王都直行便
王都直行便----------
次はロシナンテの検証です。
ロシナンテの所に行き、
「ロシナンテ、今日の検証はお前が、荷車を引いて。飛べるかの検証です。」
狼車を出して。ロシナンテを繋ぎます。
私が御者台に乗り。1Km先の草原に移動してみます。問題有りません。
狼の家に戻ります。
「大人の狼達、全部乗れる?」
われ先に全員乗り込みます。ギューギューです。
床に足が付いていない者も居るみたい。
「無理やりみんな乗るのは駄目、危ないから。
クロス/モス/クス三匹降りて」
三匹か渋々降りました。
「ロシナンテ、さっきの所まで飛べる?」
(『問題ありません。』)飛べました。
「王都の分邸までは無理?」
(『大丈夫です。』)分邸まで来ちゃいました。
メイド達が騒ぐ前に退散します。
「ロシナンテ狼の家まで戻って。」戻りました。
直ぐに、ロシナンテの前に回って、様子を見ます。
「ロシナンテ、大丈夫、疲れてない?」
目も綺麗です、魔力量も減って居ません。すごいです。
これで何が有っても、みんな助かるかもしれません。
馬具を外して最後の検証です。
「ねぇ、ロシナンテ、もしかしたら、この馬具要らないんじゃない。」
狼車の御者台に手綱を回して縛ります。
「この手綱噛んで、飛べる?」狼達、みんな降りて。
「訓練場の所まで行ってみて」
ロシナンテが手綱を噛んでテレポート
念話で(「戻って。」)帰ってきました。
(『問題ありません。かえって楽です。』)
これ凄いよ。「狼達、乗って」乗ったね。
「ロシナンテ、もう一回行って、帰ってみて。」
ロシナンテがテレポートしましたが、向こうに居ません、
ドキっとしましたが、すぐ帰ってきました。
「びっくりしたよぉ~。
次元の狭間に落ちたかとおもったぁ~~~。
まだドキドキしてる。」
「まさか?」(『王都まで行ってきました。』)
「やっぱし。」「狼達、ご苦労さん、みんな降りてー」
(「ロバート、ごめん、騒ぎに成ってない?」)
(『やはりララ様でしたか。』)
(「ごめんね~。ロシナンテが馬車引いて飛べるか検証していたんだ。
今度古着の買い出しが有るから、気の置けない仲間と一回行くね~。」)
(『お待ちしております。』)
「ロシナンテ、何人まで運べそう。
この前、命の数ではなく、重さだと言っていたね。」
(『はい、ララ様の眷属と成りまして、力も以前の5倍以上に成りました。
お屋敷の馬車の二倍でも問題無いかと。』)
「ロシナンテ、君のおかげで、みんな助かるかもしれない。
今度何度か練習しよう。」
(『有難うございます。嬉しいです。』)
「今日の所は、お屋敷の厩舎に戻っていて。」
(『はい、承知致しました。』)
「パニエル、ご飯足りてる?」
(『はい、まだ少し有りますが、
いただければありがたいです。』)
(『家の宿碌知りません?
あの人のマジックポシェットBOXの中に結構入ってるんです。』)
ボスは古着屋の警備に入って居るけど、言わない方がいいのかな?
夫婦喧嘩は・・・と言うしね。取りあえず此処は”沈黙は金”で行きます。
「ええと、ヌームで良いの、?内臓も出して置くね。
取り合えずヌーム三頭分ね。」
台の上に解体済みの肉を置きます。
(AIマスター、避難用の幌馬車作って。)
《??》)4人席が3列12人乗り御者台は三人。
とにかく、乗り降りが迅速に出来る様にと軽量にしたい。)
(屋敷の外に出ないので材質に合金使用可能、
及び長距離の移動はしないので足回りは軽量。
最終的には3台お願いしたいんだ。)
(ロシナンテが簡単に引ける重さで乗車時間が掛からず、
テレポート時に外に手を出したり出来ない仕様なら、
幌馬車にこだわらないよ。)
(一台、試しに作ってちょうだい。
目的は非常時、本邸から王都の分邸に人間を運ぶためです。)
《承知致しました。》
次話:ベリアの訓練




