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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
299/968

299話 古着屋支店の相談

古着屋支店の相談-----------


さて、シーサーペントの料理を堪能して、

部屋に戻って、みんなに預かった服を渡します。

と、ダリンが<サンサから話は聞いた。>


「あんた、古着屋の主だよ、しっかりやんな」

ダリンがぽかんとした表情をしています。


「何、ボケた顔してるの、

 サンサがおかみさんで、あんたが旦那さん、

 主でしょうが、しっかりしないと置いて行かれるよ。」


意味が判って真っ赤に成ります。

「小さくてもいい、

 明日あんたの気に入った指輪買っといで、」


小金貨一枚を渡します。<こんなに・・・>

「それはあんたが稼いだお金だ、いいね。」


<有難うございます、

 俺、なんか、色々上手く行かなくて、

 先が見えなくて、いらいらしてたんだ。>


<もしかしたら、これで兄弟達も養えるかもしれません。

 有難うございます。>


「その兄弟たちが、また、

 違う街に古着屋の支店を出せたらいいね。」


<そうなれば・・・。俺、夢が広がります。

 頑張ります、絶対に。>


「その気持ちを忘れないで、絶対忘れないで。」

〔魔眼〕


この気持ちだけは忘れてはいけないと、

思わず魔眼を使ってしまいました。


「サンサを捕まえに行きなさい。」

<この恩は・・・>

「言葉はいらない、行動で返して。」


<はい、はい、俺こんなに感動したの初めてだ、

 あははは・・・>


「私は忙しいから、失礼するよ」

ロバートを探すと、料理長の所だそうです。

ちょうどよかった。


「料理長。これ上げる」

「何で後ろに飛ぶのさ。!」

『いや、またすごいのが出るかと思って。』


「全く、いつもいつもは・・出ました、

 シーサーペント」


「あげる」

「それから、カカオパウダーと寒天パウダー、黒砂糖。」


「ハーブティーの材料は雑貨屋に沢山あるみたい、

 調合しても美味しいよ」


「遠心機もいらない。ロバート、頼みがあるの、

 明日、冒険者登録に付き合って。」


「朝ご飯食べたらすぐ行きたい。」

『承知致しました。』


「明日は本邸で忙しいから、

 早めに帰らなきゃいけないし。」


「古着屋のメンバーは適当に

 部屋をあてがってちょうだい。宜しくね。」


ヒュプノ探知機と覚醒機の設置にキロの街に飛びます。


次話:狼の嫁探し

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