表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
179/967

ピクニックの準備

ピクニックの準備--------



「おはよー。わたしゃまだ眠いょ。

なんて言ってられないですね。

ルビ様起こしに行かなければ。」


リリと一緒にルビ様の所へ、

「おはようございまーす。」


「えっ??」ジジが居ます。ルルも居ます。

ルルをちらりと見ると、ぷぃと横を向きました。

私は優しい女の子です。察しましたので、何も言いません。


さて、「ルビ様、おはようございます。

早く起きないと奥様に置いて行かれますよ。

外ではロシナンテが待っています。」


ルビ様がばっと起きて、お顔を洗いに行きます。

今日はルウとユリがお着換え、リリがベットメイキング担当ですか。


たっぷりした紺のサロペットパンツ。

薄い水色のブラウスは、袖と襟に大きなフリル。

髪のカチューシャは大きなリボンが素敵です。


今日は奥様とロシナンテに乗って、お散歩です。


私はお昼のお弁当を頼みに厨房に行きます。

「料理長いる~?。居ませんね、それでは帰ります・・・・」

ぱこん。


やわらかい物で頭をはたかれた様です。

『ここに居るだろうが、何たくらんでんだぁ?』

「あらま、白熊の置物かと思いましたわぁ。」


『食事の支度で忙しいだから、あとあと。』

「ちぇ。」


「今日は奥様とルビ様が御散歩いくから、

 お昼はサンドイッチの様なお弁当にして欲しいんだけど。」

『分った、お前なら、此処まで飛んで来れるから、急がないな。』


「良いけど何時頃ならいいの。」

『12時には出来ているぞ。』

「アイヨ、また来る」


『おーいお土産。』

「餞別くれなかった人にはお土産有りません。」

ぷいぷい。あからさまにお土産を要求する人は嫌いです。


みんな食堂に入ってきました。

私も「パトラ」の横に並びます。

小声で「食事の後すぐ出るの?」


『お茶してからよ』

私からOKの合図を送ります。


食事が終わって、奥様の部屋で、王都、分邸での様子を聞かれたので、

向うの料理ちょー、こっちの料理長とそっくりだった事や

お菓子を作った話をした所、食いつかれました。お菓子だけに。


次話:ロシナンテとピクニック--------

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ