スカートの中
スカートの中---------------
バタバタしてると、今度はスカートの中ですか。
レジを通りますけど、スカートの中の物は会計しませんね。
デルシーの念話
(『今会計している、茶色のロングスカートの女、
スカートの中に商品隠している。』)
(「会計した件数を紙の書いて、サインもらって。
此方も件数を書いて、デルシーのサインをして、渡して。
件数に間違いないか、確認させてね。」)『承知致しました。』
ボス経由でサンサに念話
(「今出た、茶色のロングスカートの女、
スカートの中に衣類隠してる。確保して.」)
(「あっ、熊かあさんが来た。」)手伝ってもらおう。
(「ちょっと、ここ離れるよ。」)〔テレポート〕
「熊かあさん、お願い、あそこでスカートの中に衣類入れて
お金払わないで持ち出した女の人が居るんだけど、
人前でスカートめくる訳にも行かないから、場所貸して。」
<いいよ、こっちへ来な。>
「サンサ、連れて来て。」<はいよ、>
テルシー、サインもらった紙持ってきて。
『はい』テルシーから紙を受け取り、
熊かあさんの後を追います。
三人で従業員用の食堂に入ります。
サンサが<スカートの中の物、見せてもらおうか>
女がフンと言ってスカートの下から、衣類を取り出します。
<言っておくけど、これは私が金を出して買ったものだからね>
と開き直っています。
サンサが相手にせず、スカートをめくると、まだ入ってます。
<ずいぶんもっさりしたスカートだと思ったけど、ずいぶん入るね、これ>
サンサがあきれてます。
<どこに仕舞おうと私の勝手、これは買ったものだ>
確かに、ハンガーは外れています。
「貴方が購入したのは、此方の品。4点です。
レジで4点購入の証書を渡しております。持ってますよね、」
<知らないね、そんなの。>
「ここにあなたがサインした購入証が有ります。」
<私は二回会計してるんだよ、御金払って、もう一回入ったんだ、
一回目のは間違うからスカートの中に入れたんだ。>
<どうだ、何か言って見な。>
「判りました、サンサ、ギルド長呼んで、悪質だわ」
<えっ、ギルド長来てるんですか、>
サンサがビックリしています「もう直ぐ来るはずです。」
女も驚いています。この驚き方、何か有りますね。
少しすると、<ララ、何かあったのか?>
ギルド長が入ってきましたが、
女を見ると、ニヤリとして、
<ついにお前も年貢の納め時だな。>
「ギルド長、この人をご存知なんですか。」
<ずいぶん長い付き合いだな、現場を押さえられる事も有るが、
証拠を見せろとか言って、のらりくらりと逃げやがる。>
「スカートの中にこれを隠して店を出たんですが、
一回目に買った物を仕舞っていただけだと、二回目に入店して、
代金を払って外に出たら捕まったと、行っているんです」
<いつもの手だな>
「仕方がないですね、此方のスカートの中から出てきた物は、
店の外で入れたんですね。」
<当たり前じゃない。>
「じゃあ、ギルド長、これを見てください。」
ギルド長に店内で、商品のハンガーを外し、
スカートの中に入れている動画を送ります。
「これは決定的だな。ララ、こいつにも見せてやりな。」
女のおでこに指を当てて、画像転送。
<どこで作ったか知らないけど、こんな物信用できる訳ないじゃない>
これは駄目ですね。使いたくありませんでしたが、
〔魔眼〕私とギルド長には嘘を行ってはいけません。いいですね。<はい>。
この商品は、貴方が盗んだ物ですね。<はい>、
「ギルド長、連れてってください。
余罪もきっと正直に話してくれると思います。」
少し怒ってます。
<お前、何をした?>
「ギルド長に対して嘘を言えなくしただけです。」
次話:お昼




