打ち合って、両手の平を合わせて一礼。

肩で息してます。サンサが喜んでいます。


「モリエール、部屋を用意して、

 オルタ、この子達、今日からでも、

 ここで寝泊まり出来る様に手配して。」


「これ支度金」

小金貨2枚を渡します。

「エスメとラルダ、移れるなら今日からでもいいから、

 オルタに手伝ってもらって。」


そういって「これ支度金」小金貨一枚づつ渡します。

二人ともびっくりしています。


「じゃあ、後を頼むよ、明日か明後日、にまた来るよ。」

『『『<<有難うございました。>>』』』。


本邸自室に〔テレポート〕


次話:チョコレート

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