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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
218/968

賊とチャックの搬送

ご主人様が入ってきました。


『座ったままで聞いてくれ。今日は二つ話す事が有る。

 まず、一つ目、ララが魔道人形を持ってきて、

 ルビの護衛に付けた。名はレミ。こっちへ来なさい。』


椅子からポンと降りて、ご主人様の所へ向かいます。

みんな、夢でも見ているのかと言う顔をしてレミの歩くのを見ています。


ご主人様の元に行き、腰をかがめて皆に挨拶すると

『きゃ~~!。かわいい~~~!』

と言う悲鳴にも似た声があちらこちらから上がります。


メイド長が≪ごほん!!≫大きな咳払いです。みんな口を押えています。

『今は話す事は出来ないが、言っている事は判る。基本ルビと一緒に居る。

 そんなものかと思ってくれればよい。』


『もう一点、昨夜、屋敷の敷地内に賊が侵入した。

 ララの防衛隊が気づき、捕まえたので、今日ギルドに引き渡す。』


『ララ、外に縛って有るのだな?』

「はい。」『皆には特に問題無い。』

『以上だ、食事にしよう。』レミはルビ様の横に戻りました。


食事が終わり、奥様が此方を見ましたが、

申し訳ありませんの意を込めて、一礼します。


後は、執務室に行って、

盗賊とチャックのギルドへの搬送に付いてお聞きします。


執務室に行きドアをノック、

「ララです。」『入りなさい。』

セバスチャンとハンスが控えてます。


「失礼いたします。」

「昨夜の賊とチャックの搬送ですが、

ご主人様の尋問が終わってから・・・」


『もういいよ、昨日、ララから聞いた通りの事だろう。

ハンスか御者に向わせようかと思ったが、

事情を知っているララの方が良いだろう。誰か、付けようか?』


「いえ、縛っている物を届けるだけですから。」

『そうだったな、その辺の男よりお前の方がよっぽど強いな。』

「はい、それでは行ってましります。」


『ああ、これを持っていきなさい。』

ギルド長あての手紙を渡されました。「はい、承知致しました。」

「では」、失礼いたします。」


さて、馬車の用意をしてと。

「ルクス、馬車の用意をして、その男、放り込んでおいて。」


『おーいっす。』

「さて、チャックを引っ張てきますか。」


部屋をノック、「ララです、入りますよ。」中に入ると、

ベットに座って茫然としています。

「さぁ、行きますよ。」『ああ、分かった』


馬車の乗せて出発です。少し行くとチャックが、

『ララ、御者台に上がっていいか?』と聞いてきます。

「良いですよ」御者台に並んで乗ると「どうしたんですか?」


『ここに来て、もう、7年に成るのか、見納めかと思うとちょっとな。』

かける言葉が見つかりません。ちょっぴり可哀そうとは思いますが、

罪は罪です。仕方が有りません。


2時間もするとオクタの街に到着しました。

ギルド前に馬車を止め、ギルド長を呼びに行きます。


受付で「ギルド長お願い」と言うと<はっい~~~。>

と言って飛んで行きました。


直ぐギルド長が出て来て、<予定通りだな。>

と言ってご主人様からの手紙を受け取ります。「ギルド長、後、これ」

と言ってチャックの奴隷証文を差し出します。


<どうする、奴隷として売れば・・・>

「いいえ、一切の権利を放棄します。二人とも罪人として、お渡しいたします。

 相応にご処分ください。」


「金銭的な事は、罪を償った後で、本人に渡すとしよう。」

<おーい、二人ばかり馬車の所に行って引き取ってこい。下の牢に入れて置け。>


「ギルド長、ちょっと、見て欲しい物が有ります。」解体室の方へ行きます。

<何見せてくれるんだ、>


「これです。」一番でかいヌームを出して、ドドーン。

<お、おまえこれ・・・。>


「道に落ちていたんで、拾ってきました。

こんな物道に落ちてちゃ危ないですからね。」


「差し上げます、ギルドの皆で処分してください。」

ちょっと買い物してきますので、馬車預かってください。


「思い出しました、料理長にも一頭上げなくては。」〔テレポート〕

「料理チョー、忘れてた。これお願いねー。」ドドーン。


料理長飲んでたお茶かぶってます。やばいので退散します。〔テレポート〕

さて、古着屋さんはどうなりましたかな?


次話:古着屋の開店準備

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