料理チョーと長物
料理チョーと長物。----------
「料理長、いる~~。」ぴょんと背中に飛び付きます。
『背中にふっ付いているのは、セミか?ミンミンうるさいが』
「違うぞ~~。チクンするぞ~~。」
レイピア抜くと、料理チョーが、かまどの方に背中を向けます。
即〔テレポート〕料理チョーが『うおちゃー!!』少し火傷したみたい。
可哀そうなので〔ハイヒール〕。
「おばかさんねぇ~。」
「おほほほ、お尻のおこげが可愛らしいわね。」
「あら、元気がないわね、」
『おめえ今日、俺に長物解体させる気だろう。パトラが言ってたぞ。』
「知ってたの。つま~んないのぉ」
「じゃあ、これね。」
皮も内臓も取られて綺麗になった1.5m程の輪切りを出して、
「これ調理して、奥様がすっごい楽しみのしていたから、
みんなにも食べてもらって。」
「シーサーペントなんて、王様でも食べた事ないって言ったわよ、
パトラが」
『なんだ、切り身じゃねえか。』
「あら、頭も尻尾も付いていた方が良かった?」
『みんなが、見たいかと。』
マジックバックに手を入れると、
『出すなーー!!、ぜってい出すんじゃないぞ。』
「あら、さっきと言い分が違うじゃない。」
「可哀そうだから、これね。」
頭と尻尾を台の上に載せておきます。
「じゃぁよろしく」
『誰がかたずけんだ~~』
「リリ姉にお願いしたら。」〔テレポート〕
次話:精魔石
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., あとがき ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
「」の形により、誰が発した言葉なのかをある程度特定出来る様にしました。
下記をご参考にしてください。
-------------------記------------------------
「」 :ルビ・ヴラド(ララ)
《》 :AIマスター
『』 :眷属/身内/アンドロイド
<> :人
() :心の声/念話・
〖〗 :人外/妖精/神
【】 :魔物/悪魔
〔〕 :魔法発動呪文




