賢者の石
賢者の石-------
さて、ポウの所に行きます。
起きてますね、卵の光り方を見るだけで楽しそうなのが判ります。
(「ポウ、マニ、楽しそうね。」)
(『ララちゃま。おねえちゃまとお話するの楽ちい。』)
(「いっぱいお話して、楽しく成ると、早く卵から出れるかもしれないよ。」)
(『うれちい、ララちゃまに会いたいでちゅ。』)
(「私も会いたいよ、でも、今が大切な時、ゆっくり育ってね。」)
(『はぁ~い』)
(『ララ様、マニはすごく元気で賢い子です。
もう少し先ですが、元気な姿をお見せ出来ます。』)
(「楽しみにしているよ。精製魔石持って来たよ。
これは賢者の石と言うらしい。ここに置くよ。」)
(『ララ様、今何と?』)
(「名前なんかどうでもいいよ、私が作った物、それだけで十分だと思うよ。」)
(『うれしい、その心遣いが、優しさが、どれほどの思いでこの魔石を
作ってくれたのか、私は、ララ様のすべてに感謝して、
貴方様に尽くします。』)
(「ここに置くよ、100個出来たよ」)
(『100個・・・・愛が大きすぎて潰れそうです』)
(「もういいから、持って行け。」)
(『はい、いただきます。』)
卵が大きく光り、脈打つように光が揺れます。光が収まると、
少し卵が大きく成った様です。
(「大丈夫?落ち着いた?」)
(『はい,こんなに美味しい物をこんなに沢山一度に頂いたのは初めてです。』)
(「次はこれを試してみて、相性が悪い様なら吐き出して。
炎の精霊の特性を持つ精魔石だよ」)
(『はい、大丈夫だと思います。』)
(「ここに置くよ」)
(『少し辛いけど、大丈夫です。』)
(「後三つ位、作れそうだけど、持って来る?」)
(『はい、お願い致します。』)
(「魔石はここまでね、次は魔力上げるね。」)
(『はい』)(「最初はマニから」)
(「そーれ、どんどコドン、どんどコドン、どんどコドン、どんどコドン、
どどんこドン、どこドンドン、どんどコドン・・・・・」)
(「きゃっきゃきゃっきゃ喜んでいます。
卵の中で魔力を受けると どんな感じなのでしょうねぇ」)
(「ポウにも行くよ、小さい波、さわわ~~ん。
中くらいの波、ざば~~~ん。
大きい波、どっぱ~~ン。波が寄せるイメージです・・・・。」)
(『とっても気持ちがいいんですよ。』)
(「じゃあ、また明日ね、お休み」)
(AIマスター、パーティ-サンチェスのメンバーの装備の変更を行います。
魔力タンクの増加、まじっくBOXの容量増加、
あと私のボックス内で タライに入って居る精魔石のかすを全て
200ml位入る容器をたくさん用意して詰め替えて。
ポンポンと振って、一つまみ位づづ出る物がいいですね。
明日はサンチェスの所に行かなければ成りませんが、
奥様の所をすっぽかす訳には行きませんね。
途中退室の言い訳は、う~ん、
ご主人様に王都に仕入れに行く許可を頂く事にしましょうか、
少し弱いですけど、しょうが無いですね。
今日はお休みなさい。
次話:メイド服の危機




