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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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駆落ち

駆落ち--------------


今日は疲れました。そういえば、メイド長が出奔するのは今夜でしたっけ。

執事長は今〔マーカー確認〕。

屋敷の100m程手前で止まってますね。


心配なのはペニーですか、

「ちゅー子A、ペニーに動きは、」


『今の所有りません。』

「動きが出たら教えて。はい」


「ちゅーパパ、いつも通りですね。」

『はい、外出の準備が整っている様です。』


「カラス警備隊、今日の当番は誰。」

『ルチアです。』


『先ほどの会話では、メイド長がペニーに荷物を持たせて、

 馬車まで持って行く手はずだと思います。』

「もし、ペニーを一緒に馬車に乗せる様な事に成ったら、すぐ連絡して。」


『承知致しました。』

「この時間だと奥様は入浴ね、ご主人様は執務室ですか。」

「きっと、後一時間位は動きが無いですね。」


(AIマスター、

以前、お願いした執事長とメイド達、馬車も用意は出来てます?

《大丈夫です。ご連絡有り次第そちらに転送致します。》

「有難う、早くても明日に成るよ」)


「さて、シュバは何処に居すかね。まだ街に居ますね。」


執事長の乗った馬車が動き、門の少し手前に止まると、

御者助手が降りて屋敷の方に走ります。


「おや、動きが有りますね、男が屋敷に入り込んでいますね、

 あれは御者助手ですね。ルチア、手を出さないでね。」

「ルチア、感覚共有するよ」《はい》


御者助手がメイド長の窓に小石をこつん、窓が開きます。

「メイド長が馬車から手を振ってます。ルチアよく見えるね。」


御者助手とペニーが重そうにカバンを持って来ます。

メイド長が何か言ってます。早くしなさいとか言っているのでしょうか。


馬車まで持って来ると、

御者助手が馬車の上の荷台にカバンを乗せます。


「荷物を載せて、ありゃ、ぺニーも載せてしまいましたか。」

それでは私の出番です。〔テレポート〕

馬車の前に出て馬車を止めます。


〔魔眼〕

「ペニーを帰して下されば、何も見なかった事にします。

 ペニーの奴隷契約書を下さい。」


『バックの中です。』メイド長の言われたと所を探すと出て来ました。

「ペニーの奴隷主人変更書です、サインしてください。」

ペンと書類を渡します。


書類を受け取り、カバンを戻し、ペニー馬車からを降ろします。

「貴方達は何も見ていません、ペニーは解放しました。判りましたね。」

『はい』


「それでは行きなさい。」

馬車が出発します。


次話:アンドロイド使用人

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