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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
262/970

ポウとマニ

ポウとマニ---------


「ええと、明日は・・・」

「ちゅー達、明日、テレポートの確認と、訓練場の設置をします。」

「ちゅーパパは残って、子供を見ていてね。」


「ちゅーママは調子はどう?」

『問題ありません』


「ちゅーママとちゅー子Cちゅー子Aには

 テレポートと〔ライトアロー〕は教えてないけど、出来る?」

『三匹とも出来ます。』


『ロシナンテに頼んで、訓練場にも行きましたから、皆と同じに出来ます。』

「すごいな、革鎧の装備に付いてはどうだい?」

『煙玉、地雷矢、バリアはまだ使っていません。』


「これからは使っていいよ。

 地雷矢は夜使うと目立つから昼間使って、煙玉は逆に夜練習ね。」


「昼間に煙玉使いたい時は言ってね、

 領主さまに確認取るから、火事と間違えると困るから。」


「ん?お屋敷で火災訓練した方がいいよね。

 消化弾、冷凍弾、水。ん。後で考えよ。」


「訓練場に行く中継場は狼の家の屋根裏がいいかな。

 沢山の目が有るのは、お互いに良いと思うし。」


「そうだ、ロシナンテの馬車引き実験。

 馬車に狼達乗せて飛んだらどうなるか。」


「飛べる距離は命の数ではなく、重さだと言っていた事の

 検証もしなくてはいけないね。」


「ベリアのテレポート、オーガ対策」

「マニとポウの誕生、赤子、幼児、子供、大人。

 誕生してどのレベルなのかで、手間が全く異なる。」


「よし、ちゅーとロシナンテは明日午前中、

 マニとポウは午後から、」

「ベリアは明日以降で、仕方がないね。御免ねベリア。」


マニの所に行ってみます。

「おや、寝ているみたいです。少し大きく成りましたね。

 後どれくらいで、孵るのかな?」


魔力をゆ~くり流します。ふわ~んふわ~んふわ~ん。

点滅に合わせて、ふわ~ん、ふわ~ん。

おや、気が付いた様です。


ぱっ!ぱっ!ぱっ!と光ります。

何か反しているのでしょうか念話を送ってみます。

(「お話出来る。」)


(『ああ~。ご主さま。ごしゅさま』)

(「はい、はい、少しお話で来るね。」)

(『ごしゅさま、それ、おねえさん。おねえさん、会いたい。』)


あっ、ロザリオ下げたまんまだったわ。でも、会いたいって、

嫌ってはいない、むしろその逆か、ならば、


(「ポウ、マニがポウに会いたいって、横に置いていい?」)

(『私もお話がしたいです。』)

(「おぅ、ロザリオから念話が来たのは初めてですね」)


(「じゃあ、ここに置くよ」)

卵の横にロザリオを置きました。

(「ええっ?」)


ロザリオが、卵の中に入りました。

(「鎖は置いて有りますね。」)

(「二人とも大丈夫?」)


(『この子、可愛いですね。』)

(「マニの魔力大丈夫?」)

(『大丈夫ですけど、有ると嬉しいです。』)


(「そのまま流すよ。」)(『はい』)

(「そーれ、どんどコドン、どんどコドン、どんどコドン、どんどコドン、

 どどんこドン、どこドンドン、どんどコドン・・・・・」)


(『あっ、おなか一杯に成ったみたいです。』)

(「ポウ、君は大丈夫?」)

(『ん~、少し下さい』)


(「はいよ、よいこらしょ~、どっこいしょ~。

 ざばざば流すよ~、ざば~~~ん。ざば~~~ん。

 波が寄せるイメージです・・・・。」)


(『私もいっぱいに成ってきました。』)じゃあ、この辺で、

(「ポウ、このままでいいの?」)


(『はい、有難うございます。』)

(「じゃあ、おやすみなさい。」)


お部屋に帰って、〔クリーン〕〔クリーン〕、

お顔洗って、歯を磨いて、着替えて、髪をとかして、・・・・


女の子はやる事が沢山あるのです。

お休みなさい。



次話:マニとポウ

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