晩御飯
晩御飯------------
みなさん、揃ってますね、
後はご主人様をお待ちするだけですね、静かにパトラの横に並びます。
「うぅ、疲れた、でも今日は奥様、放してくれないでしょうね。
あっ、ご主人様に帰還の報告をするのを忘れてました。」
ぶつぶつ言っていると、パトラが『どうしたの?』と、聞いてくれます。
「食事が終わって、ご主人様に帰還の報告をしてから、奥様の所に行くわ。
パトラお願い、奥さんに伝えておいて。」
『解ったわ』
食事が終わり、退室する時に奥様がちらりと此方を見ましたが、
パトラが一言、二言奥様の話し、頷いて頂けました。
私は奥様に向って礼をして、見送ります。
少し時間を置いた方がいいですね。料理長の所へ、行ってきますか、
「うふふふふ。」「料理長~居る~?」
『仕事中だ!、仕事中!!お前らの飯、作ってんだ。』
「ねぇ~、大きいイグアナ取って来たんだけど、出していい?」
『おぅ、隣の解体小屋に出しときな』
「え~、解体小屋の台、小さいよ。」
『あいつはしっぽが長いからな。
台は二つ繋げてもいいぞ、しっぽは台からはみ出てもかまわないぞ』
「解った、」台をつなげて、これつぶれるね。
「じゃあ出すよ。どど~~ん」台がつぶれ、小屋の壁が壊れました。
「すごいでしょ、大イグアナだよ。」
『ばかやろー!!これはイグアノドン、恐竜だ!さっさと仕舞ェ~~!!』
ありゃ、半分泣き顔だよ。仕方ないね。
小屋直しておきましょう。
小屋の穴から除くと広いスペースが有ります。
ここに新しい、小屋を建てましょう。
(AIマスター、小屋穴開けたけどここにドア造って、解体台も。
隣に一辺15m位の強力冷房付きの解体小屋出して。
穴開けた所に接続して。解体台のごつい奴も出して。)
《承知致しました。》
「料理長ごめんね~。直しておいたから、許してね。」
「私、ご主人様の所に行くから、イグアノドン欲しく成ったら言ってね。」
『あんなのいらね~。』と言いながら解体小屋を見ると、
『え?。ドア??』ドアを開けると、大きなスペースが、ごっつい解体台に、
包丁が並んで、床は水が流せるようになっている様です。
壁に並んだ ごっつい取っ手の付いた棚を開けると、冷気が出ます。
『これ。話に聞いた冷凍庫じゃねえか?』
一瞬で、こんな物出せるなんて、あいつは・・・。
止めよう、考えてはイケない事らしい。
ノックをして「ララです」『入りなさい。』入って、礼をして。
「ご報告が遅れて申し訳ありません。」
「古着屋は万引き騒ぎが2件ありましたが、
ギルト長に対応して頂きました。
その他は大きなトラブルもなく、一日目を終了致しました。]
「ただ、在庫の半分近くが売れた為、
3~4日後には王都に仕入れに行かなくては成りません。
お許しいただけるでしょうか。」
『わかった、その時には、連絡する様に』
「はい、失礼いたします」一礼して退室しました。
「さて、奥様の所に起きましょうか。」
奥様の部屋の前までテコテコ歩いて行きます。
何度かメイド仲間とすれ違ったのですが、
みんな頭を下げていきます。「???なぜに?」
次話:古着屋騒動の報告




