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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
281/967

281話 デイブの治療

デイブの治療----


「では、具体的にどうするか、全員を眷属にします。」

みんな驚いています。口角が上がったままの者も居ます。

「装備も刷新します。」


「そこでサンチェス、フラン、スタン三人に聞きたい、上の三人はどうです?」

「もちろん、デイブの傷は治します。」


サンチェスが代表して言うようです、

この三人の中では評価は決まっている様です。

『もし、デイブの傷が治るなら、メンバーに加えたい人物です。』


『エンドラも、家事全般任せられるので、

 ジャルと一緒に拠点防衛に良いかと思っています。』


『グラディスは分りません。』

「私はグラディスが一番だな」

「魔力がすごい、しかも光、水系が使えそうだ。回復魔法の適性がある」


「じゃあ、最初にデイブの傷を治す。

 ただし、回復魔法でおかしな治り方をしているので、

 少し時間が掛かる。まあ、問題無いでしょう」


立ち上がって、二階、グラディスの部屋に行きます。

ノックして、ドアを開けると、少し落ち着いた様です。


三人でお礼合戦が始まりそうなので、手で制して、

「デイブ、君の部屋はどこだい。君の部屋でその体を治す。」

デイブがお口パクパクしてます。


「部屋に案内しておくれ」

<ハイ>ギクシャクと歩いて行きます。

<ここです。>「中に入ってベットで横になって。」


<これでいいですか。>

「ハイ、目を閉じて」〔麻酔〕

コトンと意識を手放します。


ドアを閉めて、鍵かけて、

(AIマスター、助手頼む。《承知致しました。》金髪のリリ姉が来ました。

 この男の内臓癒着部分、ポーションなどで中途半端に治った部分を治します。)


(AIマスター、施術部分を確認して。)


《ハイ、左側に集中してますね、左肺の一部損傷、

 左腎臓と副腎の一部損傷、腸の癒着。左ひざ靭帯損傷、

 つながる前に固定された様です。》


(損傷した所を削って、ハイヒールを掛けたら、元の形に戻る?)

《ハイヒールでは難しいかと、オーバーヒールならば、

 ただ、魔力消費が半端じゃないので、》(判った、)


オーバーヒール頂戴。《承知致しました》

「今の魔力量は8割OK行ける。」

(開胸しないで、内視鏡で出来る?OKね。)


(AIマスター、ミスリルの撚り線を内視鏡の中を通したい。

 内視鏡で確認しながら ミスリル線を通して


 ミニカッター(エアーカッターの極小版)で癒着部を切り離して、

 同じく、ミスリル線を通してオーバーヒール送り込みます。)


「では、始めましょう」金リリがお腹を探りながら、

穴をあけ、内視鏡を入れます。この金リリさん、すごいです。


AIマスター、が映像を送ってくれますので、

金リリが動かすにしたがってミスリル線から〔オーバーヒール〕を送ります。

これで肺はOK。傷口塞ぎます。〔ハイヒール〕。


次は腎臓と副腎ですね、腎臓から先ですか、わかりました。

処置が終わりました。ミスリル線から〔オーバーヒール〕。


同じ様に副腎も処置して、この穴から腸には行けませんね。

一旦塞ぎます。〔ハイヒール〕


腸は癒着してその癒着した所がもろくなっている様です。

(ここに内容物無い?)


《今はありませんが15分後に通過します。》

(15分あれば大丈夫でしょう。)


行きます。ミニカッター慎重に分けて、

〔オーバーヒール〕〔オーバーヒール〕。

傷口を〔ハイヒール〕。


(他の内臓部分、他は大丈夫ですか?)《問題ありません。》

(最後は膝ですね。AIマスター、同じ手法で問題無いですね。)

《大丈夫です》


膝を開けて、切れた靭帯の両方の先を削り、

〔オーバーヒール〕〔オーバーヒール〕。


傷をふさぎます。〔ハイヒール〕〔ハイヒール〕。

AIマスター、筋肉の損傷はないですか?《大丈夫です》


本当に魔力無くなったわ、残り10%位です。

精魔石の粉を出して、3つまみ分パッパッパ「吸収」

どんと来て戻りました。90%位になりました。


さて、〔麻酔解除〕

デイブが目を覚ましました。

「デイブ立ってください」のそのそ立ち上がりましたが。


<????左ひざを撫でたり、触ったり。あね様、治ってます。>

「そりゃそうだ、直したんだから」


「お聞きしたい事が有ります。お嬢さんの部屋に行きましょう。」

夢を見ている様な顔をしています。


グラディスの部屋に入り、三人を前にして、

「これから話す事は、あなた方の未来に関する事です。」


次話:新しい眷属

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