282話 新しい眷属
新しい眷属------
「私は人では有りません、光と闇の属性を持つ特異種のダンピーラです。
吸血の習慣も欲求も有りません。お日様にも問題ありません。
今ここで、私の眷属はサンチェスとフラン、スタン3人です。
今、チームサンチェスは、危機を迎えています。
何者か判り合せんが、我々に害を成そうとしています。
このままでは、近日中にだれかが、あるいは全員が
死亡あるは四肢の欠損程の大けがをします。
我々は、対策を取らねばなりません、まず全員が強者、
私の眷属に成る事が最低条件に成ります。
拒否される場合は、私達から遠く離れてもらいます。もう会う事は無いでしょう。
本当はこんなに急ぐことはしないのですが、
今は時間が有りません。まず、眷属に成る事での利点と欠点を説明します。
まず、基本能力は、私と同じ、不老、超再生、念話、感覚共有が与えられます。
つまり、年を取らない、けがはすぐ治るけど死ぬ事はある。
遠くに離れていても眷属同士の会話が可能。
お前達が見た物を私もみる事が出来る。と言う事です。
不老は成長限界、20歳くらいでしょうかまでは成長しますが、
それ以降は年を取らなくなります。年配の方はその年で停止です。」
欠点は本来なら、私が死んでも眷属は消え無いはずですが、
今は難しい条件が有る為、私が消滅すると眷属達も滅する事に成ると思います。
私が本来の力を取り戻せば、私の生死にかかわらず、死にません。
但し、私の害を成そうとした時やその存在自体が害悪であると
私が判断した場合は、その者を滅する権限を持って居ます。
今言ったことを踏まえて、決めてください。私は下に居ます。
下に行こうとすると、ディブが呼び止め、
<ララ様、私たちの答えは決まっています。何卒眷属にしてください。>
「分かりました。先に眷属契約をしましましょう」
「我が名はルビ・ヴラド、親愛の証として汝デイブ、グラディス、エンドラを
使い魔とし、わが権能の一部を与える。」
一人ずつ額に触れて、名前を告げながら、魔力を少し与えます。
「生涯、お前と共に生き、お前にとって不名誉な命令はしない。
友として一緒に歩んで欲しい。」
「承認してください」
『我名は『『『デイブ、グラディス、エンドラ』』』、私は、
ご主人様の親愛の情を裏切らない事を誓います。』
それぞれに名前を言い、誓いの言葉を唱和します。
体がふわっと光り、その光が心臓の所に吸込まれます。
デイブは少し若く、グラディスは魔力が上がってます。
エンドラは少し大人びた様です。
では、三人とも下に行きましょう。
魔力が、がっつり持っていかれた、グラディスですね。
精霊カスを隠れて二振り「吸収」どん。
おぅ!効きますねぇ。
一階に降りると全員が揃って、こちらを見ます。
「さぁ、今度はお前達だ」
「オーギ、バルド、オスト、ジャル、こっちへ」
「我が名はルビ・ヴラド、親愛の証として汝オーギ、バルド、オスト、ジャルを
使い魔とし、わが権能の一部を与える。」
名を呼び、魔力を少し与える
「生涯、お前と共に生き、お前にとって不名誉な命令はしない。
友として一緒に歩んで欲しい。」
「承認してください」
『我名は『『『オーギ、バルド、オスト、ジャル、』』』私は、
ご主人様の親愛の情を裏切らない事を誓います。』
体がふわっと光、その光が心臓の所に吸込まれます。
おや、ジャルの権能が上がってますね、料理人から匠に成ってます。
疲れました。今日は働き過ぎです。
「サンチェス、今日はもう終わりにするよ、疲れたから、一旦帰るね。
続きは明日やるから。」
『姉さん、明日も何か遣るんですかい?』
「あんたらに魔法を教えなくてはならないからね。
二日酔いに成らない様にするんだよ。」
『ぐっ!』サンチェスが言葉に詰まります。
今夜は盛大にと思っていた様です。
〔テレポート〕
お部屋に帰って、ポウとマニに残りの魔力を上げて、
ベットの横で、〔クリーン〕、〔クリーン〕
寝ます。「おやすみなさい」
次話:魔法の訓練




