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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
286/970

286話 緊急治療施設

緊急治療施設--------------


「けが人が沢山来ると、

 屋敷の中が剣呑な雰囲気に成るので避けたいですね。

 出入りは隠しドア一つ。「実際の移動はテレポートにしましょう。」


(AIマスター、ここの地下に医療施設作って、

 移動は基本テレポート、通常の通路は執務室の隠しドア一つだけ。)


 (あと、そこにナースとドクターの派遣がすぐ出来る様にして。)

《承知致しました》


ん?「さすがに少し揺れたかな?」

「そこで全てが完結する異空間、宇宙船型の施設だと思う、ロバート」

 お願いね、『承知致しました』


「みんな来て、移動します。」

手を繋いで、私の同調して、〔テレポート〕」


地下空間の発着場に到着しました。

みんな、緊張の面持ちで周りを見回しています。そこは、

広い部屋に仕切りが付いて、ストレチャーが並んでます。


廊下は無いようですが、

手術室やICU機器が並んでいる部屋も複数見られます。


「ここでトリアージを行なうのですね。手術室やICUも沢山あります。

 なる程、緊急ボタンを押すと空いている所に、

 任意に転送されて、必要な処置をされると言う事ですか。」


「みんな、緊急ボタン、押してみて、」

みんな、ボタンを押すと、ストレチャーの上に寝ころんでいます。

『おっ』とか『うわぁ』とかの声が聞こえます。


「そのボタンを押すと、こんな感じで、そこに運ばれます。

 ここで必要な治療を受ける事に成ります。」

「解ったら、みんな、此処に集合。」


サンチェスが

『ララ様、此処は一体、何処ですか?』

「分邸の近くだよ、気にしなくていいよ。」


『気にしなくていいと言われましても・・・・』

何かぶつぶつ言ってますけど、無視します。


「分って居ると思いますけど、此処の事は絶対秘密ね。」

皆、首を縦にブンブン振ってます。

「じゃあ、拠点の自分の部屋に一旦戻って、居間に集合。」


「グラディスとエンドラは手を繋いで、エンドラの部屋に行って。

 そこで待っていて。」


(AIマスター、緊急で飛んで来た者は即〔麻酔〕で眠らせてね。)

《承知致しました。》


(「狼、カラス、ちゅー達、各3匹一週間の見張り勤務。選抜しておいて」)

(『『『承知致しました。』』』)


本邸、自分の部屋に〔テレポート〕

「そうか、テレポート出来る者同士の移動の場合は一人が

 明確なイメージを送れば、同時に飛べるんだ。良し。」


「ちゅー達、決まった?」(『ちゅー太D、ちゅー太E、ちゅー子Eです』)

「みんな、バックに入って、手を入れるから、それに触って。

 イメージ送るから、一緒に飛ぶよ、1.2.3〔テレポート〕」


カラスの所に付きました。

「カラス達、決まった~?」『はい、ルチア・ニト・リオです。』


「三羽、私の頭と肩に止まって。狼たちの所に一緒に飛ぶよ、

 イメージ受取ってね。1.2.3〔テレポート〕」「狼達、誰が行くの?」

『カイ・マチ・クロスです。』

「女の子のマチ私の足の間に入って後二匹は左右の足に体を付けて。」


「ほら、狼達、ちゃんとふっ付いて、これからみんなで遠くに一緒に飛ぶよ、

私のイメージを受け取って、1.2.3〔テレポート〕」拠点の居間に着きました。

『『『『うわぁー。!』』』』みんなひっくり返ってます。


「ほらほら、ふざけてないで、驚かないの!」

「この子達はみんな私の眷属、貴方達の先輩よ」

『すいません、このパーティのリーダー、サンチェスと言います。』


『カァー』サンチェスがカラスに最敬礼で挨拶してるよ。

「カラスは空から、狼はカラスと協力して離れた所から、ここの周辺警護、

 異常が有れば、私とサンチェス、に報告。」


「ちゅー達は家の中、転移してくる者が居るかもしれない。

 同じように私とサンチェスに報告。」


「確認しにいく時は二頭で、一頭は残るように。

 カラスも同じ。体調が悪く成った時も報告。」


「ちゅー達の緊急避難用の転移装置の基点は本邸の巣だね、

 カラスと狼には付いていないか。」


(AIマスター、カラスと狼に緊急避難用の転移装置付けれない。

 基点は分邸の医療センターにして。)《承知致しました》


「狼とカラス、この赤いボタンを押すと王都の医療センターに飛びます。」

「緊急避難用の転移装置です。罠にはまった、切られた、食われる、

 と言った時に押して。助かる確率が上がるから」


「狼、カラス、ちゅー、今回は攻撃しなくていい。

 見つかったら逃げる、やばいと思ったら逃げる。

 攻撃は自分と仲間の命を守る時。じゃあ、警備に入って。」


次話:推理

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