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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
234/970

ちゅーのライトアロ

ちゅーのライトアロー-----------


「みんな集まった様だね。」

「皆に紹介します。ここに居るネズミ達、

 ずいぶん前から働いてもらってますが、みんなに紹介します。」


「情報ちゅー隊の皆です。

 みんなの目に触れる事は少ないと思いますが、

 食べようとすると痛い目に遭いますよ。」


「今回、ちゅー隊の訓練を行うにあたって、

 邪魔が入らない様に、みんなに警備をお願いします。

 熊部隊は、ベリア、私を乗せてね。」


「狼隊はボス、マチ・クロス・モス・クスの5体。

 カラス隊はカポネ、5体選びなさい。

 小熊の警護はパニエル・ケン・リキお願いね。」


「私とベリアは司令塔。

 カラスは上空から監視、敵が侵入したら報告する事、

 狼はカラスの情報をもとに敵を排除します。」


「ちゅー達、バックに入って」

「北500m先に進行」ララはベリアに乗って、ゆっくり進みます。

「ここでいいよ、狼、カラスは散会」


私はベリアの上で立ち上がります。

「ちゅー達みんな出て私の上に登って。

 頭、肩、腕、ポケット、おなか、色んな所に潜り込んで顔を出します。


「お前達に攻撃魔法を教えます。

 <ライトアロー>と言います。見ていてください。」


20m位先の朽木に向って〔ライトアロー〕光の矢が吸い込まれました。

ボスに見に行ってもらいます。ボス、どうですか?『貫通です。』


「攻撃魔法だから、当たり所が悪ければ死にますね。」

皆が驚いています。


「皆の魔力がどれくらいあるか、判らないから、

 どれ位の威力が出るか判らないけどね。」


「取りあえずやってみようか、口がいいかも、

 ライトアローって言えなくてもいいから、自分の中で言って、

 最後の発動呪文は「チッ!」だよ、これは言ってね。」


「みんな、光の矢をイメージして、詠唱して!〔ライトアロー〕、チッ!」

出ました、小さな光が沢山出て木に吸い込まれました。

(「ボス、どんなん?。」)(『小さな穴が沢山開いてます」)


「いいわ、そんな感じ、今度は自分だけで出してみて。」

(『〔〔・・・〔〔ライトアロー〕〕・・・〕〕』)

『〔〔・・・〔〔チッ!〕〕・・・〕〕』


同じ様な光が出て、木に吸込まれます。

拡大して見てみると、小さな穴が空いています。


「初めてでこれはすごいわね、

 練習すれば、猫や蛇は一発で仕留められるね。」


「これは光の魔法だから、

 魔物や闇に関係した者を相手にした時は威力あがるよ。」


「ただし、みんな、お前達は力を得た、しかしこの力を、

 仲間や自分を守る為以外は使ってはいけません。」


「自分の力を誇示する為や、いたずらに人、動物に危害を加えた場合は。

 私が与えた能力の全てを失います。

 その様な事の無い様に、気を付けなさい。」


「次は、無詠唱の練習しようか、つまり。〔ライトアロー〕」は言わないで、

 チッ!だけで打てる様にするんだよ。」


(『出来るんですか』)ちゅーパパが、驚いた様に聞いて来ます。

「出来るよ、見てて、ライトアローのイメージを強く持って、

あそこに連続で打ちたいと思い、〔ラ〕、〔ラ〕、〔ラ〕、〔ラ〕、〔ラ〕」


連続で光の矢が飛び、朽木を破壊しました。

皆ががまじまじと私を見ます。

(『・・・・』)


「二発ぐらい連続で出してみようか、

 さぁ、みんな一緒に〔〔・・・〔〔チッ!〕〕・・・〕〕〔〔・・・〔〔チッ!〕〕・・・〕〕」

光の矢が二発ずつ飛びます。


「ほら、出来た。魔法はイメージだから、

 見た事の有る物であれば再現しやすいんだよ」


「今は、威力はともかく、連続で出せた事が大切なんだよ。

 連続発射は魔力も使います。」

「この為の魔力タンクでもあるんだよ」


「魔力を空にすると、次の日は、わずかだけど、

 自分の魔力の総量が増えるんだよ。

 だから、二重、三重の意味で魔力タンクは有効なんだ。」


次話:チューのテレポート

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