305話 ただいまー
*****************出て来る魔物の紹介**********
ヌーム :ヌーに似た牛の様な魔物。集団で生活。
ワイバーン、:飛竜、群れる事が多い。
シーサーペント:竜の頭の巨大なウミヘビ。群れる。
ただいまー ------------------
ロバートの所に行って、
話しておきたい事が有るからと言って、
お茶に誘います。
「ロバート、地下の緊急避難スペースだけど、
おそらく、その者たちが此処に来る時には
重症に成っている事が多いと思う。」
「テレポート時に、全員を受け入れる事が
可能な様にしてほしい。」
『承知致しました。』
「あと、馬車の駐車スペースだけど。」
「ロシナンテ用の馬車横から乗り降り出来て、
三台縦に並べる様にすれば短時間で
素早く大量輸送が可能です。」
「アンドロイドには全員緊急脱出装置付けて、
お願い。」
「非常用は一台、私が持つとして、
三台をAIマスター、と協議して作って。」
「それから、狼やカラス、
番犬や見張り必要だと思うけど、どお?」
『番犬や、カラス、馬車も新しいお屋敷に
移動出来た時に相談します。』
「そうだね、取りあえず、
ちゅー達の拠点が出来た事で、
貴族を監視出来るよ。」
「お屋敷は、完全に取引が終わって、
所有権の移転が終わったら連絡頂戴。
お化けの対応するから。」
『承知致しました。』
「あの屋敷の地下に住んで居る者の
情報が欲しいから、 所有権移転の時に、
どんなお化けが出るのか聞いて」
「それから、前の住人に何が有ったのか、
もし、行方不明になっている者が
居たら聞いておいて。」
さて、お昼ご飯食べて、帰りますか。
厨房に行って、「料理チョー」
びっくりした様に後ろに飛びのきます。
「貴方もサンダースと同じ反応するのね。」
「ねぇ、何か欲しい物無い、
結構いっぱい持ってるけど。」
『おぅ、シーサーペント、
あれ旨かったな。あれが欲しい。』
「ワイバーンとかは?」
生唾を飲む音が、ごくりと。
『そんな物も有るのか、一匹でいい、くれ。』
「良いよ、後、牛、ヌームも置いてくね。」
「ヌームとワイバーンは一匹づつ、ドン、
シーサーペントは輪切りを10個程。
こんなものでいいでしょ。」
「ロバート。シーサーペントは
知り合いに上げても、いいよ。」
『有難うございます。』
使用人の食堂に行くと、
キャロラインが居たので、
「お昼ご飯、もらっていい?」
『勿論です。』
「ありがと、今日の献立は?」
『ヌームのテールスープと
トマトと野菜のサラダ、パンは食べ放題。』
「それ、お昼ご飯じゃないよね。」
『今夜、お客様がいらっしゃるとの事で、
晩餐の残り材料で作ってくれたんです。』
『これから忙しく成るので、
夜も同じメニューです。』
「美味しいから、いいじゃない。」
『そうです、三日間同じでもOKです!』
さすがにそれは無いでしょう。
ご馳走を造る程のお客さんて誰だろ??
(AIマスター、アンドロイド娘二人、
古着屋で経験積ませて。)
(先々、サンサ達に付けて、
ペンタの街で支店出すので、店員件護衛ね。)
(二人とも、体術、棒術師範クラス、
力は私くらい。クリーンや生活魔法は使える様に。
特殊能力は使えるけど、当面は使わない。)
(設定は、オルタが、知り合いの道場師範から、
孤児院を出なきゃならない仲良し娘が二人。
勤め先を探しているとでも言って、)
(さっきも言ったけど、緊急脱出装置付、
これはアンドロイドの秘密を守る為にも
必要かと思います。検討してください。)
(ご飯食べたら古着屋に行くからその時に。ね。)
《承知致しました。》
食堂に行くと、もう、皆食べてます。
私も、トレーをもらって来て、
皆と食べる事にします。
ダリンが明るいですね。
サンサは、うつむき加減、少し頬が赤い様な。
私は大人なので無しも言いません。はい。
食事が終わって、軽くお茶して。
「じゃあ、帰ろうか?」
『『『<<<はい!>>>』』』
馬車を出して、ロシを呼びます。
「ロシ!」顔をにチュされました。
そう言えばロシに何もしてあげていないね。
「ロシ、何もないけど、私の魔力上げる。」
「それ~。」
(『ふにゃ~~!!気持ち良いですぅ。』)
かなり嬉しそうです。
「そうだよね、時々上げないとね。」
「みんな乗ったね。
私もロシの背に乗ってと、さぁ。出発」
メイド達が外に出て手を振ってます。
「またすぐ来るんですけどね。」
ロシが御者台に向って、
(『行きますよぉ』)
タズナを噛んでテレポート。
古着屋の前です。
「ロシ、有難う。」
「ロシナンテって少し長いから
これからロシでいいかな?」
(『可愛いですぅ』)良いそうです。
馬車から下りて、ロシに
「先に帰っていて。直ぐ戻るから。」
次話:エスメとラルダ




