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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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ロシナンテとピクニック

ロシナンテとピクニック--------


散歩から帰ったら、作る事に成りました。

午後からサンチェスの所へ行きますから、プリンでいいですね。

そろそろお出かけと言う事ですので、私はロシナンテの所に行きます。


馬丁が鞍も付け終わっていたのですが、

二人乗りの鞍に付け替えてもらいました。

馬丁が良く出来た鞍だとほめてました。そりゃAI製ですから。


ロシナンテと私が乗る馬を引いて行くと、ご主人様、奥様とルビ様が来ました。

ロシナンテがご主人様に両膝を付いてお辞儀をすると、ご主人様が驚いて、

『立ちなさい』と命じ、近寄って顔の下を撫でてくれました。


『賢い馬だ、この娘も言葉が判るのか?』「はい、私と繋がっております。」

『この娘ならナナとルビを任せられる。頼むよ。』と言ってもう一度撫でると、

 ロシナンテが『ぶるる』と返事をします。


「おまかせくださいと言っております。」

『はははは、そうか、そうか』

ご主人様が嬉しそうです。


「さて、行きましょうか、どちらに向いますか」と聞くと、

奥様が『林の左側、なだらかな道を行きましょう』と言う事で決まりました。


あれ!?この道をこの時間この方向へ向かうとボス達と遭遇しそうです。

馬に乗って、ゆっくり行くと、幅2m深さ1m程の溝が有ります。


雨が沢山降った時の水が流れた跡でしょうか。

『ぐるっと回りますか』とパトラが言うと、ロシナンテが『ぶるる』問題無いと、

返事をします。と、むこう側に〔テレポート〕。


奥様とルビ様が、急に景色が変わったので、驚いて居ます。奥様が

『今、何が起こったの』ロシナンテが〔テレポート〕で向こう岸にわたりました。

私が大声で説明すると、更に目を大きくして、驚いてます。


私とパトラも勢いを付けて溝を跳び越し、奥様に並びます。

『この娘とっても優しいのね、乗っていて判るわ、

 それにずごいわね、川も渡れちゃうのね。』


「奥様、この娘は奥様達を乗せて、王都まで飛べます。」

奥様、絶句、「たまには、王都でお買い物でも致しませんか?」


「私は御供致しますが、パトラは無理ですね。ロシナンテは2名までです。

 ん?・・・ルビ様の代わりにパトラが乗れば飛べる?」


「ねぇ、ロシ、奥様とパトラ二人乗せて飛べる?」

『ぶるる』行けるそうです。


「奥様とパトラの二人乗りで行けるそうです。」

『今日は行かないわ、また今度、心の準備が必要ね。』

「はい、わかりました。此方も準備しておきます」


『今日は気持ちがいいわ、こういう穏やかな日は外に出ると気持ちがいいわね。

ルビもそろそろ、乗馬を教えたいわね。』

「え、奥様、早くないですか?。ロシナンテなら大丈夫だと思いますが・・・。」


ロシナンテが止まりました。前の方を見ています。

ボア(イノシシ)群れが居る様です。

気づかれると問答ですね。奥様とルビ様はテレポートで逃げますか。


『ご主人様、近くに来ています。ボアの群れを見つけました。

 狩っても良いですか。』


「ああ頼む。」

「奥様、前方にボアの群れが居ります。

 ちょうど眷属にした狼達が来たようですので、狩らせます。」


「危険と判断したら、ロシナンテがすぐに〔テレポート〕

 で避難しますので、大丈夫です。」


「ルチアとメイ、こちらに向って来るボアが居たら、仕留めて。」

『承知致しました。』


「奥様、カラスの警備隊も来ておりますので、

 問題ありません。見ていましょう。」


「ボス、メイと視覚共有、眷属たちと念話OPEN」

「さぁ、始めなさい」


ボスが群れのリーダーを仕留めます。

パニエル・ケン・リキも大っきい個体から狩っていきます。

クロス・モス・クスは小さい個体を狩り。


ベルマ・ワイマ・ベン・カイ・マチは二手に分かれて挟み撃ちの遊撃です。

中型のボア二頭がパニックになったか、こちらに向って来ます。

ルチアとメイが急降下、〔ライトアロー〕三連射。仕留めました。


後は、私が獲物を全部マジックポシェットに入れてオシマイ。

みんなで奥様の所に行きます。10m程離れて、全員横並び、ボスが前に出て。

奥様に向って伏せ。恭順の意を示します。


奥様はぽか~んとしたままギッギギと音がしそうな感じで私を見ます。

「この狼たちがこの辺を含め、お屋敷の外回りを警備致します。

 私と繋がっております。言葉は分ります。お声をかけてあげてください。」


奥様に話していると、ルビ様が馬から飛び降り狼車の方に走っていきます。

子犬が、戸を開けて、飛びつき顔を嘗めまわします。

『ぎゃはははは!!!』「おお喜びです。ね。」


奥様がやっと我に返って、『ララ、リーダーの名前は何と言うの?』

「ボスです。」


『ボス、遠路はるばるご苦労様です。これから屋敷の警備をしてくれるのですね、

 実力は見せてもらいましたよ。宜しくね。』


『『『『わお~~~ん~!』』』』

狼達の遠吠え、奥様におまかせ下さいと言っているのと

なわばりの主張の両方でしょうね。、


「さぁ、お前達、予定の場所に行こうか、獲物はボス、パニエル、ベルマ、

ワイマのマジックボックスに二頭ずつ入れて置くからね。」


「ルチアとメイのマジックBOXには3頭ずつ入れておくよ。カポネに宜しくね」

「奥様、狼達へのお声がけ有難うございます。みんな喜んでいました。」


『驚いて、声も出なかったわよ。

 あれだけのボアもあっという間に倒してしまうし、

 空から落ちてきて光の矢見たいの出したのカラスよね。』


『あなたに掛かると、外見はカラスや狼でも、全く違う生き物に成るのかしら』

「奥様、みんな頼もしい、仲間です。」


『そうよね、仲間よね。ロシナンテも仲間よね。』

『ルビ様は?』パトラが気づきました。


「ああ、子犬と一緒かな。連れて来ますね。」〔テレポート〕

「やっぱり、狼車ですか。ルビ様、奥様が心配しています。戻りましょう。」

『やだ、この子達と一緒に居たい』


次話:子狼

☆¨*:♦.,☆¨*:♦., ララの魔法 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,


魔法は自分の魔力をイメージで変化させるとの概念から、

発動呪文は魔法を確実にイメージできるなら、こだわる必要は無い。

詠唱は魔法を確実にイメージする為に魔力に働きかける言霊です。


一般的では無い魔法の発動をしている所を時々後書きで記入します。


〔ラ〕:ライトアローの無詠唱発動呪文


〔転〕:転移魔法ですが、腕の太さ程のショートカットホールを作ります。

    これとライトアローを合わせる事で、間近で撃つと同じ事に成り、

    100発100中に成ります。ホールは移動が可能、


〔転〕〔ラ〕〔ラ〕〔ラ〕:転送ホールを動かす事で100発100中の機関銃と成ります。


〔ラ散Ten〕:ライトアローを散弾の様に一度に10発出す発動呪文です。

       ライトアロー一発の10倍の魔力消費。


〔ピチョーン〕:探査魔法。自分の魔力を薄く水面に落とした一滴の様に波紋を広げる。

        当たって帰って来た魔力を読む。沢山の人、魔物を一度に探査できる。

        慣れれば個人の特定も出来る。


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