古着屋開店準備 2
古着屋開店準備 2---------
古着屋の前に〔テレポート〕
モリエールと話しているのは、オルタですね。
まだモリエールには話してなかったですね。
「おはようございま~す。」
「ごめんなさい、まだモリエールには話してなかったですね」
「こちらオルタさん、ジミーとモリエールさんの土地を管理して下さる方です。」
「今日、私達だけでは、間に合わないと困るので、応援を頼みました。」
『ええ、今お話を伺ってびっくりしていた所です。』
「私は、オルタさんは知っているのですが、
奥さんと、お嬢さんには面識がなかったですね。」
『失礼いたしました、妻のマミー、長女のデルシー、次女のプリシーです。』
「有難うございます。この店のオーナーのララです。
領主さまのお屋敷で、メイドやらせて頂いております。」
マミーが
『???領主さま、お許しに成られているんですよね。』
「はい、面白がっているみたいです。」
「先に、本日の報酬です。奥様とお嬢様お二人にこの商品の中から一人に付き、
スカート、ブラウス、ベストの三点を差し上げます。
30分で選んでください。」
『それは頂きすぎでは無いですか?一日働いて洋服3点セットなんて。』
奥さんが驚いています。
「大丈夫です、代わりに、お父さんは今日ただ働きです。」
『それにしても、・・・』
『マミー、ララ様がそうおっしゃっているのだから有難く頂戴しておこう、
代わりに今日は頑張ろう。』
『分りました』
と奥さんが言ったとたん、娘二人は駆けだしています。
『全く。あの子達は』
ぶつぶつ言いながらマミーも戦列に加わります。
『ララ様、すいません。』
「お礼を言うのは此方ですよ、
奥さんやお嬢さんにはこれからもお世話に成ると思いますから。」
「住まいはジミーの畑から遠いの?」
『いえ、すぐ近くです。ジミーさんとは近所付き合いは無かったですがね。』
「ジミーの家はどうしょうか、」
『家は放置すると傷みますよ、もし、
モリエールさんが使わないので有れば小作人を手配しますよ。』
「その小作人はジミーの畑を耕す、と言う事ですか。」
『私が監修いたします。』
「その方が無駄がなさそうですね。」
**************************************************************定規
「モリエール、向こうの家はどうする、
住まないのなら、誰かに、畑を耕す小作人に貸す?」
『はい、使わないので、ご自由にしてください。』
「じゃあ、オルタ、頼むわ。」
『承知致しました。』
と、言ってる間に服も決まった様です。
『ララ様、値札を見たんですけど、普通売られている物より、
2割位安です。大丈夫ですか?』
「問題無いよ、今回は開店記念特別売切りセール。だからね。」
「さぁ、仕事の割り振りをしようか。
まず、レジ回り、みんなが全部の仕事を出来る様にね。」
「タグとハンガーを外して商品を乗せたテーブルは
動くようにした方がいいね。」
(AIマスター、こっちで一番安い生地、
大きさと値段教えて。風呂敷で売りたい。)
《1.5m四方で小銀貨2枚で原価です。》
200枚用意出来る。こっちで販売するから、お金が必要なら払うよ。
《いりません。》ありがと。)
ポシェットから風呂敷200枚出します。
「これを一枚小銀貨3枚で売ります。」
「ハンガーを外す時、最初に聞いてください。」
「要ると言えば、代金のハンガーを代金のハンガーと一緒に会計に渡します。」
「居ると言った人は風呂敷を会計済みテーブルに敷いて、
その上に商品を置いて行きます。」
「支払いが終われば、そのまま縛って、お持ち帰りです。」
「生地より安いですから、買ってもらえると思いますがどうでしょう」
「オルタさんは、籠を会計から受付に戻す係、大きな声で、
ハンガーと籠は売り物では無いので、持ち帰らないでください。
と叫んでいてください。」
「私は御金の移動、釣銭の用意ですね」
「あ、ギルド行って来る。すぐ戻るよ」〔テレポート〕
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