ルビちゃんと子犬
ルビちゃんと子犬-----------
ウィルがロシナンテを引いてきます。
私が先にロシナンテにまたがり、ルビ様を引き上げます。
「さて、行きますか。」狼の家の前まで〔テレポート〕
着いた途端に子犬が飛び出します。
ルビ様も満面の笑顔で迎えます。
子犬用の小さなボールと、小枝を出してルビ様に渡します。
ボールを投げては取って来るを繰り返していますが、
体の小さなベリアンは兄たちに負けて取れません。
それに気が付いたルビ様は、他の子犬たちに「待て」をします。
ベリアンの前にボールを投げ、
取りに行かせるを何回か繰り返していると、
兄たちが我慢できずに乱入。
兄たちに突き飛ばされて、
ベリアンがひっくり返ってしまいます。
ルビ様が腰に手を当て兄たちを叱ります。
この感じ、どこかで見たような・・・。
奥様ですね。口調と仕草がそっくりです。
こうして引き継いで行くものなのですね。
感心した様な、感動した様な気分を味わっていると、
ザワリと空気が変わります。
子犬たちは急いでルビ様の元に、
ルビ様を守るように取り囲みます。
何でしょう、涙が出るほど感動します。
チビでもルビ様をお守りする気持ちは皆と同じなのですね。
次話:ベリア
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., あとがき ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
「」の形により、誰が発した言葉なのかをある程度特定出来る様にしました。
下記をご参考にしてください。
-------------------記------------------------
「」 :ルビ・ヴラド(ララ)
《》 :AIマスター
『』 :眷属/身内/アンドロイド
<> :人
() :心の声/念話・
〖〗 :人外/妖精/神
【】 :魔物/悪魔
〔〕 :魔法発動呪文




