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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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ポウ

ポウ--------------


「今、準備をします。あなた様の力が大きい為、

 私も魔力を上げなくては成りません。」


(AIマスター、この龍を眷属化するのに私の魔力足りる?)

《MAXに上げておけば何とかなると思います。》


(その後。白蛇の魔石と龍の魔石の精製、融合。

 その間の龍の自我の保持、計画、手順は?)


《白蛇の魔石は取り出しておきます。

 まず、先ほど倒した鰐の魔石を精製します。

 龍の魔石を取り出した後に入れる、代替魔石とします。》


 《龍の力を取り込んででかくなったのですから親和性はあり有ります。

 次に名付けの前にマジックポーションでララ様の魔力、全回復を行い、

 名付けの後にこの前お渡しした回復薬を飲んで全回復します。


 次に龍を一時的にマヒ状態にします。》

(「どうやって。」)

《麻酔の権能をお渡しいたします。》

(了解)


《龍の魔石を取り出し、すぐに鰐で作った代替魔石を入れます。

 白蛇と龍の二つの魔石の精製、融合を行いますここで二度目の

 回復薬を飲み、代替魔石の力を使って、自我を取り出します。》


(魔石の精製も自我を取り出すのも誘導してくれるよね。)

《承知致しました。》


《取り出した自我を融合精魔石に近づけると。

 自我が取り込まれます。》


 《後はペンダント化して、マニの傍に置くだけですが、

 マニの眷属化を忘れずの行ってください》

(まだ卵だけど良いの?)


《問題ありません、もうすでに少し自我が有ります。》

(では始めましょうか、)鰐の魔石を取り出します。


 鰐の魔石を両手の間に浮かせ魔力を注いでいきます。

 魔石がフワッと膨れたかと思うと粉々に成り、回りだします。

 不純物は下に落ちますが、水の中なので漂ってなかなか落ちません。


《想定外です、助手を派遣して水流を起こさせます。》

「リリの金髪バージョン」


 水流を起こして、不純物を外へ流します。

 サッカーボール位あったのですが、ピンポン玉位に成りました。

 (これ位でいいでしょう。)精魔石をマジックBOXに仕舞います。


 続けて白蛇の魔石も取り出し。

 精製します。野球のボール位なのが、パチンコ玉位に成りました。

 こっちは、マジックポシェットに仕舞います。


 マジックポーションがぶ飲みですが。

 水の中なので、うまく飲めません。

 助手が顔の周りの水を避けてくれます。


「ありがと」取りあえず、魔力満タン。

「名づけを行います。」

〖はい、なぜかワクワクします。〗


「我が名はルビ・ヴラド、親愛の証として名を授ける、汝の名はポウ。

 今後ポウと名乗るが良い」


「生涯、お前と共に生き、お前にとって不利益な命令はしない。

 友として一緒に歩んで欲しい。」

「承認してください」


〖我名はポウ、私は授けられた名を使い、

 ご主人様の親愛の情を裏切らない事を誓います。〗

ポウが一瞬ビクンとし、ふわっと光った。少し色つやが良く成ったかな?。


助手に支えられながら、

「ご自分の権能を確認してください。不老は発現してますか」

〖してませんね。〗


「判りました、次の段階に行きます。」

回復薬を取り出し、助手を見ると泡を作ってくれました。

その中で回復薬を飲みます。


ドドーンと復活です。

「これから、貴方に麻酔を掛けます。」

仰向けに成って頂けますか?


〖こうですか〗綺麗に裏返しにとぐろ巻いてます。

これ、見た事ない。なんか感動・・・。


「はい、有難うございます。」〔麻酔〕コトンと寝てしまいました。

「私より助手に取り出してもらった方が良いですね。」

マジックBOXから、鰐の精製魔石を取り出します。


始めます。

金リリにi鰐の魔石を渡します。


お腹をサーと撫でたかと思うと、ナイフでサッと切って鰐の魔石を

龍の魔石の横に置きます。二つの魔石にララの魔力を注ぎ同期させます。


二つの魔石が同じ色になったのを確認して、龍の魔石を取り出します。

金リリから受け取り、すぐに精製に入ります。


金リリが水流を起こし、不純物を流します。

それでも、ソフトボール位なのがピンポン玉位に成りました。


さて、融合です。

マジックポシェットから蛇の魔石を取り出し、宙に浮かべて、

粉砕し、融合させていきます。慌てず、ゆっくり行います。


これ以上不適合な部分が無い所まで、精製し固めます。

綺麗な水色の丸い宝石が出来ました。

取りあえず、ロザリオにして、真ん中に精魔石、チタンの鎖、にします。


回復薬を飲みます。泡の中で。自我の取り出し。

ララ様の魔力を龍のお腹に有る精魔石に注いでください。

その状態でポウを呼び出し、精魔石に宿るように誘導してください。


「ポウ、居る?どこ?」

魔力を龍の体に行き渡らせます。探査も使い、探ります。


「居た、恐かったかい、ごめんよ、さぁ、こっちに来て。」

可哀そうに、ウルウルに成ってます。


5歳くらいの小さな女の子に成っています。

「ポウ、ここに入って、恐がらなくても大丈夫、ほら、手を繋いでいるよ。」

手そしっかり握って、精魔石の中に入ります。


助手が、精魔石を取り出し、

融合魔石に近づけると精製魔石の光が融合魔石に全て吸い込まれ、

鰐の精魔石が崩れて砂に成り流れて行きました。


「いったーーーぃ」

「左手持っていかれたぁ」

「しっかり握っていた左手が・・・」


《魔力の手ですから、しばらくすると回復します。》

「エクトプラズマの左手部分が持っていかれた感じですか?」

《そのように解釈されて良いかと思います。》


龍の体を仕舞って。

持って帰らなければけない大切な物は無いかな?

「う~~ん判らないね。取りあえず封印して帰ろう。」〔テレポート〕


「今何時?」《21時です》良し。

ロザリオを置いて、マニの眷属化を行わないと。〔テレポート〕


次話:マニを眷属に

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