表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
217/970

レミの紹介

『8時だよ、ララ様、起きて。』「ちゅーママ有難う」

「昨夜何時に寝たんだろう。頭が重い、寝不足で有ります。」

「リリはこの時間にはご飯に行くんだよね。私いらない。もう少し、寝せて。」


束の間の夢の中、何と心地よい事でしょう、天上の国とはこの事でしょうか。

『8時半だよ、ララ様、起きて。』

ちゅーママが少しじれて来たようです。


「夢の時間は淡雪の様に消えてしまいます。」

『ほらほら、寝ぼけてないで、ルビ様起こしに行くんでしょう。』

「ほんと、ルビ様の事言えないわ。」


「おはよ~~~。」

〔クリーン〕

「顔洗って、歯磨いて、お着換えして。髪整えて。いざ、出陣。」


「お化粧なんて、いらないですよ。すっぴん命です。」

「っと、リリが帰ってきました。」

「おはよ~、じゃあ行こうか。」


ノックをして「ララです」『リリです。入ります。』

「昨夜のままですね。レミ、起きて。」

レミはまだ眠そうです。


「何であんたが眠いの。ん?」

「私と同じ・・・

「その先は言わないの、分かって居るわね。」


指先に魔力を集めて威嚇します。

レミは首を縦にぶんぶん振って飛び起きて最敬礼します。

「ほれ、ルビ様、起こすよ。あんた、頑張んな。」


頷いて、ルビ様をゆすりますが、抱き着かれて、じたじたしています。

「指が無いから、くすぐる事も出来ませんね、指作りますが、

 その丸っこい手の先をナイフで切って・・・」


自分の手を見て後ろに隠し、いやいやをします。

『ララ、遊んでないで、早く、ルビ様おこして。』

「怒られちった。」リリねいが御冠です。


「ルビ様、起きてくんろ~~~。

 このままだとレミは役立たずで雑巾にされてしまいますだぁ。」

腹話術が功を奏したようです。


ルビ様が片目を開けて、起きます。

これは、まだ半分寝ているよ、の合図でしょうか。


とにかく、お顔を洗って、歯磨きです。ルウとユリが入ってきました。

それ!、お着換え。トップス スカートと薄いブラウス、リボンがいい感じです。


髪はセミロングなので、そのまま流しておきます。

おゃ、両端を少し編み込んで、リボンで止めましたか。


今日は黙ってスカートをはきましたね。

お出かけしないつもりの様です。レミと遊びますか。


そんなこんなで、お食事TIMAEです。食堂へ行きます。

ルビ様はレミを抱いてます。

ルビ様を座らせて、パトラの横に。小声で


「パトラ、私、午前中奥様の所にいけないわ、

 昨夜の盗賊を町まで連れて行かなければ成らないから。」

パトラがびっくりして、『昨夜?盗賊?』「ご主人様からお話があると思う。」


次話:賊とチャックの搬送

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ