レミ精魔石の中へ
レミ精魔石の中へ----------------
さて、「おい、熊五郎。練習は進んでいるのかい、」
頭を下げ、正座してスプーンを取り出します。右手の先の所にスプーンを乗せ、
左手の先から魔力でも注ぐように、スプーンに近づけ全身に力を入れてます。
左手の先からは何も出てませんが、スプーンがふわりと浮き、
ゆっくり、一回転すると、熊が崩れ落ちました。
「笑える、かなり笑えます。
あんた、来週のスプーン回転競技に、エキシビジョンで参加する様にね。」
「大体、お前、精霊でしょう?違う?蛍玉妖精の集まりだから、
普通の妖精にも成れていない。てか、」
「妖精に進化する条件は?」よくわからない?、
「特別な魔石、精魔石で進化すると聞いていると。」
「思いつく事が、これかい?」
と言ってラグジュの入って居たロザリオを見せると。
(『うわわわわぁぁぁl~吸い込まれます~~。』)
(「あれ?入っちゃった。中はどんなもんだい?」)
(『ここは何処ですか?ものすごく気持ちがいいんですけど』)
(念話を制限していたのですが、ラグジュの空間に入った途端、
解除された様です。まぁ、そんなに強い暗示では無かったですから良いですけど。)
(「そこは、古いリッチの家で今、外出中です。」)
(『リッチ!!!戻ってきたら私消されますよ。出してください。』)
(「出来ません、出し方知りません」)
(『そんな、無責任な』)
(「無責任?勝手に中に入ったのはお前でしょうに。」)
(「ラグジュは勝手に出入りしてたしね。」)
(「そこで自力で出れる様に、修行して力を溜めなさい」)
(「頑張ってね、念話終了切ります、プツン」)
(AIマスター、レミと同じ大きさのピンクのクマのぬいぐるみ、
進化しない奴一つ送って。《承知致しました!!》
なんか嬉しそうに、声が弾んでますけど??《気のせいです。》)
ルビ様の部屋に行って、熊の縫い包みを出して置きます。
名前は私が付けます。「ルミ」にします。
程無くして、ルビ様が戻られ、ピンクの熊に気が付きました。
指でつついたりしておりましたが、レミでは無い事に気が付いた様です。
『レミは何処?』「お着換えが終わりましたら説明いたします。」
サッサカ早いです。お着換え完了。「熊のヌイグルミを抱えて、説明して。」
なんだかんだ言ってもピンクの熊、ピンクマは気に入った様です。
此方の熊はルミと言います。レミが留守の間の代役と成ります。
『動くの?』「動きません」『じゃあ、レミの代わりに成らない。』
「レミは動く事でルビ様のお役に立っていたのですか?」
『・・・・・・』
「今のままではレミはこのルミと同じ、いや、これ以下でしょう。」
「レミはなぜ、役に立たないか、判りますか、」
『魔法が使えない・・・』
「そうですね、他には?」
『・・・・・』
「かれ、いや、彼女は心も、力も子供のままなのです。
なぜだかわかりますか」
『・・・?・・・』
「彼女は、シルフ、風の妖精の力の無い、生まれて間もない状態の蛍玉。
その蛍玉をルビ様の魔力が集めてあのヌイグルミの中に宿した者なのです。
子供が何人集まっても子供なのと同じです」
「彼女は進化して妖精に、その上位種の精霊に成らない限り、
ルビ様のお役には立てないのです。」
「蛍玉の妖精は精製魔石の中で妖精に成る事が出来ます。
精製魔石がら魔力と知恵を得て妖精に成ります。」
「いま彼女はこの中に居ます。」
と言って、首に下げているロザリオを見せます。
と、ルビ様のロザリオから私のロザリオの精製魔石に
白い粟粒の様な光が銀河の様に無数吸い込まれました。
『ララ、今の何?』
「ルビ様のロザリオには六つの精霊石が組込まれています。
今のは白い精霊石、シルフ、風の精霊石からの物です。」
「おそらく、レミに力を送ったのでしょう。」
「風の精霊神シルフ様も心配されている様です。」
「これで、レミに力がなじむまで、
訓練すれば、出てくることが出来ると思います。」
「しばらくは、このピンクマのルミを代役にしてください。」
『わかったわ、レミ、頑張ってね。強く成って帰って来るの待っているよ』
「それでは、私は失礼いたします。」
一礼して退室します。
次話:ちゅーの王都拠点
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., あとがき ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
「」の形により、誰が発した言葉なのかをある程度特定出来る様にしました。
下記をご参考にしてください。
-------------------記------------------------
「」 :ルビ・ヴラド(ララ)
《》 :AIマスター
『』 :眷属/身内/アンドロイド
<> :人
() :心の声/念話・
〖〗 :人外/妖精/神
【】 :魔物/悪魔
〔〕 :魔法発動呪文




