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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
297/971

297話 金物屋さんと雑貨屋さん

金物屋さんと雑貨屋さん-----------


「さて、後は、金物屋と雑貨屋さんだね。」

「それが終わったら、

 アクセサリーのお店でも行ってみましょうか。」


『『<<<はーい!>>>』』お子様たちは元気が良いです。

 さて、行きましょう。


金物屋さんに着いて、

「モリエール、何か注文されて物が

 有ると言っていたけど、?」


<はい、鍋と、包丁と、そこの深いフライパン、

 中華鍋、スプーンにホーク。>

「大丈夫、不良在庫には成らないから持ってきて。」


『もう、台に乗りません、』

「じゃあ一回会計ね。」

<小金貨3枚です。>


「マジックBOXに全部入れるよ。ホイホイッと」

「はい次持ってきて」

さっきより多いようですが、


『今回はこんなところで、』

店の御主人が、<小金貨4枚です>

「はいはい、全部仕舞ったよ。」


次は雑貨屋さん。

今回もいい物が有るかなぁ


「こんにちわぁ~、

 ご主人、何かいいもの有ります?」

<うちのは全部いい物ですょ、>


「分かってますって。」

<珍しい物なら、こちらで>


<ご婦人が虜になる程美味しいと言われて、

 沢山買ったんだけど、全然美味しくないんですょ。>


これ、ココアですよ、

このまま食べても苦いだけですからね。


これどれ位有るの?」<樽に三つ程>

「勉強するなら全部もらうよ、」

<ひと樽小金貨1枚で・・・>


「三つで幾ら?」

<うう、小金貨2枚と銀貨5枚で。>

にたりと笑って、


「小金貨3枚だね。じゃあ全部買うよ。

 また入る様だったら、取って置いて。」


<有難うございます。助かります。>

「ん?これは?」

黒い塊、見た事が有ります。


<けずって食べると、甘いんですが、少々癖があって>

「どれ位有るの?」<100Kg程>

「いいねぇ、そういう冒険者好きだよ」


「いくらだい?」

<銀貨6枚で・・・>


「ん?聞こえないなぁ、

 ああ、小金貨一枚ね。買った。」


「ん?こっちの粉は?」

<固くしたり、固めたりする粉と聞いたんですけど>


これ、寒天粉、「どれ位有るの?」

<安かったんで、樽6個>


「いくら」

<全部買ってって頂けたら銀貨6枚でいいです。>


「はい、小金貨1枚ね。」

「おーいみんな、決まったかい?」


<ララ様、これ、いい匂いがするんですけど。>

「マミー、何か見つけたの。おっ、これはシナモン、」


「ご主人、これの値段と量は?」

<樽1つ、小金貨1枚です。>「購入!」


ロザリが、

<お花の香りが、とてもいいんですけど>

と言って持って来たのがラベンダー。


「ハーブティーか、ご主人、

 プリムローズ・ラベンダー・リンデン・カモミール

 を1Kgづつ下さい。」


いくらですが?全部で、銀貨一枚です。

「今回はこんなものでいいね。」

ちょっぴりおまけで小金貨6枚の買い物でした。


さて、少し時間が有るから、

アクセサリー、小物のお店に行こうか、


皆大喜びです、

デルシーとプリシーケは手を取り合って跳ねてます。


ケティ、お願い。

『承知致しました。』


「皆、一時間位ね。

 ほら、サンサとケティ、おかあさんたちも行っといで、

 予算は一人銀貨一枚だよ。」


ササンが<私は先ほど頂きましたので>

と殊勝な事を言ってます。

「さっきはダリンとの分、今回はご褒美、行っといで」


「ほれ、ケティも。」

『私も良いんですか。』

「良いよ、行っといで。」


スカートの裾を持ち上突撃します。

それは、ヴラド家のメイドとしては

どうなんでしょうね。


「私もちょっと、見てみようかな。」


デザインのお勉強と思いましたが、

あまりぱっとした物は無いですね。


因みにシーサーペントの

青い精魔石と地竜の赤い精魔石の鑑定をしてもらうと。


<見た事が無い石なので、評価は出来ない>

と言われました。


<私の好みでは無いので、二つで銀貨一枚で宜しければ

 買い取らせて頂きますが如何でしょう。>


との事、丁重にお断り致しました。

普通、精魔石なんて見た事ないか。


皆、一時間ほどで、

お気に入りを見つけた様です。

会計して。


お屋敷にかえって、ケーキ作らねば。

「ケティ、ケーキ作るよ、帰ろう」

ケティの目が光ります。


『さぁ、皆さんお屋敷にかえりますよ~」

何故か号令かけてます。


お屋敷に帰り、ケティがメイド仲間に耳打ちすると

メイドがちらりと此方を見て走り去って行きます。


うちのメイド、みんなよく走るなぁ。


次話:ケーキ作り

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