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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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奥様の尋問

奥様の尋問----------------


奥様が羽扇をひらひらさせながら、おいでおいでをします。

素直に横に座ると。「あなた、王都で何かしたでしょう。」

あれ、やばい話になりそう、ジミーの家族に強制変更。


「ペロリと舌を出し、実は、盗賊の中に騙されて、家族を人質に取られて、

 強制的に盗賊の仲間をやらされていた者が居たんです。」


「そのまま、犯罪奴隷にするには忍びないので、

 王都の分邸のロバートに事情を説明して、

 御者助手にしてもらいました。」


「こちらの街に居る奥さんと三人の娘さんは、

 ギルド長が助け出したのを私が預かり、

 クレオのお父さんに預けて有ります。」


「ギルド長に聞いた所、こちらでは古着とか、

 生地、裁縫道具、家庭金物、調味料が不足気味との話を伺い、

 仕入れて持って来ました。」


「ご主人様に許可をもらい、明日にでも街に届けて、

 クレオのおとうさんとお母さんに助けてもらって、

 それを売って、生活出来ないか考えています。」


「まだ、誰にも話していない事ですが、黙っていて申訳ありません。」

『もう、あなたは、そんなことまでしていたの。』


「すいません、成り行きで、奥さんと娘さんが可哀そうで、

 お父さんのジミーが頼りなくて、思わず手を出してしまいました。」


『本当に、何をやりだすか判らない娘ね。

 でもうれしいわ、それで、みんなを助けられるのね。』


「有難うございます、奥様にそう言って頂けると、

 本当に、本当にうれしいです。」

『まだ何かやっているでしょう。?』


これはごまかせませんか。きっとケーキの事ですよね。

そうだ、下着の話でごまかそう。


「すいません、古着や、生地を見て歩いていた時に、

 下着がとてもダサイ事に気が付きました。

 ほんのちょっとした事でとても可愛い物が出来るのに例えばこんな風に。」


「自分のスカートの裾をめくりドロワーズの裾を見せます。

 赤い紐でリボンを作っています。」


ルビ様がズボンを脱いで、『私にもそれしてー。』

「ルビ様、いけません。明日作って差し上げますから、ズボンをお履き下さい。」


「それで、王都の分邸でお針子集めて可愛いの沢山作ったら、

 みんな喜ぶと思ったんですが、貴族が女性の下着作っては外聞が悪いですね。」


「ちょっぴり残念です。

 でも、貴族以外の人が行ったらと考えたりもしまして・・・。」


『面白いわね、身の内にもおしゃれをする事は良い事だと思うわ、

 王都で、お屋敷ではなく、別の場所で人を雇って

 行うのも良いかもしれませんね。』


『ララは王都までテレポートで行けるのね、』

「はい」『私もロシナンテに乗ればララと同じなのよね。』

「はい」『もし、行うとすれば、重要なのはデザインと実用性ね。』


『ララ、もし、その気が有るのなら、デザインを考えてごらんなさい、

後、胸を整える下着も有れば素敵よ。』

「はい、考えてみます。」


『それで?』

これ絶対逃げられないパターンだ。観念して・・・ん?

私何か忘れてない???今日プリン作るの忘れてた~~。


「申し訳ありません。完全に忘れてました。

 今から、、いやいや、夜の御菓子は美容の敵、デブの味方。

 明日、午前中に御創り致します・・・。」


『あははは、美容の敵、デブの味方ですか、

 でも色んなお話ら聞けて良かったわ。

 あなたはメイドやるより、外に出した方が面白いわね。』


『でも、何処に行くか見当がつかないから心配だわねぇ。

 今のまま、紐を付けておいた方が安心ね。』


「私、わんわん言いそうです。」

 ルビ様が突然『ベリアン!?』私が「わんわん」

 奥様とパトラが『『あはははは!』』大笑いしているとノックです。


 お風呂の時間です。私は退散。部屋に戻ります。


次話:執事長とメイド長の確認

☆¨*:♦.,☆¨*:♦., あとがき ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,


「」の形により、誰が発した言葉なのかをある程度特定出来る様にしました。

下記をご参考にしてください。


-------------------記------------------------


「」  :ルビ・ヴラド(ララ)

《》  :AIマスター

『』  :眷属/身内/アンドロイド

<>  :人

()  :心の声/念話・

〖〗 :人外/妖精/神

【】  :魔物/悪魔

〔〕  :魔法発動呪文

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