表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
261/968

四柱の精霊神

四柱の精霊神-------------


『ララ、首に掛かっているのはなあに?

 この前のとは、違うようだけど。』

「これには、龍が封じられております。ドラゴンでは無いですよ。」


「悪い魔物に騙されて、滅しようとしていたので、

 私が一時避難的に私が作った精魔石の中に入って頂いております。」


「いま、私の魔力を使って安定させておりますので、

 外せませんが、ご覧ください」

『あなた、今、龍を封じたと言ったわね、あなた、龍より強いの?』


「違います。此方の龍とお話しし、どうせ滅する身なのだから、

 任せる、と協力して頂いたから出来た事です。」


「それでも3回くらい魔力無くなりました。

 ポーションがぶ飲みで頑張ったんです。」


と、ルビ様のロザリオが光りだしました。四つの光が宙を舞います。

〖ララ、わしじゃ。〗「あ!ノーム様。」

〖他の者たちも来ておる。〗


〖その龍、ポウと言ったか、龍王様からの事ずてじゃ。

 わしら4柱の加護を与える様にとな。勿論わしらも大賛成じゃ。

 わしらの最大級の加護を与えるぞ、気をしっかり持てよ。


〖〖〖そーれ〗〗〗〗


「うわぁ!ググッ。」引っ張られ、中に取り込まれそうに成るのをこらえます。

ポウが『おじじ様』と言ったのが判りました。

〖ララ、よくやった、その子を頼むぞ。〗


〖ララ、ウインディーネよ。マニを宜しくね。〗

〖風のシルフだ、レミはしっかり修行させておくぞ。〗

〖炎のサラマンダーだ。イフリートから話は聞いている。〗


「ギンと契約を結んだイフリート様ですね。言伝を。

 私は大丈夫、近い将来会える。修行を怠るなと。お願い致します。」

〖分かった、伝えておこう。〗


〖では、ララ、わしらも見ているぞ、またな。〗

「みんな心配しているだろうから、よかった。」 

はっと、気が付くと奥様に抱きしめられています。


思わず小さく「おかあさん」と言ってしまいました。

「あ、有難うございます。もう大丈夫です」

奥様が、放してくれましたけど、まだ、肩を掴まれております。


『ビックリしたわよ。ルビのロザリオが光ったと思ったら、

 光の乱舞が始まって、それが四色、四つになると、

 貴方のロザリオに吸込まれたのよ』


『そうしたら貴方が気を失ったの。何が有ったの』


「今、四大精霊神様がいらっして、このロザリオに

 加護を与えてくださいました。 ここに封じられた龍、

 ポウのおじい様、龍王様、海の大王様のご指示だそうです。」


『話が大きくて、なのを言っているのかよくわからないけど、』

『ここに。出たあの光が精霊神様たち、だったと言う事ね。』

「その解釈で間違いないかと」


『神様に会えるなんて』

『貴方神様の使いなの?』


「まさか、そんな事は有りません、

 奥様が一番分かって居らっしゃると思いますよ」


「今回の事は、私ではなく、ここに居るポウがすごかったのです。

 海の大王様の孫ですから。」


パトラが納得できない様に、

『その龍王様の孫を首にぶら下げているあなたは何者よ。』

「私はルビ様のメイドに間違い御座いませんが、何か?」


少しイラついてしまいました。

「トントン」ノックです。お風呂の時間ですね。

「奥様、有難うございました。危なく、この中に取り込まれる所でした。」


『え?そんなに危ない物なの、このロザリオは?』

「いいえ、今回は精霊神の四柱が一斉に力を注いだので、

 引っ張られそうになったのです。」


『気を付けて頂戴、』もう一度ハグして頂けました。

「有難うございます、嬉しいです。」少し涙目です。


『じゃあ、お休みね。』

「はい、おやすみなさいませ。」

退室して、自分の部屋に戻ります。


次話:ポウとマニ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ