アンドロイド使用人
アンドロイド使用人-----------
「ぺニー、今の事は何も見ていません、私にも会って居ません。
メイド長の荷物を馬車に載せ、屋敷に戻ったのです。判りましたね。」
『はい』「メイド長か執事長に何か預かりましたか?」
『いいえ、何も』それでは屋敷に戻りなさい。『はい』
「手紙は何処に置いたのでしょう。」
ペニーの奴隷証文は無くても良いですが、有った方が都合が良いですからね。
ついでにもらいました。書類を用意しておいてよかったです。
「ロバート、ちょっといい。」
≪何でしょうララ様≫「執事長自筆の出奔届けは何処にあるの。」
≪特に聞いておりません≫
「ゲェ、最後の最後で穴が空いたわ。(AIマスター、メイド長の筆跡で手紙書ける。)
《可能ですが、文面はどの様に。》
「長らくお世話に成りました、執事長と遠い所で余生を送ります。
些少の金銭を頂きましたが退職金とお考え下さい。失礼します。」
「大体こんな内容で、書いてくれればいいよ。」
「ちゅーパパ、そこに誰も居ない?」『誰も居ません。』
「私に送って。」良し、届いた。
〔テレポート〕メイド長の机の上にも何も無いと。
では、手紙を置いて。帰ります。あっ、ノックの音です。〔テレポート〕
「ちゅーパパ、私見つかってない?」
『大丈夫です』「誰が来たの。」
『ペニーです』「手紙破いて捨てない様に見ていて、」『はい』
『手紙を持って出て行きました』「何処へ行くんだろう、」〔マーカー確認〕
「ご主人様の所に行きましたね。手紙を見せたと考えていいね。」
「ちょっと、顔を出しましょうか」
どあを開けて執務室の方へ行きます。ペニー執務室からが出て来て、
ご主人様が手紙を持ったまま門の方へ、嫌、立ち止まります。
力なく頭を垂れて戻ります。
「ご主人様、どうしたのですか、」
『執務長が。。。いや。』迷ってますね。
「私に出来る事なら言ってください、
私はご先祖様の研究所ともつながっております。」
「ご主人様、お部屋に戻りましょう。暖かいお茶を入れます。」
執務室に戻りお茶を入れて、お盆を持て、ドアの横に待機。
ご主人様がしばらく迷った様子でしたが、
『ララ、執事長とメイド長が退職してしまったのだよ。
この前、リリが来てくれたように、
執事長の代わりを務める事が出来る人材を紹介してくれないだろうか。』
「畏まりました、すぐに連絡致します。」下を向いて数秒
「ご主人様、連絡が付きました。明日、午前中に此方に転送するそうです。」
「メイドと御者も来るそうです。」『すまん』
「何をおっしゃいます、私はご主人様のメイドです。
そして、研究所は全面的にご主人さまをサポートすると約束致しました」
「何も問題ありません。」
「ご主人様、お疲れの様です。これをお飲みの成ってください。」
中級ポーションを差し出しました。
「ああ、これは助かるな。」
お茶を片付けて、
「それでは、私は失礼いたします。」
礼をして、退室しました。
「今までは、すべて順調と。」
「何か、どっと疲れました。もう寝ます。」
次話:ルビちゃんの教育




