奥様に説明
奥様に説明----------
さて、奥様の所に行ってみますか。
ルビちゃんはどうなったでしょうか。
「ララです。」リリ姉が開けてくれました。
『入りなさい』奥様が、色々と聞きたそうです。
ローテーブルの前に座るとリリがお茶を入れてくれました。
『今日、来た執事長は貴方の知り合いですって?』
「ベルとミミはリリ姉の同級生です。」
「メアリーは先輩です」
「エマ先生、違った、メイド長は私の先生でした。」
「執事長は教頭先生です。」
「ハンスさんは先生だったと思います。」
「ジョージさんとウイルさんは分りません。」
『前の執事長とメイド長が駆け落ちしたのが、昨夜、
今日の午前中に変わりが来るなんて、
どう考えてもおかしいでしょう。』
『貴方の、その学校は何処に有るんですか?』
しまった、チャックの件が有ったので対応を急ぎすぎました。
ロバートに何とかしてもらいましょう。
「昨夜、ご主人様に言われまして、ロバートに相談しました。」
「学校からは転送魔法で・・・・。」
「これ秘密でした。私からは申し上げられません。
ご主人様にお尋ねください。」
『おやまぁ、私の知らない事も有るのですね。』
奥様の目が光ります。怖いです。思わず首をすくめます。
下を向いて黙っていると、
『ララ、リリ許してもらえたよ。
私も、わがまま言わない、約束を守る。』
『お母様と約束して、許してもらえたよ。
お昼食べたら、子犬の所に行こう!』
奥様を見ると頷いたので、
「ルビ様、何時まで子犬と遊んでいても良いのですか?」
『3時まで遊んで、帰って来て、お着換えして、
4時のお茶はお母様と一緒に取るの。』
「はい、承知致しました。」
今日、りり姉はパトラの代理だから、
奥様の所から離れられませんね。
今日一日ルビ様の御相手ですね。
次話:ジジとルル




