◆亜米利加
◆亜米利加-------------
「飛行機の保険入らなくては。
昔は、ラウンジに飛行機に乗る人の為の保険証販売機が有ったのです。
死亡保険でかなり高額だったのですが、この保険をかけて荷物に爆弾をしかけ、
自殺した人が居たとかで無くなったんだよね~。」
「掛け捨ての傷害保険でカバーできるはず。
何本か入っておかねば。残された家族の為に・・・。」
「飛行機の中は退屈だけど、アメリカでのプレゼンの確認をしておかないと、
今回はF社との提携の下準備、お互いの技術確認がメインでしたね。」
無事ニューヨークに着いたので思わず声が出た。
「とりあえず順調と。行は問題無い無かったなぁ」
アメリカ滞在中は銃砲店を見てみたい。
護身用、魔物狩猟用の武器で参考にしたいのです。
プレゼンまでに一日有るので、銃器に詳しいガイドを雇って見て回る事にしました。
銃砲店では主に38口径と22口径。
子供体形の私が問題無く撃てる銃を探します。
勿論子供が撃つなんて事は言いません。
試し打ちさせてもらいましたが、
38口径は子供が撃つには反動が大きいしトリガーも硬い。
無反動銃も大きく重いなる。現実的に子供は22口径の急所ねらいですねぇ。
ナイフ関係も面白かったけど、やはり魔法の方がよさそうです。
参考にと連れて行ってもらった所がすごかった、
思わず「こんな物まで買えるの!?。」と言ってしまった。
ロケットランチャーや無反動砲、バズーカ砲!!
米軍の米軍 AT4や砂漠でおなじみRPG-7まであるよ。
小型の無反動砲かバズーカ砲はマジックバックに入れておくのも良いな。
偵察用のドローンは、あっても良いかも。
とにかく、何処と戦争するの!?。と思うほど揃っているよ。
疲れたからホテル帰って寝る。
プレゼン終了です。その後の調節、擦り合わせも問題無かったのですが、
技術供与の権利の段階で少し揉めたかな。
最終的には問題無く終了しましたです。
明日は、帰るのか・・・。きっと落ちるよ、飛行機・・・。
遺書ではないけど、私が消えた後、
妻と娘に残す言葉でも書いてメールで日本に送っておきますか。
でも、私が原因で、飛行機が落ちて、巻き添えの人達に申しわけないけど、
これは全て終わっている事なんだよね。そうは思っても気が重いわ。
さぁ、私が完全支配、体を乗っ取ってと、あ、、トイレ行ってから入れ替わろぅ。
あれ、何か慣れないよね・・・引っ張り出すの・・・。
空港のラウンジに付くと、アメリカ超特急保険の看板が目に付きました。
もう一つ、保険に入って置こぅ。一緒に来たガイドが「無駄な事を。」
と言っていたが「お守りだよ」と言っておいた。出発はAM10:00との事です。
さて、いつ来るのかなぁ。やっぱりドキドキする。
でも、これは私が経験しなければ成らない事、早送りに出来ない事ですね。
離陸から8時間位経ちました。何か揺れてます。
翼に黒い物が載っている様に見えるのは気のせいでしょうか・・・。
ううっ、怖いぃ・・・おしっこ漏れそう・・・・・!!。
大きな音がして一瞬夕焼けが見えましたぁ・・・魔が刻ですぅ・・・あっ、漏れた・・・
後は風に殴られ、何かにぶつかり、気を失いました。
次話:◆神界




