289話 メイド服
メイド服-----------
執事長の所に行かなくては、執事長の部屋に行き、
コンコン「ララです」『入りなさい』
「失礼いたします。」「服装の件で、まいりました。」
『ララ、食事の時間が近いよ。』「いけない、執事長また後で、」
急いで退出して、ダイニングルームへ、パトラの横に並びます。
『あんた、何やってんの?』
「メイド以外の事がとても忙しいのです。
この後、執事長とご相談です。ショボン」
『何やったの』
「メイド服脱がされるかもしれません。」『ええ!』
メイド長がごほん、パトラが首を縮めます。
「外に出る時はメイド服脱ぎなさいって。」
『脅かさないでよ全く』
「みなさんの食事終わったら執事長の部屋に行って来る」
奥様がちらりと此方を向きましたが、一礼をして、
執事長の部屋に向います。
ノックして、「ララです」『入りなさい』
「失礼いたします。」
「先日、ご主人様に言われました、メイド服に知きまして、
ご相談にお伺いいたしました。」
『ああ、その件な、あの後、ご主人様が、
そんなに、うちのメイド服に誇りと自信を持ってくれているとは思わなかった、
うちのメイド服では、落ち着かないかと思ったが、悪い事をした様だ、
私から、今のままで良いと、伝えておいてくれと、言われましたよ。』
「あ、有難うございます。私、この服が、すごくすごく好きです。
大好きです。とっても嬉しいです。」
少しウルウルに成ってしまいました。
『それから、もう一点、古着屋の税の件だが、通常どおり、一年間は不要。
今年は無し、来年も年途中なのでなし。再来年からだそうです。』
「執事長様、私はご主人様のメイド、私が得た物は全てご主人様に・・・」
『よいよい、ご主人様が良いとおっしゃっている、
それ以上言うのはかえって不敬だよ。』「判りました。」
「これを、」『何かねこれは?』
「シーサーペントの青い魔石と地竜の赤い魔石から、
私が作りました、精魔石です。何かのお役に立てれば、」
『わかった、ご主人様にお渡ししよう。』
「では、失礼させて頂きます。」礼をして、退室します。
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