古着屋騒動の報告
古着屋騒動の報告-------------
ドアの前、ノックをして
「ララです」『入りなさい。』入って、礼をして。
奥様においでおいでをされて、横に座ります。
『ララ、古着屋、どうだったの?』
「万引き騒ぎが2件ほどありましたが、後は順調でした。」
『万引き?』「お金を払わずに品物を持て行ってしまう事です。」
『ああ、泥棒の事ね。』
「はい、男はカバンの中に商品を入れたのでわかりましたし、
すぐ観念したのですが、」
「女の方はでっぷりしたスカートの中に たっぷり商品を入れて、
持ち出したので、捕まえたのですが、
これがしたたかで、認めようとしないのです」
『でも、隠し持って店を出たのでしょう?』
「はい、彼女の言い分は、この品物は前にレジを通っていて
すでにお金を払っている物で、
今回は二回目の入店。間違うと困るから、
スカートの中に入れて置いた。と言い張るのです。」
「ギルド長によると、常習犯で、絶対認めないそうです。
それで、何度も処罰できずに困って居たそうです。」
『その口調からすると、今回は逃げれなかったみたいね。』
「はい、私は短い時間ですが、記憶した映像を
念話にして伝える事が出来るので、
ギルド長に見せて、お縄と成りました。」
「その女にも見せたのですが、
紛い物だ、作り物だと騒いでました。」
『私もみたいわ、』
『あ、あの私も見たい』
パトラも見たいそうなので、二人のおでこに触れて。
「これです」奥様が
『ブッ!、人前でこれは、無いわね。』
「本人見られてないと思っているんですね。」
パトラも『女としての矜持が無いですね。』
「え?この人、女では無いのですか?」
奥様が、
『ええ、女を除名致します。』
『奥様に賛成します。』
「と言ってもこの人は男には成れそうに無いですし、
足りない物が一杯・・・・」
そこまで言って奥様に羽扇子で軽く叩かれました。
『その先を言ってはいけません。・・・』
そこまで言うとみんなで大笑いしました。
次話:四柱の精霊神
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., ララの魔法 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
魔法は自分の魔力をイメージで変化させるとの概念から、
発動呪文は魔法を確実にイメージできるなら、こだわる必要は無い。
詠唱は魔法を確実にイメージする為に魔力に働きかける言霊です。
一般的では無い魔法の発動をしている所を時々後書きで記入します。
〔ラ〕:ライトアローの無詠唱発動呪文
〔転〕:転移魔法ですが、腕の太さ程のショートカットホールを作ります。
これとライトアローを合わせる事で、間近で撃つと同じ事に成り、
100発100中に成ります。ホールは移動が可能、
〔転〕〔ラ〕〔ラ〕〔ラ〕:転送ホールを動かす事で100発100中の機関銃と成ります。
〔ラ散Ten〕:ライトアローを散弾の様に一度に10発出す発動呪文です。
ライトアロー一発の10倍の魔力消費。
〔ピチョーン〕:探査魔法。自分の魔力を薄く水面に落とした一滴の様に波紋を広げる。
当たって帰って来た魔力を読む。沢山の人、魔物を一度に探査できる。
慣れれば個人の特定も出来る。




