消火訓練(序)
消火訓練(序)----------
食事がおわって、奥様の部屋に連行されました。
『ララ、パトラから、体を作っている最中だから
ダメと言われたけど、どう言う事?』
「はい、あの子、ポウがあの状態成っていたのはあくまで、
体が出来るまでの一時避難、魂の仮の宿です。
今回、ポウの体にしようと思っておりました子がおりましたが、
自我を取り込まれる事なく、ポウと共に一つの体に宿る事を望んだのです。
ポウもそれを希望した為、今二人の心と体の親和性を整えております。
10日ほどかかるとの事でした。」
『普通、そう言う事は出来ないし、お互い拒否する物ではなくて?』
「実は、体の提供を申し出た方も、ウンディーネ様の使徒、
眷属として生まれて来るはずの者でした。体を持つ精霊に近い存在です。」
「あなたの話は、神界のおとぎ話の様に聞こえるわ、
やはりあなたは神と言う存在に気に入られているのね。」
「私は、神の存在が、その行いの全てが善だとは思っておりません。
ですから、私は神の使徒には成りません。勿論、悪魔は大っ嫌いですけど。」
『それは絶対人前で言っては駄目よ。』
「もちろんです。奥様の前だからこそ、です。」
「ところで、奥様、気に成っている事が有るのですが、」
『ん?なぁに。』
今の奥様、なにか、猫がにゃおんと言った様な雰囲気と声でした。
そういえば、ルルは?ルビ様と遊んでいますね。
「お屋敷で、火が出た場合とか、
異変が起きた場合はどの様な対応を取られるのですか?」
『そんな事、思っても見なかったわ、あなた、とんでもない事を考え付くのね』
「奥様、今まで無かったはこれからも無いと言う事では有りません。
特に、火事は、明り取りの火、厨房の火、火の有る所には危険が有ります。」
「森林火災は風で木々がこすり合わされたり、
落雷、空から落ちる光の槍です。これらによって起こります。」
「今度、執事長とメイド長に相談して、誰が水をかけて火を消すのか、
誰が奥様や、ルビ様を安全な所に誘導させて頂くのか、
ご主人様に試案を見て頂きたいと思います。」
「そして、お祭り気分で良いですから、訓練を行います。
例えば、厨房から火がでた、と仮定して。
みんなで料理長に水をかけて、正門の前に避難とか」
「どの様に動くかを確認するだけで効果が有ります。」
『最後のそれ、面白そうね。』パトラが乗ってきます。
(AIマスター、執事長とメイド長に火災訓練についての試案を
相談しておく様に伝えて。消化弾、冷凍弾、水玉、水弾。この辺も考えて。)
《承知致しました。》
「奥様、申訳ありません、
これから、熊と狼、カラス達にエサをやりにいかねば成りません。
失礼させて頂いて宜しいでしょうか?」
『仕方が無いわね、行ってらっしゃい、報告はちゃんとするのよ。』
「はい判りました。有難うございます。」礼をして退室します。
まずお店〔テレポート〕
次話:開店二日目
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., あとがき ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
「」の形により、誰が発した言葉なのかをある程度特定出来る様にしました。
下記をご参考にしてください。
-------------------記------------------------
「」 :ルビ・ヴラド(ララ)
《》 :AIマスター
『』 :眷属/身内/アンドロイド
<> :人
() :心の声/念話・
〖〗 :人外/妖精/神
【】 :魔物/悪魔
〔〕 :魔法発動呪文




