襲撃予告
襲撃予告----------
ギルドに来ました。
「ギルド長居る?」
いつものお姉さんに聞くと<はいぃ~~!いまよんできますぅ~~!>
お約束通りの反応でした。
もどって来ました<執務室でおまちしておりますぅ~~!>
「はーい、お邪魔しま~す。」
「失礼しま~す。」
<おう、今日はどうしたい、>
「悪い奴が街に入り込んでま~す。」
頰杖を突いていた腕が外れて机に頭がゴチン。
<何で、そう、問題ばかり持って来る?>
「それ、間違ってま~す」
<分かってるよそんな事。>
「こいつで~す、人を殺そうとしてま~す。」
(AIマスター、似顔絵有難う、気が利くなぁ。ほんと、感謝です。
《どういたしまして》)
<シュバじゃねえか。>
「悪い奴ですか?」
<子悪党だ。脅し、集り、揺すり。の常習犯だね。>
「サラマンダーのメンバーですか?」
<違うと思ったが、
まあ、あいつらは悪い事をする時は垣根を超えて集まるからな。>
「この前の執事長襲撃のメンバーでして、
首謀者を探るのに泳がせたんですが、
今回、情報源を殺しに戻って来たようです。」
<情報源は誰だ?>
「内緒にしてくださいね、うちの執事見習いのチャックです。」
「彼は執事長の奴隷なのですが、
奴隷解放と何某の金銭を条件にシュバに情報を漏らしたようです。」
<で、どうすんだ、>
「二人とも捕まえて、お渡しいたします。
チャックの奴隷証文は後ほど渡せるかと思います。」
「二人ともご自由に料理してください。」
「ただ、お屋敷の敷地内で捕まえると、
ご主人様に報告しなければ成りません。
少し時間が掛かるかもしれませんがご了承ください。」
時間は不明ですが、今夜か、おそらくは明日の夜だと思います。
<??何で今夜じゃないんだ?お前、何を知っているんだ?>
悪い顔で
「ギルド長、世の中には知ってはいけない事があるんですよ。ふふふふ。」
<こえぇなぁ。お前その体に何が入ってんだ、>
「11歳のメイド見習いです。」
<嘘つけ。>
<とにかくお前の連絡が来てから動けばいいんだな。>
<宜しくお願い致します。>
次話:店舗




