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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
192/969

襲撃予告

襲撃予告----------


ギルドに来ました。

「ギルド長居る?」


いつものお姉さんに聞くと<はいぃ~~!いまよんできますぅ~~!>

お約束通りの反応でした。

もどって来ました<執務室でおまちしておりますぅ~~!>


「はーい、お邪魔しま~す。」

「失礼しま~す。」

<おう、今日はどうしたい、>


「悪い奴が街に入り込んでま~す。」

頰杖を突いていた腕が外れて机に頭がゴチン。

<何で、そう、問題ばかり持って来る?>


「それ、間違ってま~す」

<分かってるよそんな事。>

「こいつで~す、人を殺そうとしてま~す。」


(AIマスター、似顔絵有難う、気が利くなぁ。ほんと、感謝です。

 《どういたしまして》)


<シュバじゃねえか。>

「悪い奴ですか?」

<子悪党だ。脅し、集り、揺すり。の常習犯だね。>


「サラマンダーのメンバーですか?」

<違うと思ったが、

 まあ、あいつらは悪い事をする時は垣根を超えて集まるからな。>


「この前の執事長襲撃のメンバーでして、

 首謀者を探るのに泳がせたんですが、

 今回、情報源を殺しに戻って来たようです。」


<情報源は誰だ?>

「内緒にしてくださいね、うちの執事見習いのチャックです。」


「彼は執事長の奴隷なのですが、

 奴隷解放と何某の金銭を条件にシュバに情報を漏らしたようです。」

<で、どうすんだ、>


「二人とも捕まえて、お渡しいたします。

 チャックの奴隷証文は後ほど渡せるかと思います。」

「二人ともご自由に料理してください。」


「ただ、お屋敷の敷地内で捕まえると、

 ご主人様に報告しなければ成りません。

 少し時間が掛かるかもしれませんがご了承ください。」


時間は不明ですが、今夜か、おそらくは明日の夜だと思います。

<??何で今夜じゃないんだ?お前、何を知っているんだ?>


悪い顔で

「ギルド長、世の中には知ってはいけない事があるんですよ。ふふふふ。」

<こえぇなぁ。お前その体に何が入ってんだ、>


「11歳のメイド見習いです。」

<嘘つけ。>


<とにかくお前の連絡が来てから動けばいいんだな。>

<宜しくお願い致します。>


次話:店舗


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