食堂でお片付け
食堂でお片付け--------------------
『ララ様、8時です。』最近は、ちゅー子Cが
モーニングチューチューしてくれます。
「はにゃへにゃにゃ」ビックリで腰を起こしましたが、
そのまま仰向けにバタン。
「う~ぅ。何か、毎日きついなぁ。」〔クリーン〕。髪を直して。身繕いして。
たまには朝ごはん食べに行ってみようと、食堂に行くと、
「おはよ~?????」スプーンが飛び回ってます。
見回すと、パトラが逃げる所です。
〔テレポート〕「パトラ、逃がさないよ。」
『きゃぁ、伝説のララの怖い顔!!!』
「なんだそれ、なんだそれ~~~。!」
アトラの叫びにびっくりしている間ににげられた。
仕方がない、「みんな、食堂でやらないでーー!!」
大きな声で止めます。
「自分の部屋でやって、、自分の部屋で!」
『ララ!!原因はお前か!!』
「きゃ~~、猛獣がでた~~!」
首根っこ掴まれます。死んだふり、ブラ~~ン。
みんな慌てて退散、そして誰もいなくなった。チャんチャン。
『お前が後片付けするんだな!!』
「それは強制労働でしょうか」
『おぅおぅ。鎖でつなごうか。ん!』
「私はラビ様・・・」『リリが居る』
「奥様に・・」『パトラが居る』
一歩づつ近寄ってきます。
ここで蛇娘を出すと本当の藪蛇に成りますので、こらえます。
「お掃除しましょうルンルンるんっと。」
掃除が終わって、スプーンを集めて洗い場に持って行くと、
『そのスプーン誰が洗うのかなぁ』
「良いスプーンですねぇ。私が洗わせて頂きます。」
「初めての朝食はスプーン洗い、ルンルンるんっと」
「ララ、これ食っていけ」料理長が何か出してくれました。
「この前のヌームのステーキ」
「きゃ~。料理長ステーキ」
『無理やりダジャレにすんな、さっさと食え。』
「いただっきまーす」
「元気もりもり、朝からステーキ!!」
すごい勢いで食べます。
最後にスープをお皿を持ってザーと流します。
「何、このスープ、やたら美味しい。」
「料理長、このスープ・・・」
『さすがだな、分かったか。』
「イグアナですか、
こんなに上品なスープに成るんですね。またとってきます。」
『おう、森の奥だ、気をつけてな。』
ステーキとスープのスペシャル朝食を頂いたので、
みんなとご飯の所に並ぶ必要は有りません、ごちそうさまでした。
マニの所に行きます。〔テレポート〕
「おはようマニ。さて、朝ごはんだよ。」ゆっくり魔力を流します。
今日は少し優しいリズムを付けて流してみます。
ゆくり、ゆっくり、ちょっと間をおいてゆっくり少し強く短くとんとんとん。
ゆぅ~~~くり、ゆぅ~~~くり、と~~ん、と~~ん。
面白がっている波動が来ます。可愛いですね。
少しテンポ上げようか、とんとんとん、強くととん、ととん、
小さくトットコトん、トットコトん、とことことん、とことことん。
と~~ん、と~~ん、とんとんとん。
きゃっきゃきゃっきゃと言っている様な波動が来ます。
赤ちゃんと同じですね。可愛いです。その内に、あっ眠そうです。
ゆぅ~~~くりゆぅ~~~くり魔力を流して。
寝てしまいました。また後でね。
お布団が有れば掛けてあげたのに。残念です。
次話:カラス飛行大隊結成




