302話 王都の冒険者ギルド
*****************出て来る魔物の紹介**********
魔物
ヌーム :
ヌーに似た牛の様な魔物。集団で生活。
ワイバーン:
飛竜、群れる事が多い。
グリフォン:
ライオンの体に鷲の頭と翼、蛇の尾。群れる事が多い。
地竜:
恐竜よりトカゲに近い、でっかいコモドドラゴン。
シーサーペント:
竜の頭の巨大なウミヘビ。群れる。
王都の冒険者ギルド-------
ごはん食べに行きましょう。
「おはよ~」
『ララ様、昨夜は何処に行っていたのですか。』
相談する事でもあったのでしょうか珍しく
マミーからの質問です。
「あっち行って、こっち行って、
そっち行って。色々です。」
「今日はご昼飯食べてから帰るから、
それまで、自由時間。
ただし、一人では行動しない様に。」
「私は執事長と行くところがあるから、
ケティ、今日大丈夫?」
手で大きな〇を作ってます。
「大丈夫みたいね。
ケティに案内してもらうのが良いわね。」
「手芸屋さんも面白いかも。
仕入れに、これ渡して置く。」
金貨二枚渡して起きました。
食事が終わり、ロバート、の所に行きます。
コンコン「ララです。」
『お入りください。』
「この前頼んだ、ネズミの拠点、確保できた?」
『まだ手続きの途中ですが、決まりましたよ。』
「ギルドに行った後、見に行ける?」
『大丈夫ですよ。』
「じゃあ、行こうか。」
家紋の入った馬車でお出かけです。
ギルドに行くと、連絡してあったのか、
ギルド長が出迎えます。
<ロバートさん、今日はお屋敷の方の冒険者登録
との事ですが、どちらの方ですか、>
私がギルド長の袖をちょいちょいと引くと、
<お嬢ちゃん、ちょっと待ってってね、
大人の話が終わってから、聞いてあげるから。>
ロバートが楽しそうです。仕方が無いので、
領主さまにサインを頂いた書類を見せると。
面戸臭そうに書類を取り、
私の顔と書類を見比べます。
書類に写真は貼ってないですけど。
ギルド長が、書類を指さし、次に私を指さします。
私が大きくうなづくと、
手で目頭を押さえて。ロバートを見ます。
ロバートが大きく頷くと、
大きなため息を漏らします。
<薬草集めにもまだ早いですよ。>
ロバートに向って。
ふてくされた様に、言ってます。
「購入して頂きたい獲物が有りますので、
それで判断されては?」
今度はロバートが目頭を押さえますが、
心なしか、口角が上がってます。
ギルド長がロバートを見ますと
ロバートが大きく頷きます。
しぶしぶと言った感じで、
ギルド長に案内されますと。
兎でも出すと思ったのか、
カウンター横の小さな台を示します。
「ここでは小さすぎて乗りませんよ。」
<いいから、出せ。>
「判りました。」
シーサーペントでは、
この辺全部だめに成りますので、
ヌームをドッカーン!!。
「まだあるんですけど、
ここに、もっと出していいですか」
<待ってくれ、俺が悪かった。
謝る、謝るから、一旦仕舞ってくれ。>
わざと、ロバートを見ます。
ロバートが楽しそうに、
『ララ様、仕舞って上げてください。』
仕方がないので、一旦仕舞って。
まだありますけど、何処に出します。
ギルド長、どこかぶつけた様です、
腰をさすって、びっこ引いてます。
解体場の広い所に案内されたので、
ヌーム2頭、ワイバーン、グリフォン、
地竜、シーサーペント。
「まだ出しますか?」
<まだ。有るんですかー!!>
「有りますけど?」
ロバートが我慢できなくなって、
『ギルド長、ララ様は特殊能力持ちなんです。」
「ただ、王族に見つかると面倒なので
正体を隠しているんです。』
『冒険者のクラスは下でも良いですが、
ギルド長直属にしておいてください。
情報が欲しい事も有りますので』
<わかった、今後は、
ここに来た時は直で俺の所に来てくれ>
<ロバートさん、
とんでもない、嫌、すごい人、違う、凄い子を
連れて来てくれたね。>
<所でこれはこっちで買わせて
もらっていいのか?>
「魔石が無いですけど、幾らに成ります?」
<今、ギルドに有る、金全部で、
たのむ、売ってくれ。>
「何枚ですか?」
<金貨500枚位だが、すまん、頼む。>
「判りました、今後のお付き合いも有りますので、
それで手を打ちましょう。
ちなみに一番高いのはシーサーペントですか。」
<ああ、こんなの物語の中の生きもんだ、
みんな、大騒ぎに成るぞ。>
「さて、ロバートさん、手続きお願い致します。」
『はいララ様、どちらでお待ちいただけます?』
「バーでミルクをWでやってるよ」
<ぶっ>ギルド長が吹いてます。
次話:お化け屋敷




