マニとポウ
マニとポウ---3/30--------
「おはようございま~す。」目覚まし無しで起きました。!!
(「リリ姉、ルビ様お願い」)
(『了解』)
急いで整えて、マニとポウの所に行きます。
(「ポウ、大丈夫?」)
(『はい、大丈夫です。昨夜はいっぱいお話しましたよ。ご主人様がやさしくて、
ご飯の時にいっぱい遊んでくれて、嬉しくて楽しくて、
早く卵から出て、お話したかったそうです。今は疲れて寝ています。』)
(「有難う、私の事はララでいいよ、領主さまが、
ご主人様だからね。もう、孵るのかな?」)
(『いいえ、お互いの体と心の親和性をもう少し強めるのと、
マニの体をもう少し成長させてたいと思いますので、
一週間以上はかかります。』)
(「わかった、魔力補給は朝晩2で良いのかな?」)
(『有難うございます、一日一回でも良いのですが、
出来れば一日2回頂ければありがたいです。』)
(「他に欲しい物は有るかな?」)
(『宜しければ、精魔石を、これは、魔力の増強に欠かせません、
有ればあるほど強く成れます。』)
(『特にこの時期は精魔石を深部に取り込む事が出来ますので、
より有効に成で、効果が出ます。』)
(「分かった、持って来るよ。
複数の精魔石を融合させて方がいいのかな?
それとも一つの魔石から一個を作った方がいいのかな?」)
(『融合の場合は、不適合の部分を捨ててしまいます。
今回は融合しない方が宜しいと思います』)
(『使えない部分は魔力に還元して置く事が出来ますので。
此方で判別した方が有効に使えます。』)
(「わかった、私も魔力消費が少ないから助かる。」
「卵から孵った時はどんなイメージなのかな、
ポウがマニを取り込む感じ?」)
(『ご主人様でもそれはひどい、
私がマニを食べてしまう様な事は言わないで下さい。』)
(「ごめん、ごめん。で、どんなイメージを持てばいい?」)
(『はい、そうですね、私がマニを抱っこしている様に見て頂くのが、
一番良いかと思います。』)
ポウがイメージを送ってきます。
(「ああ、綺麗な絵を見ている様だ。」)
(『有難うございます。』)
(「魔力を入れるよ~。」)
魔力をゆ~くり流します。ふわ~んふわ~んふわ~ん。点滅に合わせて、
ふわ~ん、ふわ~ん。おや、気が付いた様です。
(「そーれ、どんどコドン、どんどコドン、どんどコドン、どんどコドン、
どどんこドン、どこドンドン、どんどコドン・・・・・」)
(「ポウにも行くよ、小さい波、さわわ~~ん。中くらいの波、ざば~~~ん。
大きい波、どっぱ~~ン。波が寄せるイメージです・・・・。」)
(「ゆっくり育ってね。じゃあ、夜にまた来るよ。」)
「大きい魔物を沢山とらなきゃ。」
次話:朝の食堂




